【22/12/29】君津市の先生不足、このままで大丈夫?

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こんにちは、なまはげおじさんです。

君津のさくら塾のブログへようこそ。
 
 
 

昨日が仕事納めだった方もおられるでしょうな。こちとら大晦日まで教室にいるんですけどね、てやんでぃ。
 

学校の先生方も昨日が御用納めのはず。お疲れさまでした。めっちゃ疲れたでしょう、どうぞのんびりなさってください。
 

さて、学校の先生と言えば、ふれておきたニュースがあります。

私ね、今年、岐阜県下呂市に注目しました。市内すべての中学校を「4時半下校」で統一するという斬新な取り組みを始めたんですよ。
 

「4時半下校」 で教員の働き方改革へ 長時間労働は改善される? - #学校教育を考える - NHK みんなでプラス
【NHK】岐阜県下呂市は2022年4月から市内すべての中学校で午後4時半下校の取り組みをスタートさせた。 これまでは授業準備や部活動で教員の月の残業が45時間を超えることも少なくなかった。長時間労働改善のため思い切った取り組みに乗り出したの...

 
報道によると、

月曜 6時間授業
   掃除ナシ部活動ナシ
火曜 5時間授業
   掃除あり、部活動あり
水曜 7時間授業
   掃除ナシ部活動ナシ
木曜 6時間授業
   掃除ナシ、部活動あり
金曜 5時間授業
   掃除あり、部活動あり

なんと掃除は週に2回のみ、部活動は3回だけ。思いきった改革ですよね、初めて見たときはビックリしましたもん。
 
 
 

横浜市のある小学校では、40分×5コマを午前中にやって、14:45には全員下校とする取り組みに挑んでいます。これにも驚かされました。
 
 
 

何のためにこんな大がかりなことをやっているのかというと、教員の働き方改革、ですね。

教員は、あまりにお仕事が多すぎて、残業に次ぐ残業の毎日です。ストレスも多いため、職を離れてしまう方も少なくありません。

そして、報道されているとおり、今や教職を目指そうとする若者も減ってしまっています。先生だけはなりたくない、なんて教育学部の学生さんがつぶやいているほどです。
 
 
 

全国どこもかしこも先生不足。
4月、新しいクラスで新しい友だちとの1年間の始まり。でも、担任の先生は決まっていないので不在……なんて小学校も全国各地であったようです。
 
なぜ?

労働環境がおかしいから。
労働人口も減っているから。

賃金を上げられないのであれば、せめていつも定時に帰宅できるようにしないと、そりゃ人もいなくなるよね。
 
 
 

文科省も強い危機感はあるようですが、「教員採用試験の時期を前倒しすれば、新規採用も増えるだろう」なんて考えてるようじゃ、先生不足は解消できないでしょうね。

持続可能な働き方を目指す、下呂市や横浜市の果敢な取り組みに拍手を送りたいです。できたら数年後に、取り組みのまとめを公開してほしいなぁ。真似しようという自治体もいるでしょうし。
 
 
 

さて、我らが君津市は?

策定した『部活動ガイドライン』は形骸化し、相変わらず早起きして朝練に参加し、また土日出勤なさっている先生方もいると聞いております。

ガイドラインを無視してまで「部活動の地域移行」という全国の流れから逸脱しているさまは、外から見ているとちょっと異様です。

部活動だけが原因ではないのでしょうが、やはり君津市も先生の人数は足りていません。教頭先生が主要教科の指導にあたっている学校もあります。
 
 
 

君津市、このままで大丈夫?
 
 
 
 
 

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 
 

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