朝刊を読んで内容を変更しました。こんにちは、なまはげおじさんです。さくら塾のブログへようこそ。
今朝の朝日新聞に、気になる記事がありました。
見出しだけ並べると、
「公立の中高一貫校 新設続々」
「茨城では22年度までに10校」
「既存校の進学実績が背景に」
といった具合。
今日はこのお話です。
首都圏で公立の中高一貫校が増えている
気になったのは、記事の後半です。
ちょっと抜き出してみます。
県立の名門校とされる土浦第一や、水戸第一も21年度から中学2学級を募集する。高校からの募集は8学級から半減する。
今年度、20人が東大に合格した土浦第一の植木邦夫校長は「中学では受験に備えた先取り学習にとどまらず、地域と連携した探求学習などを通じ、文理融合型の学びを深めたい」と話す。「今、高校で入学する生徒のレベルはとても高い。中学で入学する生徒には、高校生の姿を見て、自らを高めてほしい」。水戸第一の高村祐一校長は「一貫になれば高校卒業後の進路に地域の期待はさらに高まるだろう。期待に応えられる環境を高校主体でつくりたい」と話す。
文がヘタクソでわかりづらい・・・。句読点の位置もおかしい。中学生の作文の方がよっぽど伝わりやすいですよ。これ校正ちゃんとやってないでしょう。プロはこんな文を書いてちゃダメですぞ。
先取り学習を明言
現在の大学入試、その最前線のキーワードは先取り学習です。
高校入学の時点で、中高一貫校の生徒にひどく遅れているというのが現実なのです。
いわばマイナスからのスタート。
そりゃ大学入試も厳しくなりますよ。
記事によると、土浦第一も水戸第一も校長先生が先取り学習をことを明言しています。
中学生としての学習を3年間よりももっと短い期間で終わらせて、早めに高校内容の学習を始めるということです。
地域の期待は高校卒業後の進路にあることを、強く認識なさっているのです。
東京都・神奈川県・埼玉県だけでなく、茨城県も、公立中高一貫校が先取り学習に取り組み、私立進学校とたたかおうとしていますよ。
読みましたか、千葉県教育委員会。
読みましたか、県立千葉高校。
せっかく公立中高一貫校を設置したのに、千葉県だけ、なぜか先取り学習を行っていません。
それでは一貫校の意味が薄いですよ。
それではもはや時代に合っていないのですよ。
東京都は次のステージへ
記事とは離れたお話を。
公立中高一貫校の運営を順調に進めている東京都。
公立なのに先取り学習をするのかと耳目を集めましたが、それこそが時代の需要でしたから、どれもが見事に人気校になりました。
そして、より進学実績を重視するためでしょう、次のステージへ進みます。
高校募集の停止です。
中学入試で合格したメンバーだけで、6年間過ごすということ。
東京都の公立中高一貫校は、すべて完全型に移行していくそうです。
高入組がいなくなるので、先取り学習を全校体制でできるようになります。
都内には有力な私立校がたくさんありますが、これで公立校として真っ向勝負を挑むことができます。
都立高、反撃開始です。
さて千葉県は
県千葉に中学校が設置されてからだいぶ経ちました。
予想されていたとおり、進学実績は低迷しています。
かつては首都圏公立高校の雄として名をはせていましたが、今では渋幕に突き放され、記事に出ていた茨城の土浦第一にも東大合格者数で敗れてしまいました。
良くないですね。
もうそろそろ手を打つべき時期でしょう。
実は今日のブログ、2時間以上かけて書いたのですが、8割ほど消去しました。お察しください(笑)。そのうちのいくつかは『さくら塾だより』でお伝えします。
最後に私からの要望を。
先取り学習の中高一貫校に行きたい、
そう考えている小学生(&保護者)は、君津・木更津にもいます。
しかし、海浜幕張駅はチビッ子たちには遠すぎる!
そこで!
将来完全型に移行する前提で、この第9学区に公立中高一貫校が欲しいです。
学年4クラスくらいの中規模校。
もちろん先取り学習アリ。
大学進学実績重視の進学校。
第9学区の学習意欲の高い小学生が目標にできるような。
有名大学や難関大学に合格するには都会の子どもが絶対有利、なんて言わせない!
これ、町おこしにもつながりますよ。
議員のみなさん、新たな政策にいかがでしょうか。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
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