2021年から英語が「超」難化します

なまはげコラム

 
 
 
 なまはげおじさんです、こんにちは。

 さくら塾のブログへようこそ。

 今日のお話は、2021年・・・つまり来年新しくなる英語の教科書について。まぁ、ビックリするくらい難しくなるんですよ。
 
 
 

2021年から英語が「超」難化します

 教科書は4年に一度改訂があり、12年に一度大きな改訂をしています。2021年に中学校の教科書がすべて新しくなりますが、これがまさに大改訂の年です。

 来年、中学校の学習指導要領が新しくなるのです。
 
 

学習指導要領が変わる

 中学校では、来年2021年から、学習指導要領が変わります。

 学習指導要領とは文部科学省が定めるもので、教育現場ではこのような目的でこのような学習を指導してね、といういわば指導の大枠です。授業もテストも入試も教科書作成も、みんな学習指導要領を下敷きにして運営されています。
 

 さて、新学習指導要領でもっとも注目されているのが、英語です。短くまとめました。

ア.4技能5領域に
  聞くこと・読むこと・書くこと・話すこと(やり取り)話すこと(発表)
イ.授業
  原則、授業はすべて英語で行うことに
ウ.英文法
  「仮定法」の基礎/「原形不定詞」/「現在完了進行形」/などを追加
エ.英単語
  3年間で扱う英単語は1600~1800語に (現行1200語)

 「学校の英語の授業は意味がない」なんてもう絶対に言わせないぞ、という文科省の荒い鼻息が聞こえてきそうですな。今やれることを詰め込めるだけ詰め込んでみた、そんな「熱」を感じます。中学英語の授業そのものを根底から変えるつもりのようです。なにせ説明も指示もすべてを英語でこなすという ALL ENGLISH になるわけですし。

 この学習指導要領について、英語指導のプロの中には「ここ30年でもっとも大きな変化になる」とおっしゃっている方もいるくらいです。
 
 
 

教科書も変わる

 学習指導要領が新しくなるのに合わせて教科書は改訂されます。

 もうね、ガラッと変わりますよ。
 

 各教科書会社の公式サイトには、来年4月からの年間指導計画が掲載されています。全国の中学校の先生方に、どうぞ参考になさってくださいね、という資料です。・・・まぁ私もこっそりのぞいてしまったんですけどね(笑)。

 君津・木更津・富津・袖ヶ浦の4市の中学校が採用している NEW HORIZON (東京書籍)。同社が公開している資料をもとに、来年の1年生が1学期にどんな内容を学習するか、フライング気味にチェックしてみましょう。

 現行の教科書の情報も併記しました。英文法を学ぶ時期が、現行のものよりずっと早くなっていることがよくわかると思います。
 

 
 ・・・ビックリでしょう? 現行の教科書で1年かけて学んでいた英文法の多くを、1学期のうちにタタタッと学んでしまうんです。一部、2年生内容のものも含めて。

 「超」の文字がつくほど難しくなります。

 現行の教科書よりも相当早いタイミングで、そして詰め込むように多くの英文法を学んでいくことになるんです。

 私の感想は、
 

ほ、本気なのか・・・???

 
 表を作りながら、「はたしてこれはみんなついていけるのだろうか」「塾ナシならクラスの4分の3は撃沈するぞ、コレ」と首をひねったのですが、同社のサイトにはこんなことも書かれていました。

 小学校英語の教科化への対応として,入学から夏休み前までの期間をかけて,小学校の学習を中学校の学習へと丁寧につなぎます。( 1年 Unit 0~ Unit 5)

 つまり、Unit 5 までの英文法は、小学校で学んだものが多いようなのです。そうか、それゆえの詰め込み、それゆえのハイペースなのか。
 

 ・・・いやいやいや。

 あやうく納得しかけてしまった。

 小学校英語でつまずいてしまった人は、もう入学直後から授業についていけなくなるじゃないか。中学の授業頑張るぞと意気込んでいても、すべてを英語で説明される授業だったら、気持ちが萎えてしまわないかい? しかも、千葉県は中1の成績も調査書に記載するんだから、あっという間に取り返しがつかなくなっちゃうぞ。

 プログラミングなどの新しいことに授業時間を奪われ、しかもコロナ禍で授業時数も減っているのに、小6生は英語をしっかり身につけて中学校に進学できるのかな。

 ・・・もう、不安しかない・・・。
 
 
 

小学生も英文法

 小学校では、すでに新しい学習指導要領のもと、新しい教科書を使って授業が行われています。小学英語は週2回、英文法の指導はナシで、「What do you want to do ?」「I want to play soccer.」などフレーズを学んでいく形式で進められているようです。

 しかし、おそらくそれだけでは足りないでしょう。系統だった知識の裏付けなしでは、中学校の授業についていくのは大変になるはず。入学から夏休みまでの間に、英語が苦手教科として固定されてしまう人がゾロゾロ出てくるのではないでしょうか。

 特に、1学期期末テスト。苦戦するんじゃないかなぁ・・・。英文法がたくさんあるだけじゃないですもん。現行の教科書よりも、英単語もたくさん掲載されることになるでしょう? 覚えなきゃいけないことがたくさんあるわけで、この事実だけでも難易度がグンと上がることになります。これは現中1・現中2のみなさんも同じことが言えます。英語はカンタンなんてのんびりしてられるのも今年までですぞ。

 進学塾の指導者としては、
 

小学生から英文法!

 
 と強く地域に呼びかけたいです。小学生のうちから、英文法について少しずつ、丁寧に学んでいく必要があります。

 秋に開講を予定している小学6年生のクラスでは、英文法の指導をメインにするつもりです。焦らず、丁寧に、そしてゴリゴリと英語の基本ルールを学んでいってもらいますよ。
 
 
 
 
 

 以上、英語、来年から一気に難しくなりますよ、というお話でした。記事が冗長になってしまうのでカットしましたが、中2・中3の教科書ももちろん難しくなります。現在高校で学ぶ英文法が掲載されることになりますし、まぁ英単語の量が多くなるのですよ! 現中1・中2のみなさん、現行の教科書内容はカンペキにしないとマズイことになりますよ。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

この記事についてのコメント

  1. 記事読みました、これはかなり厳しい…
    文科省の発表リンクご教示いただけませんか?
    相変わらず探しにくくて…

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