【令和2年度】後期選抜 出願のようす

千葉県の高校入試
この記事は約4分で読めます。

 
 
 
 近隣の小中学校の卒業式・入学式が心配ななまはげおじさんです、こんにちは。さくら塾のブログへようこそ。
 
 
 

 後期選抜のお話です。後期選抜の説明倍率予想後期定員確定ときて今日は第4弾。昨日夜に県教委から後期選抜の出願についてデータの発表がありました。その特集記事です。
 
 
 

ベストテン

 まずは志願倍率の高い高校ベストテン。
 
 

 
 
 なんと木更津東が全県第7位にランクインし(てしまい)ました。この数字を見て悲鳴を上げている受験生もいることでしょう。ここについてはまた下でコメントを加えます。
 
 

 次は逆から。

 何らかの理由で受験生の集まらなかった高校。
 
 

 
 
 なぜか今年は工業関係の学科が大変な不人気になっています。昨年度涙を飲んだ元受験生は、あと1年遅く生まれたかった、なんてぼやいているかもしれません。

 工業科以外で目を引くのは、やはり船橋・理数科でしょう。千葉県理数科の頂点で、昨年度後期志願倍率は 2.88倍。そんな人気学科が、今年はまさかの志願者ゼロ。今朝の船高はかなりザワついているんじゃないでしょうか。ここ、前期選抜での不合格者が 31名いるのですが、みんなして回避してしまったようです。今日から2日間行われる志願変更で、はたして何人が船橋・普通科から変更してくるでしょうか。

 志願変更1名 → 倍率 1.00
 志願変更2名 → 倍率 2.00
 志願変更3名 → 倍率 3.00

 これはコワイ……。移るには勇気がいりますな。
 
 
 

第9学区のようす

 ここからは、いつものように第9学区の学校に県千葉・千葉東・幕張総合の3校を加えてチェックしていきます。なお、君津商業(前期不合格者9名)・木更津東家政科(前期不合格者20名)・袖ヶ浦情報コミュニケーション科(前期不合格者18名)の3学科は後期選抜を行いません。
 
 
 

 まずは全県平均倍率 1.30 を上回っている高校から。
 
 

 
 
 もうね、木更津東がダントツの人気ですよ。データをよく見ると、前期不合格者よりも後期志願者のほうが多いんです。そう、7名ほど増えちゃったんです。こいつはまいった。袖ヶ浦が回避組を多く出しました。32名。この中から木更津東に移ったのかもしれません。さて、志願変更でどれくらい減るでしょうか。もう祈るしかありませんな。
 
 
 

 志願倍率の予想が当たっていたか、答え合わせをしてみますか。どれどれ。
 

 県千葉 ×
  予想 2.10倍 → 正解 1.81倍

 千葉東 ◎
  予想 1.78倍 → 正解 1.80倍

 木更津 ◎
  予想 1.32倍 → 正解 1.36倍

 幕張総合 ○
  予想 1.89倍 → 正解 1.96倍
 

 あらら、県千葉が予想外に回避されましたな。ここは前期選抜では内申点を合否に使わないのですが、後期選抜ではそれが変わります。学力検査+内申点。うむ、内申点に自信がある人、ビッグチャンスですぞ。
 
 
 
 

 次。

 全県平均倍率を下回った高校。
 
 

 
 
 今年の君津は受験生が集まりませんなぁ。たしかに今年は隔年現象の「下がる年」ではありますが、それにしても元気がなさすぎる。底を抜けてしまった感じがします。次年度は「上がる年」になるのかちょっとあやしくなってきました。

 木更津理数科はもうちょっと動きがありそうです。1~2名ほど増えるかも。

 市原市の2校には、市原八幡から移ってくる受験生がいるはず。油断できませんぞ。
 
 
 
 

 最後は、定員を満たせていない高校です。
 
 

 
 
 立地を考えると、4校とも志願変更で大きく増えることは考えにくいです。おそらく定員割れのまま本番を迎えることになるでしょう。

 ただし、何度かこのブログでもふれていますが、千葉県は「定員割れ=全員合格」ではありません。昨年度の実例を。
 

 天羽
 後期定員 42
 受検者数 14
 合格者数 11

 上総・普通科
 後期定員 42
 受検者数 10
 合格者数  9

 君津青葉
 後期定員 73
 受検者数 24
 合格者数 19
 

 高校側は二次募集を行う覚悟があるからでしょう、バッサバサと不合格を出してきます。うわついた気持ちで受検してはいけません。千葉県の入試は厳しいですよ。万全の準備が必要です。
 
 
 
 
 

 以上、後期選抜、出願のようすについてでした。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。
 
 
 

この記事についてのコメント

タイトルとURLをコピーしました