【令和5年度入試】現高1の内申点が発表されているので君津市の中学校をチェック!

千葉県の高校入試
この記事は約5分で読めます。

   
 
 
なまはげおじさんです、こんにちは。

君津のさくら塾のブログへようこそ。

今日は君津市内の中学生向け。
 
 
 

各中学校ごとの内申点

県教委が新たな入試データを開示した……のですが、開示日が7月3日となってます。あれれ、おっかしいなぁ、その頃毎日チェックしてたのにこんなデータなかったぞぉ(CV;高山みなみ)。

開示されたのは、中学校別の調査書の「評定」、いわゆる内申点です。教科ごとに、「5」が何人いて、「4」は何人で、という数字が並んでいるデータです。ただし、第3学年のものだけ。
 

教科書が改訂された初年度、どのような傾向があるのか、さっそくデータを見ていきましょう。
 
 
 

君津市内の中学校のデータ

君津市の公立中は7校。

すべて掲載します。
 
 

 
市内最大の170名の中3生を抱えていた君中。学年5クラスかな。

評定ですが、美術と保健体育の2教科で、学年の半数以上が「5」または「4」になっています。絵を描いたり運動したりするのが好きな学年だったのかな。
 
 
 

 
丘の上にある周西中、まず目を引くのは国語でしょう。学年の半数以上が「5」または「4」になっていますが(この教科では珍しいこと)、なんとこれで2年連続なんです。何かスペシャルな取組の成果なんでしょうか。

……美術? んー、ちょっとわかんないですねぇ笑
 
 
 

 
周南中は今年も辛めです。特に美術は毎年激辛になってます。なんでだろ。

よく見ると、「4」より「5」の人数が多いという謎の逆転現象が起きている教科が6教科もあり、いろいろな意味で異彩を放っています。
 
 
 

 
周東中、すごいデータになってます。いったい何があったんでしょうか、技術家庭科。「5」が一人もいません(昨年度は5名)。

こんなの初めて見ました。手先がぶきっちょな人が多かったのでしょうか。
 
 
 

 
上総小櫃中、ひょっとして先生方の入れ替わりが激しかったんでしょうか。どの教科も大きく傾向が変わっています。

全体的には辛めになった印象です。
 
 
 

 
周西南中、2年連続で市内唯一の学年平均3ケタ達成です。3年連続で平均値の最高点、おめでとうございます。

社会と体育で学年の40%以上に「5」がついていますね、すごーい笑
 
 
 

 
八重原中と言えば音楽科です。去年は学年の半数以上に「5」がついていて大変驚かされたのを覚えているのですが、何と2年連続で達成しています。うふふふ。

『算式1』があった時代では考えられないデータですね。
※『算式1』……95を基準値として、評定の学年平均がそれより高い中学校はその分受験生の評定合計値から減点され、学年平均がそれより低い中学校はその分受験生の評定合計値に加点される制度
地域ごとに評定の偏りがあったために採用されたが、令和3年度入試から廃止された

 
 
 

千葉県全体のデータ

県内公立中学校及び義務教育学校(365校)から提出された学習成績分布表を、1つの表にまとめた資料が公開されています。

科目別の全県平均、コチラです。
 

 
このデータをもとに、各教科の評定の平均値を求めてみます。

例えば、国語なら、

 5×21.8%+4×23.0%+3×43.5%+2×8.2%+1×3.4%

と計算すると、3.513 と出てきます。国語の全県平均はおおよそ 3.51 と言えるわけです。

全教科をまとめるとコチラ。
 
 

 
 
このブログで何度もふれてきたことですが、もう一度言いますね。

評定「3」は平均ではありません。データを見れば一目瞭然。平均はおおよそ「3.5」なのです。

ピンと来ないなら、通知表で例えましょうか。通知表の「3」は「普通の位置にいる」という意味ではないのです。全体の下半分にいることを示しているのです。
 

三学期制の人は、自分の成績を思い出してみましょう。二学期制の人は、来月渡される通知表をしっかりと見ること。「3」はマズいですよ! 何とかして取り返さなくちゃ!
 
 
 

評定は甘くなったのか

令和3年度入試から『算式1』が廃止され、現在は、各中学校の教科担任の先生がつけた点数が、そのまま入試の合否判定の場で使われています。

評定はどうしても中学校間の格差が生じてしまいますが(君津市内でもかなり違いがありましたね)、それを県教委が調整することはもうしていないのです。
 

つまり、中学校の先生が、
 

教科担任
教科担任

私の教科で「5」ばかりつけちゃうと、入試で苦戦させちゃうかもしれない

 
と悩むことがなくなったのです。
 

すると必然、評定が甘くなるのでは……?
 

実際、過去のデータから、評定平均値が上昇していることが確認されています。昨年、特集記事を書いて紹介しました。
 
 
 

入試のシステムが変更されて3年目、教科書が新しくなった初年度。傾向はそのままだったのか、チェックしてみましょう。
 

君津市7校のデータです。

グラフです。
 
 

 
 
下がったところもありますが、君津市では評定は甘めになったという傾向は続いている、と言えるでしょう。 周南中はどうしちゃったの?
 

君津市内の中学生のみなさん、センパイたちの時代に比べれば、ずっと「5」や「4」は取りやすくなっていますよ。

毎日の授業を大切にしてね。

それがあなたの未来をさらに明るいものにしてくれるから。
 
 
 
 
 

以上、調査書の評定についてのお話でした。

県教委が開示したデータはコチラ

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

この記事についてのコメント

タイトルとURLをコピーしました