【再】【県立高校改革推進プラン】⑥『第1次実施プログラム案』発表!

千葉県の高校入試
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なんということでしょう、7月もすでに中旬になっているというのに、県教委から公立入試についての情報開示がまったくありません。

そこで今日は、昨年アップした過去記事をリライトすることにします。本当はこの公立高校合併について、何らかのアナウンスが入るはずだったんだけどなぁ……。
 
 
 


 
 
 
こんにちは、なまはげおじさんです。

君津のさくら塾のブログへようこそ。

県立高校の改革についてのお話です。
 
 
 

具体案発表!

現在、県教委は『県立高校改革推進プラン』を進めています。2022年(=令和4年)は、実は改革実施の初年度なのです。具体的な動きはないですけど。
 

このブログでは、これまでに5回、『県立高校改革推進プラン』を特集してきました。

中学生が減っている

第2の幕総ができます

この4つを重視するぞ

理数科にメスが入る?

10校が統合される?
 

今日は第6弾、2022年7月20日に県教委が公開した『第1次実施プログラム(案)』を特集します。
 
 
 

魅力ある県立高校づくりの推進

まずは新設されるコースから。
 

千葉県立高校における コース とは、「普通科に在籍したままで、夏休みなどにプラスアルファで特別なことを学ぶ」というイメージです。

かなり多いので、箇条書きで淡々といきますね。

なお、丸数字は学区を表します。
例;①→第1学区(=千葉市)
 

●教員基礎コースの設置
②国府台  R6設置
⑥成東   R6設置
⑦大多喜  R6設置

●保育基礎コースの設置
③鎌ヶ谷西 R6設置
①土気   R7設置

●医療コースの設置
⑤小見川  R6設置

●農業経営者育成に関するコースの設置
②茂原樟陽 R6設置

●起業家経営者育成に関するコースの設置
①千葉商業 R6設置

●観光に関するコースの設置
⑦一宮商業 R6設置

●福祉コースの設置
②船橋豊富 R5設置

●先端ITコース(仮)の設置
袖ヶ浦  R6設置
 

R6設置とは、令和6年度4月にできる、ということです。現在中3のみなさんは、受験するときにそのコースを志望することができる予定。
 
 
 

ここからは、コースではないもの。
 

●グローバルスクールの設置
②松戸国際 R6設置
※海外の大学への進学を指導
 留学しやすい環境を整える

●コンソーシアムの設置
②松戸向陽 R6設置
※福祉教育の拠点校に

●理数教育の拠点校に
②県船橋  R6設置

●総合学科の設置
⑤匝瑳   R6設置

●地域連携アクティブスクールに
②行徳   R6設置
市原   R6設置

●通信制協力校に指定
⑤銚子商業 R6設置
 

それぞれ具体的にどんな教育をするのかは、下にリンクを張っておきますので県教委の資料をご覧ください。

注目したいのは、ここまでに紹介した高校は存続を前提としてテコ入れされる、ということです。つまり、合併対象ではない

第9学区でいえば、毎年派手に定員割れを起こしている市原。その立地も理由なのでしょう、地域連携アクティブスクールとして存続が決定しました。
パチパチー、パチパチー
 
 
 

県立高校の適正規模・適正配置

この改革では、

都市部 → 学年6クラス
郡部  → 学年4クラス

を最小基準にするとのこと。

現在、学年3クラスが最小構成ですが、これではいくらなんでも生徒が少なすぎるぞ、と県教委は考えているようです。
 

そこで、公立高校どうしの合併を進めて、1つの高校に在籍する生徒数を増やすことを検討しています。

先日お伝えしたとおり、県教委は10組程度の合併を予定しています。
 

県教委の発表した資料には、最後に次の表が掲載されています。
 

 
これらのことから、表に掲載されている高校が合併の対象校である、とも読みとれるわけです。
 

第9学区では、

木更津東
市原
姉崎
天羽
君津青葉
京葉
市原緑

の7校が載っています。
 

ただし、郡部については特別に『地域連携協定校』という救済策をつくってくれるようです。
 

『地域連携協働校』
 統合により通学が著しく困難となる地域であり、かつ地元からの進学率が高い高校

 
この救済策を見つけたとき、真っ先に君津青葉が思い浮かびました。この学校がなくなってしまうと、久留里周辺など君津市東部の人にとってはかなり困るはずですもん。 

どこにもそんなことは書いていませんが、君津青葉が『地域連携協定校』になるとして、ここまでわかったことや希少性について書きこむと……
 

木更津東 県南唯一の女子高
市原   地域連携アクティブスクール
姉崎
天羽   地域連携アクティブスクール
君津青葉 地域連携協定校
京葉
市原緑

 
ということで、第9学区の合併対象校は、

姉崎
京葉
市原緑

この市原市の3校ではないか、と私は推理します。2校がくっつくかもしれませんし、ひょっとしたら3校まとめてということもあるかもしれません。
 

お隣の第1学区については、京葉工業千葉工業の合併はあるかも。両校とも、ここのところ定員割れが続いていましたから。

第2学区の市川工業も載っています。県内に県立の工業高校が多すぎるのかもしれません。
 
 

おそらくですが、統合される高校は、22年度のうちに発表されるのではないでしょうか。23年7月現在、まったくアナウンスがありません。県教委は採点ミス問題にかかりきりなのかも。
 
 
 
 
 

以上、県立高校改革の特集第6弾でした。

県教委の公開したプログラム(案)はコチラ

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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