こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は公立入試のお話です。
変更アリ? ナシ?
県教委から、令和5年度入試の要項が発表されました。
いわば入試のルールブック。
『一般入学者選抜』、さっそくチェックしましょう。
全部で11の項目に分かれています。
第1 募集
第2 出願
第3 志願又は希望の変更
第4 調査書及び学習成績分布表
第5 入学願書等の提出期間等の特例
第6 受験票等の交付
第7 本検査
第8 追検査
第9 選抜方法
第10 入学許可候補者の発表及び選抜結果の通知
第11 その他
その1つ1つにコメントしていくと大変ですので、前年度と比較して気がついたもののみピックアップしますね。
前半は、細かな表現の変更が数箇所あるのみなのでカットします。
第7 本検査
検査時間割に変更アリです。
上が初日で下が2日め、それぞれの開始時刻です。
昨年度 | 今年度 | |
集合 | 09:30 | 09:30 |
国語 | 10:10 | 10:20 |
数学 | 11:20 | 11:40 |
昼食 | 12:10 | 12:30 |
英語 | 13:05 | 13:25 |
検査 | 14:20 | 14:40 |
昨年度 | 今年度 | |
集合 | 09:30 | 09:30 |
理科 | 10:10 | 10:20 |
社会 | 11:20 | 11:40 |
昼食 | 12:10 | 12:30 |
検査 | 13:05 | 13:25 |
※検査は、県千葉・千葉東など「思考力を問う問題」を実施する高校のみ、第2日に行います
ふむ。
休憩時間が25分間に拡大されました。
おそらく第8波の真っ最中での入試になるでしょうから、トイレが密になることを防ぐ意味もあるのでしょう。
……中3生のみなさん、「検査室内では、物の貸借はしないこと」と書いてありますが、「貸借」って読めますか? さぁ、調べたまえ。
第8 追検査
インフルエンザや新型コロナを念頭に置いて設定されている追検査、記述の変更があります。
どのような人が追検査を受けることができるか、すなわち受検資格の説明文です。
昨年度 | 本検査を一部でも受検した者は、追検査を受験することはできない。 |
今年度 | (上の記述がカットされている) |
おぉ、これは大きな変化です。
初日の帰宅後や2日目の朝に発熱した場合、コロナ前なら、その高校の保健室になんとかして入って、そこで受検したものです。
しかし、今や発熱したら外出できません。対応を変える必要があります。これには納得。
初日の国数英で失敗して、「追検査ならワンチャンあるかも」なんて考えて、制度を悪用しようとする不届き者が出てきそう?
それはないと思いますよ。
追検査の出願には、医師の診断書が必要ですから。このあたりのことについては、各中学校で入念に事前指導をする必要もあるでしょうね。
第9 選抜方法
大きな変更はありません。
理数に関する学科と国際関係に関する学科について、2段階選抜を行う場合の記載が加わりました。
しかし、内房の民にはほぼ無関係と思われるのでカット。
第11 その他
新たな記載が加わりました。
「千葉県立千葉高等学校及び千葉県立東葛飾高等学校において、インターネットを活用した出願を実施する。詳細は、別に定める。」
県千葉・東葛飾を受験する予定の人は要注意ですな。
なお、次の文は変更ナシでした。
「受験者の数が募集人員に満たない学校においては、各学校の実態に応じて可能な限り入学許可候補者とする。」
独特の言い回しですが、どういう意味なのかわかりますか。
定員割れになったとしても、受検した人全員を合格にしなくてもよい、ってことです。
これが千葉県スタイル。
あれれ???
昨日ブログでふれた件、
去年ニュースになった
「定員内不合格」
「スライド合格」
について、なぁんにも書いてないぞ。
うっそだろ。
何にも対応しないの???
県議会で正式に話し合われて議事に残らないと、県教委は動かないのかな。
ということは、今年も木高理数科の入試は悲劇が起きる可能性あり、ですなぁ……。
以上、公立入試のお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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