出題範囲表を見て、学校の授業進度を知り、これからの困難にため息をつく

ローカルなお話
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なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。

来月の定期テストの出題範囲のお話。
 
 
 

両極端の2校

今、私の手元には、2校の1年生の出題範囲表があります。今日はその特集です。
 
 

出題範囲表を見ると、その学校・学年の授業進度がはっきりとわかります。

私の経験上、クラス数の多い学校ほど授業進度はゆっくりであり、また、落ち着いた雰囲気の学校ほど授業進度は速め、という傾向があります。
 

今日ご覧いただくのは、A中とB中です。2校にどれだけの授業進度に差があるのか、いっしょに見ていきましょう。
 
 
 

国語と理科は、それほど大きな差はなかったのでカットしますね。

まずは、社会から。
 
 

 
 
3単元! あぁ、ここまで違うのか。ため息が出てしまいます。

A中はやや遅く、B中はかなり速めです。テスト勉強の大変さ(=仕上げるのに必要な労力・時間)は、B中の生徒のほうが大きいでしょう。
 
 
 

次は、英語。
 
 

 
 
英語も進度に差があるのがおわかりいただけるでしょう。

ただ、B中が速いのではなく、A中がかなりゆっくりめなんです。教科書会社のイメージでは、Unit 6 は9月に学習を終える単元なので。

A中の英語の先生、「基礎がなかなか定着しないぞ」「教科書を進められないぞ」と困ってらっしゃるのでしょうか。

1年生の教科書では、Unit 11 まであるので、そろそろスピードアップしないと教科書が終わらなくなるかも。
 
 
 

最後は、数学。
 
 

 
 
表が、縦に、長い……!

ここまで授業進度に差が出るものなのか。あまりのショックに昨夜私は呆然としてましたよ。お口アングリですよ。
 

教科書会社の考えている大まかな進度を確認したのですが、やはりA中の進みはかなり遅いです。方程式は、9月に終えている単元のはず。しかし、出題範囲は、その途中までになっています。比例式(5:x=7:9 のような方程式のこと)や文章題は含まれません。

このあと、「変化と対応」「平面図形」「空間図形」「データの活用」と4つも残ってるんですが、はたして3月までに消化できるのでしょうか。

ひょっとして、授業ができないほど生徒が荒れてたり、または先生がダウンしてしまって自習ばかりになってたりしてるのかな。

A中1年生、心配です。
 
 

一方のB中は、速すぎます。「移動と作図」まで出題範囲に指定してきましたが、それは12月上旬に学習し終えるはずの単元。
さくら塾では、歴代の出題範囲表をファイリングしてあります。昨夜それを調べたのですが、今回のB中の出題範囲、歴代最速でした。

授業進度は速けりゃいいというものではありません。生徒の理解が追いつかない、なんてことになってませんか。前回9月の定期テスト、数学の平均点が50点に届かなかったことを私は知っています。あの結果を見て、授業のスピードを抑えてくれるのではと考えていたのですが、どうもそうはならなかったようです。

それにしてもB中は全教科で出題範囲が広い! 中位層あたりの生徒は、2週間前にテスト勉強を始めても間に合わないのでは。1年生の学年主任の先生は、出題範囲表を見て何も感じなかったのかな。
すでに数学が崩壊し始めていますが、今回のテストで社会や英語もひどいことになる予感。

B中1年生、心配です。
 
 
 
 
 

授業進度は速すぎても遅すぎてもよろしくないなぁ、と感じた次第。

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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