【R8入試】データでふり返る千葉県公立入試

千葉県の高校入試
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なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。

今日は、公立高校入試のお話です。  
 
 
 

5科計大きく上昇

現高1の代の千葉県公立入試のデータが、昨日、県教委のサイトにようやくアップされました。
神奈川県などは年度をまたがずに3月のうちに発表しています
千葉県もマークシート式を採用してるんですから、もっと早く結果をまとめられるはず

県教委のみなさんには頑張ってほしいですな

さて、どんな結果になったのか、さっそくチェックしてみましょう。
 
 
 

R8入試の平均点

こちらが公開された平均点についてのデータです。
 

 
R8入試の最大のトピックは、5科計が昨年度比で約20点上昇したこと。

特に、英語の易化(いか、と読みます)に驚かされました。

もう少しくわしく見てみましょう。
 
 
 

5科計の推移

過去6年分の5科計の推移です。
 

※R2までは前期後期制

 
新制度6年目の5科計は 281.9点

隔年現象でしょうか。

ということは、R9入試のグラフは下に行くことになりますが、はたして……???
 
 
 

各教科のようす

次は教科別の得点分布を見ていきましょう。

まずは、毎年ほとんど平均点が変わらない社会から。
 
 

 
 
「県教委は各教科の平均点が55点あたりになるように問題を作っている」と私は考えています。それ以上平均点が高すぎると上位校の合否判定が大変になりますし、低すぎるとその逆になってしまいますから。

平均60点は、ちょっと高すぎたかもしれません。上位校の受験生は、ほとんど80点以上だったかも。
 
 

難関校や人気校を目指すなら、高得点が必要です。

90点以上の割合を見てみましょう。
 
 

「6%」は目分量です

 
 
千葉県の社会は、ひねくれた出題はあまりありません。しっかり勉強すれば、高得点をゲットすることは十分可能。

実際、R8入試では、合計で約6%の受験生が90点以上を獲得できました。
 
 
 

次は理科
 
 

 
 
年度によって平均点の変動の激しいこの教科。R8入試は55点、これは県教委のイメージ通りだったのではないでしょうか。
入試翌日の理科・社会の分析はコチラ

それにしても、なんだかヘンなグラフです。社会に比べるといびつに見えますな。

グラフの形状から察するに、おそらく、

・上位層 カンタンだった
・中堅層 フツウだった
・下位層 ムズカシかった

という印象を抱いたのでは。
 
 

90点以上の割合です。
 
 

 
 
県船橋・県千葉・東葛飾の合格者の多くが、90点以上だったのではないでしょうか。
 
 
 

3教科めは数学
 
 

 
 
ユニークな形のグラフでしょう?

あんまり見かけないですよね、こんなの。

上位層は振るわず、中堅層はいつも通りで、下位層はやらかしちゃった……といった感じでしょうか。
 
 

90点以上の割合はこうなりました。
 
 

 
 
うん、これはしょうがない。

・大問3(3)-正答率 0.7% / 5点
・大問4(6)-正答率 1.8% / 3点

92点満点みたいなもんでしたから。
入試翌日の国語・数学・英語の分析はコチラ
 

現中3生の入試でも、難問が出題されるのでしょうか。
 
 
 

国語
 
 

 
 
なんと美しい正規分布、ほぼ左右対称です。うっとりしますね(しない)。

ぜひこのあとに掲載する英語と比べてみてください。
 
 

90点以上のようすです。
 
 

 
 
目分量でおおよそ 0.1%としましたが、国語だけは90点以上とれた受験生がほぼいなかったようです。

理由はみなさんおわかりですね。

このブログでも何度も取り上げている通り、時間が足りないから。

・漢字や国文法など基礎知識
・説明的文章読解
・文学的文章読解
・古文
・200字作文  ← ???
・聞き取り検査 ← ???

盛り込みすぎなんですよ、千葉県の国語は。
ビジホの朝食バイキングみたい
 

しかし、それもR8入試でおしまいです。

現中3生のR9入試から、「聞き取り検査」がなくなるんです。ヤッター

時間にして約6分間ほどが、受験生に返されるのです。

ようやく他県の入試問題の形式に近づいてきました。次はぜひ200字作文もなくしましょう、採点する高校の先生方も賛成してくださるはず笑
 
 
 

最後は、英語です。

見てくださいこのグラフを。
 
 

 
40点と90点、2カ所にコブがありますな。

フタコブラクダ型のグラフです。

こんな形になるのは、英語だけですよ。
 

「中学入学時点で、英語が得意なグループと、苦手なグループとに、はっきり分かれている」「学年が上がるにつれて、2つのグループの差が大きく開いていく」と以前このブログで書きました。

ここ数年、その傾向が強まってきているように感じています。中学校の英語の先生方にご意見をうかがってみたいところ。
 
 

90点以上とれた人もたくさんいたようです。
 
 

 
 
うわぁ。およそ15%はさすがに多すぎませんかね。最上位校の受験生のほとんどが90点以上だったということですからね。これじゃぁ差がつかないので、入試問題としてはイマイチです。

出題の傾向が変わって面食らった人もいたはずなのにね。んー、この教科の問題作成は、本当に難しい。

他県では、大問を倍くらい用意して、「上位校の受験生は大問1・6・7・8・9を、それ以外の受験生は大問1・2・3・4・5をやること」なんて方法もありますが。

そろそろ県教委は英語の問題に大きく手を入れないとマズいんじゃないでしょうか。
 
 
 

5教科合計点

最後に5科計です。
 
 

 
 
400~まではそれなりの割合の受験生がいるんですが、その先が急にいなくなってますね。

拡大してみます。
 
 

 
 
復習確認テストなどの模試でいつも高得点を連発している人でも、入試本番で450点以上とるのは非常に難しいのが現実である、このことを知っておいてください。
 

上位校や最上位校の2日目第3教科『学校設定検査』では(面接や作文などですね)、あまり大きな違いは出ません。「検査」では差はつかないんです。
 

そもそも公立入試は、基礎学力が近しい人たちが集まって行うので、テストの点も狭い範囲に集中するものです(今回特集したR8入試のような上位層が得点しやすい問題が出たときは、あなただけでなく周りもみな高得点になりがち)。
 

『学校設定検査』でもテストでも差がつかない「超」がつくような大接戦で、合否を分けたのはわずか数点差の『内申点』だった、なんてことも起こりえます。

『5段階評定』を軽んじている人はいませんか。

それは大間違いだと思いますよ。

定期テストだけでなく、学校の授業や提出物も、全力で取り組んでくださいね。

あとになって悔やむことのないように、ね。
 
 
 

はい、まとめ。 

・450点以上はなかなかとれるものじゃない
・平均点が高くなった場合、最上位校は5教科のテストで差がつかず、内申点勝負になる可能性がある
 定期テストや学校の授業や提出物で手を抜いてはいけない
・R9入試は、国語が大きく変わる

 
 
 
 
 
以上、千葉県公立入試のデータ特集でした。県教委のデータはコチラ

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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