なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は、英語のお話。
英語のテストは難しくなった?
この4月、教科書が刷新されました。
すべての教科で。
このブログでも何度か取り上げてきましたが、一番の目玉は、英語です。未読の方はコチラの記事をお読みください。
この記事を書いたのは昨年7月。
本文を読めない中での作成でした。
それから1年、
新しくなった教科書を手にして、
実際に数ヶ月指導しての感想は、
入試の長文より難しい……
新しい教科書の本文は千葉県公立入試の長文より難しい、そう感じている指導者の方は少なくないんじゃないでしょうか。
教科書は、「超」の字がつくほど難しくなりました。
それでは、1学期期末テストも、「超」の字がつくくらい難しくなったのでしょうか。以下は、私のごく狭い観測域での見解です。
英語のテストは難しくなった?
英語のテストの難易度について、データ・結論・考察の順でまとめました。
データ
さくら塾では指導方法を大きく変更することなくやってきましたが、塾生平均 93.0点でした。ほぼ例年と変わらない結果です。
各校・各学年の平均点もチェックし、確認しました。やはり昨年度までと大きな違いはありませんでした。
結論
テストの難易度はほぼ昨年度なみ。
難しくなってはいません。
考察
教科書は間違いなく難しくなっています。もう少し詳しく述べると、
●英文法
・1つ上の学年から降りてきている
・結果として旧教科書より増
●英単語
・「小学校で学習済み」の英単語が多い
・新出英単語が難化
・新出英単語が増
●本文
・明らかな難化
これに沿ったテスト作成、本当に難しかったはず。出題の仕方によっては、平均点が大幅に下落してしまいますから。
さくらっ子の受けたテストには、
選択肢から選ばせたり、
図を豊富に掲載したり、
「例を参考に…」とヒントがあったりと、
先生方の工夫が随所に見られました。
テストの難易度がほぼ昨年度なみで落ち着いたのは、近隣中学校の英語科の先生方の配慮の賜物。一発目の定期テストで大失敗してしまったら、頑張ろうとする前向きな気持ちがしぼんでしまいますからね。本当にありがたいです。
1年生の英語について
ここからは、1年英語について。
今回の出題範囲は、Unit 3 あたりまでのところが多かったようです。
去年までの1年生のテストに比べると、出題されている英文法の広さに驚きますが、実はすべて小学校で学習済みなんですよね。
この後の Unit 5 まで、小学校で学習した内容の総復習が続きます。
・be動詞
・一般動詞
・疑問詞
・What+名詞
・名詞
・形容詞
・命令文
・want to
・前置詞
・動名詞
・be動詞の過去形
・一般動詞の過去形
去年までは1年ちょっとかけて進めてきた内容を、ギュギュっと濃縮して学んでいます。小学校で学習済みなので問題なかろう、ということで。
教科書会社の資料では7月頭から Unit 5 に入るイメージですが、このエリアでは授業進度が遅れ気味の学校が多いみたい……。
なぜか。
「小学校で学習済みだけどあまり定着していない」生徒が多いので、英文法の解説に時間をとられてしまっているから。違うかな?
英語科の先生方は、1年1学期の授業をとても重視しています。
基礎・基本が詰まっていて、
この先の学習の土台になるから。
確実に身につけないと、
適切な英文が書けなくなるから。
じっくり時間をかけたい、
でも教科書を進めなくちゃ。
英語科の先生方、今かなりしんどい気持ちではないでしょうか。どうか頑張っていただきたい。
1年生のみなさん、
夏休みに入る前に、
そして夏休みの間も、
英語をしっかり復習しましょう。
コツコツ努力していかないと、
そのうちテストで痛い目にあっちゃうかもしれないですよ。
・オススメは英語だけ個別指導塾に任せること。単科受講は嫌がられるかもしれませんが。
・さくら塾では、今年の1年夏期講習の英語は先取りに重心を置く予定です。英語の復習をというお問い合わせをいただいておりますが、十分な対応はできかねます。申し訳ありません。
・小学生のうちにやっておくべきことは、英語を「書くこと」に慣れさせること。「聞くこと」「読むこと」「話すこと」はできても、「書くこと」ができなければ点数になりません。
・アルファベット大文字・小文字、曜日名、月名など、どんどん「書くこと」に挑戦させていくことを強く推奨します。
・さくら塾では、10月以降に、6年英語クラスを開講する予定です。ご予約お待ちしております。
以上、英語のお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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