【なまはげ文庫】「繊細さん」の本

なまはげ文庫

 
 
 
 本の紹介コーナー『なまはげ文庫』、第6回。

 2018年に発売、現在19刷のベストセラーをご紹介します。
 

 
 『「繊細さん」の本』、

 これは中学生にも読みやすいと思います。

 1時間くらいでサクッと読み終えられるのではないでしょうか。
 
 

あなたも「繊細さん」かも!?

 著者は武田友紀さん。

 九州大学工学部卒で大手メーカーで技術者として商品開発を担当。仕事上の成果を出していたものの、あまりの忙しさに部署内で休職者が出始めた入社6年目、「糸が切れたように」会社に行けなくなってしまいます。

 約2年に及んだ休職期間に、エレイン・アーロン博士という方の著書を読み、どうやら自分はHSPという気質らしい、と気づきます。

 復職後に、HSP専門カウンセラーを始め、多くの人の声に耳を傾けていらっしゃるそうです。
 

 それでは、おすすめポイントを◎で、いまいちなところを△で、それぞれご紹介します。
 
 
 

◎HSPについて知ることができる

 あなたはHSPという言葉、聞いたことがありますか? 3年英文法の例文のような書き出しになってしまいましたが(笑)、いやいや私は知りませんでしたねぇ。

 HSPとは Highly Sensitive Person の略で、「敏感すぎる人」「とても敏感な人」と和訳されているそうです。

 筆者の武田さんは、HSPの人のことを「繊細さん」と呼んでいらっしゃいます。何とも優しい言い回しですな(この本自体が全体的にあたたかい雰囲気です)。
 

 さて、あなたは「繊細さん」でしょうか。以下の23項目のうち、あてはまるものがいくつあるか、数えてみてください。あ、そんなに身構えなくていいですよ、ふわぁっと考えてくださいね。
 

●自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
●他人の気分に左右される
●痛みにとても敏感である
●忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
●カフェインに敏感に反応する
●明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
●豊かな創造力を持ち、空想にふけりやすい
●騒音に悩まされやすい
●美術や音楽に深く心動かされる
●とても良心的である
●すぐにびっくりする
●短期間にたくさんのことをしなければならないとき、混乱してしまう
●人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
●一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
●ミスをしたり物を忘れたりしないようにいつも気をつける
●暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
●あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
●空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
●生活に変化があると混乱する
●デリケートな香りや味、音、音楽を好む
●動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
●仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
●子供の頃、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

 
 ・・・いくつ当てはまりましたか?

 この本には、12個以上あてはまるようならおそらく「繊細さん」でしょう、5人に1人は「繊細さん」です、と書いてあります。 
 

 ちなみに私は 15個でした。

 あ。

 私も「繊細さん」だ。
 

ママン
ママン

(プー)

さくらっ子
さくらっ子

(クスクス)

 
 誰だ笑ってんのは(憤怒)。確かに私の顔は、神様が徹夜明けに慌てて造ったような極めて雑なものではありますが、心は意外にも繊細なのでございますよ。

 さくらっ子もママンのみなさまも、もう少し私を丁寧に扱うように心がけるべきですぞ。
 
 
 

◎「繊細さん」がラクに生きられるようになる

 さて、私のほかにも、今このブログを読んでくださっている方の中には「繊細さん」がいらっしゃるはず。そんなあなたは、ぜひこの本を読んでほしいです。

 だってね、「繊細さん」が今よりもラクにいきられるようになるコツが、具体的に書かれているんですもん。そうだなぁ、目次を見れば一目瞭然かな。
 

第1章 繊細さんがラクになれる基本
第2章 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ
第3章 人間関係をラクにする技術
第4章 肩の力を抜いてのびのび働く技術
第5章 繊細さんが自分を活かす技術

 
 「基本」「ワザ」ときて、「技術」「技術」「技術」の3連発ですよ(笑)。ちょっとふざけちゃいましたが、その「ワザ」や「技術」がですね、まぁ目からウロコなんです。

 例えば、第3章には、こんなお話が出てきます。
 

「キライ」は大切なセンサー。人を嫌えるようになろう

 
 いったいどんなお話なのか気になるでしょ? さぁ手に取ってみてください!
 
 
 

◎保健室や図書室にオススメ

 著者の武田さんは、読者として社会人を想定していると思うのですが(第4章とかね)、それでもこの本は中高生が読んでも十分役に立つものだと思いますよ。

 難しい言葉なんて一切ありませんし、そもそも文字数も少ないですし(笑)、何より中高生の中には「繊細さん」がかなりの数でいるはずだからです。

 特に、友だちにふりまわされてばかりでしんどいとか、浮いてしまわないように気を遣って疲れるとか、本当の自分を出せずにいる、なんて人には、この本をいっぺん読んでみることを強くオススメします。

 きっと、「あぁ、わかるー」「私だけじゃないんだなー」「あれ、オレのことが書いてある???」「へぇ、そうやって考えるのもアリなんだー」「コレすぐに試せそうだな」なんてつぶやいちゃいますよ。

 中学校や高校の保健室、そして図書室に、この本があったらなぁ。

 救われる人は、きっといると思いますよ。
 
 
 

△太字とマーカー

 この本、いたるところに太字とマーカーが使われています。

 それをやられると、そのまわりの文が頭に入らなくなっちゃうのは私だけでしょうか。

 この点だけが△なポイントでした。
 

 私のこのブログも、しょっちゅう太字とマーカーを使ってるんですよね。そうか、自分では読みやすいように配慮しているつもりだったけど、読み手を困らせるだけだったかもしれないな・・・。使いどころはグッと絞らないといけません。反省。
 
 
 
 
 

以上、『「繊細さん」の本』についてご紹介しました。
 

さくらっ子
さくらっ子

読んでみたいかも!

 
 というさくらっ子&ママンは、貸し出しますから声をかけてくださいね。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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