【2019】公立上位校に合格するための前期選抜の攻め方【英語】

千葉県の高校入試
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 シリーズ第3弾です。
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【2019】公立上位校に合格するための前期選抜の攻め方【数学】
はーい、なまはげおじさんですよー。今日は前期選抜の数学、その攻め方について考えていきますよー。 得点のようすをチェック!   数学の得点分布はこちらのグラフです。     平均は 54.5点ですが、実はもっとも多いのは60点台です。 だいぶ...

得点のようすをチェック! 

 
 うわぁ・・・ひどい形のグラフですなぁ。
 こんなのこの教科でしか見られませんよ。
 


 ね? 英語のグラフ、ひどいでしょう?
 毎年なんですよ、コレ。

 もはやフタコブラクダですらありませんね。20点台から80点台までまんべんなく10%以上の受験生が散らばっています

 どうしてこんなに散らばりが生じてしまうのでしょうか。前期選抜の攻め方について考える前に、まずはこのおかしな形のグラフについてお話しします。
 
 

英語はなぜこんなに得点がバラけるのか

 まず結論を。
 それは、英語が積み上げ型の教科だからなのです。
 

 「積み上げ型の教科」という表現でみなさんが思い浮かべるのは、おそらく数学でしょう。たしかにその通り、数学は積み上げ型の教科です。

 「正の数・負の数」の計算ができなければ、「文字式の計算」の授業についてくることはできません。「文字式の計算」ができなければ、「方程式の解き方」はちんぷんかんぷんでしょう。「方程式の解き方」ができなければ、「連立方程式の解き方」も「二次方程式の解き方」も得点できるはずがありません。
 

 ・・・これ、実は英語もそうなのです。

 アルファベットが正確に書けないと英単語は覚えられませんし、英単語が覚えられなければ英文を書くことも読むこともできません。
 さらに、「This is dog.」ではなく 「This is a dog( my dog / the dog ).」としなければならないといった名詞を使う上での注意や、ひとつの英文に使ってよい動詞はひとつだけなど、いわゆる「英語のお約束」を身につけてから次の内容を積み重ねていかないと、テストで得点できないということです。

 しかし、覚えるべきことを覚えず、身につけるべきことを身につけないまま、何となく過ごしてきてしまった人が本当に多いようです。グラフはそれを浮き彫りにしています。
 

 ちなみに、理科や社会では、「質量保存の法則とかさっぱりだったけど、からだの学習から気合い入れよう」「時差の問題はダメだったけど、奈良時代の話は興味があるし頑張ろう」などという切り替えができます。テストの得点も比較的短期間で上昇させることが可能です。数学や英語では、すべての単元につながりがあるので、それが難しいのです。
 
 

1年1学期の内容、本当に身についていますか?

 英語というのは不思議なところのある教科でして、学校の授業にはついていけるのに、テストになるとなぜか得点が伸びない、なんて人をときどき見かけます。

 私の経験上、中学英語の得点が伸びない原因は、たいてい1年1学期の学習内容を身につけていないことにあります。

  1年1学期の内容は、 中学英語の根幹をなすことをギュッと学ぶので本当に大切なのですが、簡単だからなのかおろそかにしてしまう人(=丁寧に復習しなかった人)が非常に多いようです。そのため、しっかりと身につけることができないままどんどん新しい学習内容を積み上げていくことになり、テストになると崩されてしまうわけです。

 今回行われる1年1学期の期末テスト、英語は誰でも高得点がとれるでしょう。平均点も70~80点ほどになるはずです。しかし、これが2学期中間テストになると、平均が60点にすら届かなくなったりするのはよくあるケース。なぜそんなことが起きるかといえば、1年1学期の学習内容を理解したつもりでいるだけ、身についたつもりでいるだけ、だからなのです。
 

 塾には行かずに家で頑張るみなさんにアドバイスしたいのは、1年1学期の英語を軽んじてはいけないということです。甘く見ていると、秋が深まる頃には英語が苦手科目になってしまうことでしょう。くり返しになりますが、英語は積み上げ型の教科です。ねちっこく復習していくことをお勧めします。
 

 今回のグラフ、中学校の英語科の先生方はどのようにとらえていらっしゃるのでしょうか。フタコブラクダ型であればクラスを2つに分けて授業をするのが良さそうですが、ここまで崩壊してしまっているとねぇ・・・。なまはげおじさんだったらどうするか考えてみたのですが、いったいどのレベルの層に合わせて授業をすればよいのか見当もつきません。現場は相当に大変であることが推察されます。
 
 

上位校に合格するためには

 さて、本題に戻りましょう。
 公立上位校に合格するための前期選抜の攻め方です。
 

 
 90点台が7%もいますよ。ちょっと多すぎますよね。このデータが示しているとおり、千葉県の英語はあまり難しくないのです。グラフはアレなことになっていますけど。ですから、「これが千葉県の英語の攻め方だー」なんてものはありません。

 受験生のみなさんは、復習確認テストなどを通して出題形式に慣れていると思います。千葉県の英語は国語ほど独特ではありませんので、その意味でも特別な対策は不要でしょう。

 目標点は、県千葉・千葉東であれば90点台を、木更津・幕張総合であれば80点台をとりたいところです。君津も80点を目指したい。5校ともこの教科ではみな得点してきますし、おそらく合格者平均がそのあたりのはずですから。

 英単語と英文法の基礎をガッチガチに固めて、リスニングで落とさなければ、安定して80点台をとれるようになりますよ。1年1学期からコツコツ努力を積み上げてきた人にとっては、5教科の中でもっとも頼れる得点源になるはずです。

 大問6の英作文が苦手な人は、まずは知っているフレーズを増やすことから始めるのはどうでしょうか。具体的には、会話文(「NEW HORIZON」でいえば各 Unit の Part 2 Dialog や「Daily Scene」など)を中心に教科書本文を何度も音読して覚えるのです。

 具体例については、過去記事をご参照ください。

【英語教科書チャレンジ】進学塾ですが教科書をフル活用しています

 
 本番では、3時間目に行われる英語。

 時間に追われながらの国語、ディフェンス重視の数学で、たまりにたまったストレスを、ドカンと一気に解消するかのように、まさに攻めの気持ちで得点を重ねていきたいところですね。
 
 

以上、前期選抜・英語の特集記事でした。3年さくらっ子は期末テストが終わったら読み返してみてください。それでは今日はこのあたりで失礼します。

 
 
 
 続きはコチラ。
 

【2019】公立上位校に合格するための前期選抜の攻め方【理科】
こんにちは、君津のさくら塾、なまはげおじさんです。公立上位校を目指す人のための前期選抜の攻め方、理科編ですよ。   このシリーズの過去記事はこちら。  理科は4つの分野で構成されています  入試の話の前に、この教科について短く解説しておきま...

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