なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は令和6年度の千葉県公立高校入試のデータ特集です。
今年度の入試の傾向は?
千葉県教育研究会の進路指導研究部会が、公立高校の進路志望状況調査の集計結果を発表しました。
集計は本当に大変だったと思います。進路指導研究部会の先生方、今年もありがとうございます。
※県教委が発表したデータではありません
全日制の募集人員30680人(前年比280人減)に対して、総志望者数は34755人(前年比369人減)とのこと。倍率にして1.13倍、昨年と同じです。
概況はそんなところかな。
それではさっそくデータを見ていきましょう。情報量が多いので、絞ってチェックしていきます。
都市部と郡部
千葉県公立入試は、
都市部は倍率が高い
人気校だけに人が集まる
という傾向がずっと続いていますが、今年はどうでしょうか。
9つの学区の一番手校のようすをまとめました。
「都市部」に該当するのは、第1・2・3学区(第4学区も?)、「郡部」が第5・6・7・8・9学区です。それぞれの学区でもっとも人気を集める一番手校といっても、倍率が全然違うでしょう?
こうした倍率と、大学現役進学実績は、少なからず相関がありそうです。特集ページはコチラ。
内房エリアの上位校
次は、内房エリア上位校のようすです。
県千葉、志望者が少ないですねぇ。超高倍率の県船橋から移ってくる人もいるでしょうが、それ以上に抜ける方が多いので、実際の出願者はさらに減るでしょう。
千葉東は県千葉と歩調を合わせるかのように、2年連続の減。こうなると次年度(=現2年生の代)の反動が怖いですなぁ。
木更津普通科、こちらは去年のゆるやかな入試の反動がきました。いやぁ、ビックリしました。これは集まりすぎでしょう。
理数科は普通科と「くくり募集」にすべきだと思うんですよ。すると、320の募集枠に対して、446人の志望者、志望倍率が1.39倍。そろそろ本気で検討しないとマズいのでは。
幕総総合学科は例年どおり。新制度に変わってから、これで3年連続1200人オーバーです。すさまじい人気ぶり。
君津普通科、今年は 割 れ ま せ ん で し た 。地元民の1人として胸をなでおろしております。
第9学区のようす
第9学区の公立高校に、県千葉・千葉東・幕張総合の人気3校を加えてまとめてみました。
全日制平均が 1.13倍なので、
①1.13よりも高い学校
②低い学校
③1.00倍を割っている学校
の3グループに分けました。
まずは人気グループ。
今年度は大きなサプライズはありません。
袖高に人気回復の兆しが見られるのは、地元民としてはうれしいところ(志望者にとっては困ったところ)。
2つめのグループ、全県平均より倍率は低いが定員割れはしなかったところです。
昨年度は1.00倍を割り込んでいた3校4学科、今年は受検生が集まってくれそうです。
君津園芸科、今年は静かに人気を集めているようです。今回の発表で数字を確認した受検生、どういう動きをするでしょうか。このままステイか、よそに移るか。
袖ヶ浦情報コミュニケーション科は、普通科から移ってくる人がどれくらい出るかで、これからの倍率が動きそうです。
最後は、現時点で1.00倍を割り込んでいるグループです。
ランキング20学科のうち、県千葉・千葉東・幕総総合学科を抜くと、第9学区には17学科。
そのうち10学科が定員割れです。
正確には、定員割れの見込み大
千葉県の郡部は、多くの学校学科が定員割れを起こしています。県教委の公立高校改革、待ったなしです。
市原市の公立高校、5校6学科19クラスの募集枠は、ちょっと多すぎるのかもしれませんね。受検生がバラけてしまっていますもん。1クラスないし2クラス程度削った方がよさそうです。
木更津東、今年は両学科ともに苦しい。なぜこうなった。
君津商業はここ3年ずっと低空飛行です。どうして1クラス募集減としないのか。定員割れが続いてしまうと、学校のブランドが低下して、勉強に前向きな生徒から敬遠されるようになってしまうのに。
さて、出願です。
上位校ではすでに始まっていますし、多くの学校ではこれから受付ですね。
この進路志望状況調査と、実際の出願者数にどの程度の違いが出るか気になる人は、昨年度の特集ページでご確認ください。
受験生のみなさんへ。
あまりこうしたデータに惑わされないようにしてくださいね。
なぜその高校を受験したいのか、
その気持ちと向き合って、受験校を決定してください。
何か聞きたいことのあるさくらっ子&保護者のみなさまは、いつものようにLINEを。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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