なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日も公立入試のお話です。
問われる守備力
ダラダラと長くなるのも良くないので、気になる問題を中心にテンポよくいきますよ。
国語
大問四;説明的文章
この大問は難しかった。公立入試・初日のガッチガチに緊張した中で、始まってすぐにこれを解かされるのは最上位校の受検生でもキツかったのでは。(5)-(b)、1問6点はひどいですって。ここをうまく乗り越えられた人は、90点台に乗せられてるかも。
大問五;文学的文章
時代ものだが、中学生にも読みやすい場面。大問四の後にやると、ひどく簡単に感じる。(1)から(5)までは全問正解を狙えたのでは。(6)-(a)-Ⅰ,(6)-(b)の2問は、公立高校の国語科の先生方がどう採点基準を設定するかによって、正答率が大きく変わりそう。
大問六;古文
2年連続で、大意のつかみやすい出題。この大問で得点をかせげた人も多いはず。(5)-(b)は難しい。場面のイメージはできるけど、それを言葉で表現しようとするとシャーペンが動かなくなった人もいたのでは。
大問七;作文
書きにくいお題ではない。時間に追われていなければ、それなりの部分点が期待できる出題。
全体は以下のとおり。
青問題はぜひ得点したい基礎問題。ノーミスでいけたら58点。聞き取り検査が満点なら、これだけで66点。昨年度より平均点はやや上がるか。
緑は得点できたら差がつく問題で、赤はやや難しい。
数学
大問1;小問集合
驚くほど簡単になった。数えるのに時間がかかるような煩わしい問題はないし、凶悪な立体問題もなくなっている。(7)作図、昨年度は配点が6点だったが、今年は3点に下げられ、難易度もマイルドに。あっという間に解き終わって拍子抜けした人もいたのでは。
大問2;関数
受検生の多くが「どこかで見たぞコレ」と思ったであろう典型問題。類題を解いたことのある人、多かったのでは。こんな感じかな。
大問3;平面図形
(2)証明は、4点E,B,C,Dが同一円周上にあることから、∠EBF=∠ECAとやるとラク。(3)は難問、数学全体の中で最も得点しづらかったのでは。しかし、難しい問題が複数あった昨年度とは違い、10分以上この問題を考えることができた人もいたはずなので、正答率はそれなりにあると予想。3%前後。
この後は、相似比と面積比から攻めるもよし、FE,BEの長さを求めるもよし。
大問4;融合問題
規則性の問題が消えた。なんでや。(3)を解いてる途中で、ついいつもの調子で「n+5が6の倍数になればよい」なんて考えてしまったが、それ以前の段階で答えは出ていた。つまんない。
全体は以下のとおり。
青問題はぜひ得点したい基礎問題。ノーミスでいけたら66点。
緑は得点できたら差がつく問題で、赤は得意な人が時間に余裕があれば挑戦すべきもの。
英語
大問4;リスニング
3年ほど続けて出題されていた英単語の聞き取りがなくなった。これ、来年度もこうなるのかな。
大問6;英作文
毎年形式が変化し続けているこの大問。昨年度は4コママンガのセリフ穴埋めだったが、今年は2コママンガを2問に分割してきた。昨年度より簡単か。
大問7;資料の読みとり
出題形式は昨年度と変わらず。しかし、使われている単語はレベルアップしている。とはいえ、大意がつかめなくなるほどではない。
全体は以下のとおり。
青問題が45点。これにリスニングの点数を加えるだけで70点に届く。
昨年度に比べれば平均点は上がるだろう。最上位校では90点台が多くいるのでは。
初日3教科の合計点で考えると、昨年度より得点しやすかった印象。特に最上位校ではほとんど差がつかなかったのでは。
2日めの理科・社会はどうなる?
問題を確認したいあなた、私は千葉日報のサイトにお世話になりましたよ。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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