なまはげおじさんです、こんにちは。
さくら塾のブログへようこそ。
今日は、入試の記述問題についての特集です。
記述問題について
千葉県公立入試では、国語の作文だけでなく、どの教科にも記述問題があります。
記述問題が苦手な人?
はーい
はーい
うむ、結構多いんですよね。
大丈夫、そんなに難しいことが求められているわけじゃないんだよ
千葉県公立入試の記述問題、実際に解いてみましょう。
実際の入試問題は?
記述問題の具体例として今日扱うのは、令和2年度(現高1)千葉県公立入試前期選抜、社会の大問2(3)です。
この問題は、下の画像だけで十分解答できるものです。
それでは解いてみましょう。
①指定された語で短文を作る
ことばの指定がありますね。
今回は2語です。
「2語だから、おそらく2文必要なのだろう」と考えるのがコツです(例外もあります)。
さっそく2文作ってみましょう。
・移動時間 → 移動時間が短くなった
・活発 → 人の行き来や物流が活発になった
②接続語でつなぐ
次は、これらを接続語を用いてつなぎましょう。今回は接続助詞でこうしてみます。
・移動時間が短くなり、人の行き来や物流が活発になった
③空欄に合うよう語尾の調整
さらに、空欄に違和感なく合うように、語尾を調整しましょう。
今回は「~になりました」にスムーズにつながればOKですね。こんな感じでしょうか。
・移動時間が短くなり、人の行き来や物流が活発
④字数指定に沿って整える
最後に、字数指定に沿うように整えます。
今回は20字以内という指定ですが、数えてみると21字もあります。いけません、これではオーバーしています。
・移動時間が短くなり、人の行き来や物流が活発
さて困りましたよ。たった1字縮めるだけですが、単純に何かを削るのは無理そうです。
こういうときは、言い換えです。
ほぼ同じ意味で別の表現の単語に言い換えてしまいましょう。
今回はそうだなぁ……「行き来」を言い換えるのがよさそうです。ほぼ同じ意味で、2語の別の単語に変更しましょう。例えば、「往来」とか、「移動」などが思い当たりますね。
・移動時間が短くなり、人の移動や物流が活発
これでぴったり20字、完成です。
県教委発表の正答は……
うむ、これならどこの高校でもマルがもらえるでしょう。
公立入試の記述問題
まとめるとこうなります。
・指定語の数だけ短文を作る
・それらを接続語でつなぐ
・語尾を出題文につながるように調整する
・指定字数以内に整える(言い換え)
ね? それほど難しいものではないでしょう?
がんばろうね、受験生!
以上、記述問題についてのお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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