There is no mother ・・・

さくら塾日記
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 綾瀬はるかさんの方が先かと思っていたなまはげおじさんです、こんにちは。

 さくら塾のブログへようこそ。

 今日は授業中に脱線して教室の雰囲気をズーン・・・と暗くさせてしまったお話。
 
 
 

There is no mother ・・・

 昨夜の3年英語は、英文法「関係代名詞」について。

 「that の限定用法」を説明しておりました。
 

 関係代名詞について手短に。
 

 The boy who is running over there is Nobita .
 (あそこで走っている少年はのび太です。) 

 the boy who is runnnng over there
 (あそこで走っている少年)

 日本語では「あそこで走っている少年」という語順になりますが、英語では「少年 あそこで走っている」となるんです。名詞を後ろから修飾するので、後置修飾といいます。

 ここで使われている who を関係代名詞といいます。「だれ?」という意味の疑問詞ではありません。
 
 

 ・・・なんてことを学習しながら、5回目の授業。

 こんな英文を扱ったのです。
 

 There is no mother that doesn’t love her own child.
 (自分の子供を愛さない母親はいない。)
 

 「先行詞(説明される名詞)mother に no がついているので、ここでは関係代名詞に who は使えないよ、that でないとダメなんだ。」

 そういう決まりごとについての説明でした。

 ここは「考える」場面でもないので、理解することができればスッと進むべきなのですが、どうしても私にはこの英文がひっかかったのです。

 あの事件を思い出してしまって。
 

There is no mother that doesn’t love her own child.

さくらっ子
さくらっ子

自分の子供を愛さない母親はいない。

さくらっ子
さくらっ子

(コクリ)

「そりゃそうだよね」って思う人?

 
 みんな手を挙げました。
 

うん。

キミたちのお母さんはそうだよね

愛情たっぷりでキミたちに接してる

さくらっ子
さくらっ子

(コクリ)

見ててそう感じるよ

さくらっ子
さくらっ子

(コクリ)

でもさ

さくらっ子
さくらっ子

世の中にはいろんなお母さんがいるんだよね

さくらっ子
さくらっ子

ちょっと前にニュースになったね

ソファーで閉じ込めて

我が子を餓死させちゃった話

 
 覚えていたようで、「あぁ・・・」とため息が漏れました。
 

 悲しいことやつらいこともあるけれど、

 生きてさえいれば、

 生きてさえいれば楽しいこともたくさんあるわけで。
 

この英文見てたら、ニュース思い出しちゃってさ

いろんなことを経験させてあげたかったな

さくらっ子
さくらっ子

・・・・・

 
 おぉ、イカンぞ、完全に脱線してる。

 受験生の授業なのに。
 

だから、えぇと、アレだ・・・

There is no mother that doesn’t love her own child.

英文としては正しいけど、その内容は正しくはないね

 
 教室が思いきりしんみりしてしまいました。
 

 ああ、私はいったい何をやっているのでしょう。

 深夜にひとり反省会を開いたのでした。
 
 
 
 
 

 以上、昨夜のヒトコマでした。

 子どもは親を選べません。さくらっ子のみなさん、あったかいご両親のもとに生まれてこられたこと、これって本当にラッキーなんですよ。とっても恵まれてるんです。・・・そういう話をしようとして、時計を見てやめたのでした(笑)。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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