近隣の小中学校の卒業式・入学式が心配ななまはげおじさんです、こんにちは。さくら塾のブログへようこそ。
後期選抜のお話です。後期選抜の説明、倍率予想、後期定員確定ときて今日は第4弾。昨日夜に県教委から後期選抜の出願についてデータの発表がありました。その特集記事です。
ベストテン
まずは志願倍率の高い高校ベストテン。
なんと木更津東が全県第7位にランクインし(てしまい)ました。この数字を見て悲鳴を上げている受験生もいることでしょう。ここについてはまた下でコメントを加えます。
次は逆から。
何らかの理由で受験生の集まらなかった高校。
なぜか今年は工業関係の学科が大変な不人気になっています。昨年度涙を飲んだ元受験生は、あと1年遅く生まれたかった、なんてぼやいているかもしれません。
工業科以外で目を引くのは、やはり船橋・理数科でしょう。千葉県理数科の頂点で、昨年度後期志願倍率は 2.88倍。そんな人気学科が、今年はまさかの志願者ゼロ。今朝の船高はかなりザワついているんじゃないでしょうか。ここ、前期選抜での不合格者が 31名いるのですが、みんなして回避してしまったようです。今日から2日間行われる志願変更で、はたして何人が船橋・普通科から変更してくるでしょうか。
志願変更1名 → 倍率 1.00
志願変更2名 → 倍率 2.00
志願変更3名 → 倍率 3.00
これはコワイ……。移るには勇気がいりますな。
第9学区のようす
ここからは、いつものように第9学区の学校に県千葉・千葉東・幕張総合の3校を加えてチェックしていきます。なお、君津商業(前期不合格者9名)・木更津東家政科(前期不合格者20名)・袖ヶ浦情報コミュニケーション科(前期不合格者18名)の3学科は後期選抜を行いません。
まずは全県平均倍率 1.30 を上回っている高校から。
もうね、木更津東がダントツの人気ですよ。データをよく見ると、前期不合格者よりも後期志願者のほうが多いんです。そう、7名ほど増えちゃったんです。こいつはまいった。袖ヶ浦が回避組を多く出しました。32名。この中から木更津東に移ったのかもしれません。さて、志願変更でどれくらい減るでしょうか。もう祈るしかありませんな。
志願倍率の予想が当たっていたか、答え合わせをしてみますか。どれどれ。
県千葉 ×
予想 2.10倍 → 正解 1.81倍
千葉東 ◎
予想 1.78倍 → 正解 1.80倍
木更津 ◎
予想 1.32倍 → 正解 1.36倍
幕張総合 ○
予想 1.89倍 → 正解 1.96倍
あらら、県千葉が予想外に回避されましたな。ここは前期選抜では内申点を合否に使わないのですが、後期選抜ではそれが変わります。学力検査+内申点。うむ、内申点に自信がある人、ビッグチャンスですぞ。
次。
全県平均倍率を下回った高校。
今年の君津は受験生が集まりませんなぁ。たしかに今年は隔年現象の「下がる年」ではありますが、それにしても元気がなさすぎる。底を抜けてしまった感じがします。次年度は「上がる年」になるのかちょっとあやしくなってきました。
木更津理数科はもうちょっと動きがありそうです。1~2名ほど増えるかも。
市原市の2校には、市原八幡から移ってくる受験生がいるはず。油断できませんぞ。
最後は、定員を満たせていない高校です。
立地を考えると、4校とも志願変更で大きく増えることは考えにくいです。おそらく定員割れのまま本番を迎えることになるでしょう。
ただし、何度かこのブログでもふれていますが、千葉県は「定員割れ=全員合格」ではありません。昨年度の実例を。
天羽
後期定員 42
受検者数 14
合格者数 11
上総・普通科
後期定員 42
受検者数 10
合格者数 9
君津青葉
後期定員 73
受検者数 24
合格者数 19
高校側は二次募集を行う覚悟があるからでしょう、バッサバサと不合格を出してきます。うわついた気持ちで受検してはいけません。千葉県の入試は厳しいですよ。万全の準備が必要です。
以上、後期選抜、出願のようすについてでした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
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