八重原地区小学校の統廃合、あれはいったいどうなった?

ローカルなお話
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なまはげおじさんです、こんにちは。

君津のさくら塾のブログへようこそ。

今日は君津市民向けのお話です。
 
 
 

おつかれさまでした

君津市民のみなさま、すっかりお忘れかもしれませんが、実は現在、市内の小学校を対象にした学校再編の真っ最中なんです。

君津市学校再編第2次実施プログラムを終えて、今は第3次。八重原エリアが舞台になっております。
 

そういえば

やってたわね

 
思い出してくださいましたか。
 

今月11日、市の学校再編推進課から、新たな発表がありましたよ。
 
 

まずはおさらい。
 

第3次実施プログラム対象である八重原地区の小学校は、八重原小北子安小外箕輪小が適正規模を満たしていない状況です。また、八重原地区は、これまで分離開校を繰り返してきた地区であり、各学校の立地上、単なる統合だけでなく、既存学区の抜本的な見直しも考えられることから、隣接学区の南子安小も含めた八重原地区全体を再編の対象としております。

八重原地区通学区域見直しに関する学校関係者協議会を開催しました!(2021/12)より抜粋

 
八重原エリアの4つの小学校、

・八重原小
・北子安小
・外箕輪小
・南子安小

をどのように合併させるべきか、というのが第3次の焦点でした。各校の位置はコチラ。
 

令和3年10月実施の第3回協議会の資料より抜粋

 
通りの激しい国道がありまして(大きなトラックなどがビュンビュン走り抜けるんですよね)、この存在が学校再編を阻んできたのです。
くわしくは、『君津市学校再編プログラム、舞台は八重原地区へ』という特集記事をご覧ください。
 
 

時間をかけて議論を重ねてきた学校再編推進課ですが、11日に市民に出したメッセージは……
 

八重原地区の再編について、様々なパターンを検討した結果、安定的に適正規模を満たすことは困難であるという結論に至り、次実施プログラムの検討を終了し、従来どおりの学校配置を維持することとしました。

 
なんと、第3次実施プログラムの検討終了、すなわち八重原地区4校の学校再編の中止を発表したのです。

いやぁビックリしました。これまで、久留里地区や小糸地区や周西地区の小学校をバンバン合併させてきたので、八重原地区もきっとやりきるものかと思っていたんですが、……そうですか、ギブアップしましたか。
 

小学校で学年1クラスのみだと、クラス替えができないという大きなデメリットがあります(2クラスないと運動会が盛り上がらないなんてのは正直どうでもよろしい)。クラス替えがないと、友人関係を一度しくじってしまったら卒業までそれを引きずることになるんです。実際、この地域には友人関係に悩む小学生が少なくないようです。

ですから、私は八重原地区の学校再編に賛成でしたし応援もしていました(心の中で声援を送るだけですけどね)。
 

しかし、学校再編推進課が都度発表してくれていた資料には、

「八重原地区は難しいぞ」
「こいつは前途多難だぞ」
「誰かダンプ通りをどうにかしてくれ」

という嘆きが赤裸々に掲載されており(勝手に私がそう感じていただけかもしれませんが笑)、いったいどうなるんだろうと気をもんでおりました。
 

八重原地区の学校再編は、残念ながら中止になりました。これでいったんこの話題はおしまいになります。市民の関心も薄れてしまうでしょう。

再び「このままじゃイカンぞ」「子どもがかわいそうだぞ」「移住者がこの土地を選んでくれないぞ」なんて声が出てきて、あらためて行政が動き出すのは、10年後くらいでしょうか。もっとかかるのかなぁ。
 
 

何はともあれ、学校再編推進課のみなさま、長い間おつかれさまでした。

君津市の発表はコチラでご確認ください。
 
 
 
 
 

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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