【2019】公立上位校に合格するための前期選抜の攻め方【理科】

千葉県の高校入試
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こんにちは、君津のさくら塾、なまはげおじさんです。公立上位校を目指す人のための前期選抜の攻め方、理科編ですよ。

 
 このシリーズの過去記事はこちら。
 

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理科は4つの分野で構成されています

 入試の話の前に、この教科について短く解説しておきますね。

 理科は、各学年ごとに、物理・化学・生物・地学の4分野をひとつずつ学んでいきます。表にまとめるとこんな感じになります。
 

 3年生のみ、教科書の最後に「地球と明るい未来のために」という4分野にまたがるものがありますが、これは授業ではあまり扱っていないようです。入試でも出題されることはあまりありません。

 前期選抜では、物理・化学・生物・地学の4分野それぞれから、大問が2題ずつ出題されます。各分野25点満点です。
 別の言い方をしますと、物理分野のみ3題出題されるようなことはないということです。「身近な物理現象(光・音・力)」と「電流とその利用」が出題されるなら、「運動とエネルギー」は大問では出題されないわけですね。
 

 2019年2月に行われた、H31前期選抜で出題された単元がこちらです。

  大問1 小問集合
  大問2 天気の変化      (2年地学)
  大問3 電流         (2年物理)
  大問4 酸・アルカリとイオン (3年化学)
  大問5 植物の体のつくりと働き(1年生物)
  大問6 力と圧力       (1年物理)
  大問7 化学変化と物質の質量 (2年化学)
  大問8 遺伝の規則性と遺伝子 (3年生物)
  大問9 太陽系と恒星     (3年地学)

 大問1の小問集合とは、大問2から9までに選ばれなかった単元から、一問一答形式で4題出題されるものです。

 例年どおり、物理・化学・生物・地学の4分野それぞれから大問2題ずつ の構成になっています。これは令和2年度入試でも同じつくりになるでしょう。
 

得点のようすをチェック! 

 県教委が公表した、前期選抜の理科の得点分布グラフです。
 

 
 事実① 平均点は 60.6
 事実② 最多得点帯は 70点台

 2つの事実からいえること → 千葉県の理科は得点しやすい

 実際、基礎の定着を問う出題がかなり多いのが特徴です。公立上位校を狙うなら、この教科での取りこぼしは許されません。
 

 どのくらい多くの受験生が高得点をとれているでしょうか。
 目分量でチェックします。
 

 
 90点台が6%、80点台が14%。
 合計すると、80点以上がなんと20%もいます。5人に1人ですよ。県千葉・千葉東・木更津・幕張総合の合格者は、みな80点以上は得点していると考えるべきでしょう。理科が得意なら、ぜひ90点台を狙いたいところです。
 
 

各小問の正答率をチェック! 

 県教委発表のデータをグラフにしました。
 正答率が50%を切ったものはオレンジで、30%を切ったら赤系で着色しています。
 

 
 数学では正答率が10%を割り込むような難問が3問ありました。その中には正答率0.2%などという超難問も混じっていましたよね(興味のある方は上にリンクが張ってあるので、数学の特集記事をご覧ください)。
 しかし、このグラフが示しているとおり、理科には正答率が10%に届かないような問題は出題されていません。平和。

 それにしてもオレンジ問題が多いですねぇ。正答率30~50%のいわゆる差がつく問題、理科は7問もあるんですか。オレンジ問題だけで何点ぶんあるんでしょう。なまはげおじさん、がんばって数えてみましたよ。
 

 
 オレンジ問題7問で23点!
 やっぱり多い!

 みんなが得点できない赤系問題を3問ともパスしたとしても、それ以外のすべての問題に正答できたら93点ですよ。公立上位校を目指す受験生のみなさん、本番での80点台は無茶でもなんでもなく、現実的な目標であることがおわかりいただけたでしょうか。

 この教科も、オレンジ問題でいかに得点できるかが勝負になりそうです。
 
 

前期選抜の理科の攻め方

 理科は4つの分野に分かれていることもあり、復習しやすいですし、比較的短期間での成長が期待できる教科です。1学期期末テストが終わってから、計画的に1・2年内容の復習に取り組むのもよいでしょう。夏休み明けの復習確認テストでの飛躍を目指すのです。

 特にオススメしたいのは、2年化学「質量保存の法則」の復習です。上のグラフでは、大問7にあたります。大問7(2)①はグラフをかく問題なのですが、実は基礎問題です。
 

 
 しかし、その正答率は非常に低い上に、得点は4点もあるのです。まさにライバルに差をつけることのできる単元だと思いませんか。 ファイトォー
 
 

以上、前期選抜の理科の特集記事でした。それでは今日はこのあたりで失礼します

 
 
 
 続きはコチラ。
 

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