こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日も公立入試のお話です。
合格発表&2次募集
4日(月)に各公立高校で入試の合格発表がありました。県教委が公表した関連データをもとに、今年の合格発表のようすをチェックします。
多めに合格者を出した学校
まずは、予定よりも多めに合格者を出した学校はないか調べてみました。
ありました。
たった1校だけですねぇ。東京都のように「合格辞退者を見込んで多めに合格者を出す」なんてことは、千葉県ではないんです。
10年くらい前は、どの高校も5人くらい多めに出してくれてたんですけどね。今や昔話。
2次募集を行う学校
今年は、56校92学科で2259名の新入生が足りていません。多すぎてわけがわかりませんが、第2次募集を行う学校がそれだけたくさんあるってことです。
募集人数の多い順に10校並べるとこうなります。
県教委は「学年3クラス120名」を最も小さな学校の基準にしています。このリストに載ってしまった高校は、次年度は募集定員を削るべきなんでしょうね。
あえて少なめにした学校
3つめの話題。
合格者をあえて少なめにした学校はないか、探してみました。
定員割れをした高校の中には、合格者数を少なめに出した学校もあるのです。ビックリしている人もいるかもしれませんが、なにせここは千葉県、あるんですよそういうことが。
データをお見せする前に、用語の説明を。
例えば……募集人員が160人なのに受験生が159人しか集まらなかった、としましょう。これを「定員割れ」と呼びます。
その高校に入りたい人が159人しかいなかったのだから、みんな合格できると思うでしょう? 実際、東京都や神奈川県では「定員割れ」になったら全員合格になるようです。
しかし、千葉県では違います。
千葉県の公立入試では、「定員割れ」の状況でもあえて不合格者を出すことがあるのです。「定員内不合格」と言います。これは今年だけの現象ではなく、しかも珍しいことではありません。
特に中1・中2のみなさんには、受験現場の実際を知ってほしい。コチラが「定員内不合格」を出した学校のリストです。
第2学区の高校が多いですね。
「定員内不合格」になる可能性として私が思いつくのは、次の4つです。
・中学3年間の学習成績
・中学3年間のふるまい
・入試当日のテストの得点
・入試当日の見た目やふるまい
最初の2つは、『調査書』を見ればすぐにわかってしまいます。
『調査書』だけではありませんよ。
中学3年間でしみついてしまったふるまいは、入試当日に本人の気づかぬところで出てしまうものですし、試験官の高校の先生方はそれを見抜いてしまうのです。
ここで中1・中2のみなさんへ、私なまおじから2つメッセージを。
毎日の生活を大切に。
あとで後悔することになりますよ。
学校の先生はあなたの味方。
感情に引きずられても損をするのはあなたです。アドバイスされたら、しっかり受けとめるべきです。
今年の入試をふり返る
ここで、今年の入試を、第9学区を中心にふり返ってみます。話題は4つ、短めにテンポよくいきましょう。
①私立人気堅調
かつては木更津東や君津商業を目指していた層が、私立の木更津総合などにゴッソリ流れている。これは第9学区に限った話ではないし、今年だけのできごとでもない。公立冬の時代。
②君津&袖ヶ浦下げ止まる
第9学区の2番手校・3番手校として大人気だった両校。ここ数年人気に陰りが見え、気づけば基準偏差値もずいぶん下がってしまっていた。しかし、今年は久しぶりに受験生が集まった、いいぞ! いよいよ下げどまりか、次年度に期待。
③「定員内不合格」ゼロ
第9学区は定員割れになる学校学科が多いこともあり、毎年「定員内不合格」が発生していた。しかし、今年はなんとゼロである。定員割れになった学校学科は、受験生全員を合格にしたのだ。
当たり前だろうって? いやいや、さくら塾を立ち上げてから14回目の入試だが、おそらく今回が初。画期的な出来事なのである。
④2次募集、6校7学科で
令和6年度入試で2次募集を行う第9学区の公立高校はコチラ。
木更津東家政科は「残席3」、JR木更津駅のすぐ近くにあるから通学に便利! 集まれー。
2次募集
2次募集への挑戦を検討している人は、なるべく早く学級担任の先生に相談を。書類の準備には校長先生のハンコも必要なので、できれば今日中に。
なお、出願は7日(木)だけ。それを逃すと受検できません。
大事なことなのでもう一度。
2次募集に挑戦するなら今日中に学級担任に相談すること。
2次募集については、コチラの特集記事をどうぞ。
以上、合格発表と2次募集についてのお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
この記事についてのコメント