君津中3年生、19年5月の復習確認テストの結果がえらいことになっているぞ

ローカルなお話
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こんにちは、なまはげおじさんです。今日は期末テストではなく復習確認テストについてのお話ですよ。

「復確」って知ってますか? 

 復習確認テストというものがございます。かつての実力テストですね。いわゆる業者テスト。主に受験生である中学3年生が、受験対策の一環として学校で受験するものです。みんな復確なんて呼んでいますね。

 この地域では、何月に復習確認テストを行うかは学年主任をはじめとした学年スタッフに裁量があるようで、外から見ているとバラバラなんですね。ある学校では1学期は6月のみだったり、別の学校では5月・6月と連続で行ったり。それも、次の年にはまるで違うスケジュールになったりします。

 今日は、そんな復習確認テストのお話。
 

なんじゃこの数字はッ!? 

 先日、ある君中さくらっ子が、5月に受けた復習確認テストの個票を見せてくれました。当然そのさくらっ子の5教科それぞれの点数に目がいっていたのですが、しばらくしてからある数字に気づいて目が点になりました。

 みなさん、お気づきになるでしょうか。

 個人情報をすべて削除した個票を掲載しますね。

 

 
 おわかりいただけますでしょうか。
 

 
 5科計の学年平均が、204点。

 えーーーーーーーッ!?
 もう目の前が百点台じゃないですか。
 学年全体の平均が、ですよ。500点満点で、ですよ。

 しかもよく見ると、社会・数学・英語の平均点は40点にも届いていません。
 

 よろしいでしょうか、これは5月の復確の結果です。周西南中は十連休明けに、君津中は修学旅行明けに、それぞれテストをしたようです。新年度開始の約1ヶ月後ですね。5月にテストをするということは、3年生の学習内容は一切出題されていないということです。そりゃそうですよね、まだろくに学習が進んでいませんもの。ですから、1年および2年で学習したことだけで問題が作成されています。
 数学でいえば、「因数分解」も「平方根」も「二次方程式」も「二乗に比例する関数」も「相似」も「三平方の定理」も出ていないのです。いわばレギュラー選手のほとんどが控えに回った試合で、大敗を喫したことになります。
 

・・・うわぁ・・・

 
 という声が、思わずもれてしまいました。
 
 

比べてみよう、そうしよう

 今回の君中3年生の結果について、本当に衝撃的なのか、それともどこの学校も同じようなものなのか、比較することで考えてみようと思います。
 

横の比較

 残念なことにさくら塾はちっちゃな進学塾ですので、3年さくらっ子は君中生と南中生しかおりません。そこで、周西南中の5月の復確の結果と比べてみようと思います。同じ年齢どうしの比較、いわば「横」の比較です。

 周西南中の個票がこちらです。
 

  
 5科計平均は、237点。
 君中より33点上回りました。

 30点以上上回ったなんて書くとたいそうすばらしく思えますが、それでも5科計平均が230点台ですからね。正直な感想としては、
 

( うーん、南中もなかなかですぞ・・・ )

 
 といったところです。
 

 とはいえ、南中と比べると、やはり君中の平均点 204 は衝撃的な数字であると言えるでしょう。
 
 

縦の比較

 比べる対象が少なすぎるので、OBさくらっ子たちのデータを引っ張り出してきました。年度の異なる「縦」の比較ですね。 

 復習確認テストはあくまでも受験を意識したつくりになっていますから、年度ごとに大きく難易度の変わるものではありません。また、採用するテスト会社によってクセのある出題をすることもありません。ですから、同じ5月に行われたテストであれば、年度が異なっていたとしてもシンプルに数字を比べて問題ないでしょう。 

 5月に復習確認テストを行わなかった学年も結構ありまして、集まったのは6チームのみ。比較用データとしてはちょっぴり寂しさを感じますな。まあ、しかたがありません、ちっちゃな進学塾ですからね。
 

 集めたデータで作った「5月の復習確認テスト、学年全体の5科計平均」のグラフがこちらでございます。
 

 
 君津中ってところは、かなり大きな波があるようです。グラフを見ておわかりいただけると思うのですが、最高点も最低点もどちらも君中です。平均260点を超えてみせるときもあれば、今年のように超低空飛行になってしまうこともあります。南中がいつも230~250点ですから、それに比べると振れ幅の大きさに驚かされます。

 その学年を構成するメンバーが毎年変わるのですからグラフに差が出るのは当たり前・・・なのですが、それにしてもねぇ。人数が多いからなのかな。
 
 

大事なことは

 ここからはなまはげおじさんの私見なのですが、どうして今年の3年生の平均はふるわないのだろう、なんて考えても意味がないと思っています。

 去年の授業がだの、中学1年のときがだの、小学校の先生がだの、そういった原因さがしはナンセンス。190人それぞれが異なる性格・環境・成育歴などなどがあったわけで。

 では何が大事かといえば、君中3年生が(南中3年生もですが)ひとりひとり危機感を抱くことだと思うのです。そして、実際に机に向かうことだと思うのです。

 だって、5月でこの平均点は相当にまずいですもの。毎年、2学期以降の復習確認テストでは、3年生の学習内容がどんどん出題されていきます。5月の問題よりさらに難しくなっていくということです。

 ね?
 君中生も南中生も、危機感を抱いて、実際に机に向かわなきゃ。
 
 

期末テスト終了後からが勝負かも

 さて、君中3年生のみなさんに気づいていただきたいことがあります。

 それは、期末テストを終えてから夏休みに入るまでに5週間もあるということです。
 

1学期末のテストをやるには、6月13日では早すぎますよねー笑

  
 よろしいですか、35日間ですよ。ほとんど夏休みと同じくらいといってもいいくらい、とても長いのです。塾っぽくいえば、夏期講習が組めるくらいの長期間なのです。
 

 ここがチャンスなのです。
 別の言い方をしましょうか。
 君中3年生と南中3年生のみなさん、この5週間の過ごし方で、2学期以降グンと伸びるか伸びないか、大きく分かれますよ。
 

さくらっ子
さくらっ子

いまは勉強はいいや、テスト終わったばっかりだし

さくらっ子
さくらっ子

夏休みに塾の夏期講習でがんばるから

さくらっ子
さくらっ子

部活だけに集中したい

 
 ・・・なんて甘いことを言っていると、あとで(1月・2月あたりに)心から後悔することになるでしょう。とても厳しい状況に追い込まれているという事実を受け止めましょう。期末テスト後の5週間、危機感を持って、机に向かわないと!
 

 オススメは、1・2年の数学と英語の復習です。ひとりひとり事情は異なると思うのですが、平均点を見ると、1・2年の基礎・基本が身についていない人がかなり多いようだからです。

 どちらも積み上げ型の教科ですから、1・2年の内容が身についていないままだと、学校の授業はわかるのにテストでは点がとれない・・・なんてことになりがち。これから行われる1学期期末テストでも、おそらく数学と英語の平均点はいまいちになると予想しています。

 期末テストを終えたらしばらく勉強はお休み・・・ではいけませんよ。志望校が遠ざかっていきます。夏休みに入るまでの5週間で取り返しましょう! 毎日コツコツと、1・2年の数学と英語の基礎・基本の復習に取り組んでみてください。そうしてから夏休みに突入することができれば、夏の勉強の質がはね上がりますよ。
 
 

以上、復習確認テストについてのお話でした。それでは今日はこのあたりで失礼します。

 
 
 
 このお話の続きはコチラ。
 

あれから3か月、復確の平均点はどうなったかな?
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