こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
公立入試についての特集記事です。
今年は県船橋
令和6年度の千葉県公立高校入試。出願、志願変更を終えて、ついに倍率が確定しました。
データをチェックする前に、1・2年生と保護者のみなさまに、千葉県の学区制について説明しておきます。
千葉県公立高校の入試は学区制で、隣接学区まで受験できます。
君津市民が受験できるのは、
第9学区 内房
第1学区 千葉市
第7学区 勝浦/茂原
第8学区 南房総
の4つの学区ですが、通学時間を考えれば第9学区と第1学区が現実的な選択肢になるでしょう。
説明はこんなところでおしまい。
それではデータを。
千葉県全体の状況
まずは千葉県全体について。
公立高校には全日制・定時制・通信制と3つの課程がありますが、この特集記事では全日制に焦点をあてます。
全日制の平均倍率
令和6年度入試、全日制全体の平均倍率は 1.12倍となりました。昨年度(=現高1の代)とまったくいっしょです。
しかし、平均倍率って、あんまり意味はないんですよね。今の時代、人気校とそうじゃない学校とで、はっきりと分かれてしまっていますから。
①高倍率の学校
さて、今年の人気校とは、どの学校のことでしょうか。ベストテン、すなわち倍率の高い順のランキングがコチラ。
はい、今年もっとも激アツなのは県船橋に決定しました。理数科・普通科そろい踏み、おめでとうございます(?)
お気づきの方も多いかと思いますが、普通科は5つだけなんです。残りの5つは、理数科(もしくは情報理数科)です。都市部では理数科が大人気なんですね(郡部にはあてはまりません)。この人気は来年も続くのかな。
傾向1;高倍率になるのは都市部の進学校
傾向2;普通科だけでなく理数科も人気(ただし都市部に限る)
②各学区の1番手校
2つめのリストは、県内9つある学区のうち、一番手校のみを抽出しました。それぞれが各学区のトップ、リーダー的存在の学校です。
公立御三家のうち、唯一『高倍率の学校ランキング』に載っていなかった県千葉、1.5倍を下回りました。これは1.42倍だった令和3年度以来のチャンスか。でも来年は反動で1.8倍くらいまで戻りそうな予感。
逆に県船橋・佐倉・木更津あたりは、去年よりうんと厳しくなりました。当日どれだけ得点できるかの勝負になりそう。
第5・6・7・8学区の一番手校の入試は、昨年に引き続き穏やかなものになりそうです。
第9学区の状況
最後に、我らが第9学区の様子をチェックしましょう。いつものように、県千葉・千葉東・幕張総合を加えて、3つのリストを作りました。
まずは「グループ1」、全日制平均倍率 1.12倍よりも上の人気校です。
幕総、志願変更最終日に2人減ったようです。それでも1.5倍超え。昨年の倍率1.58よりは低いですが、今年のランキング第1位になりました。受検する人、がんばれー!
袖ヶ浦情報Cは去年1.03倍だったんですが、今年は人気になりました。高校で情報科という新しい科目もできましたし(教科書の質の高さが話題になっています)、潮目が変わったかな。
次は「グループ2」、全日制平均よりも低い学校です。
姉崎は昨年1.14倍と人気を集めるなど話題でしたが、今年は、どうしちゃったんでしょう。おとなしくなっちゃいましたね。
木更津東普通科は、「1人多いけど全員合格にします!」なんて夢のような展開になりませんかねぇ。ちょっと前の時代ならあったんだけどな。
君津園芸科を受検予定のみなさん、油断しちゃいけませんよ。千葉県の公立入試は「あえて」不合格者を出して二次募集に踏み切るケースもあるんです。当日は帰宅するまで緊張感を持って行動しましょう。
最後は「グループ3」、定員割れになってしまった学校です。
去年の定員割れは5校7学科でしたが、今年は6校7学科。3月に二次募集を実施することが確定。
今年度の県教委は、入試における採点ミスの対応で1年を終えようとしていますが、そろそろこの『定員割れ問題』について思い出していただきたいところ。
千葉県全体では、定員割れが99学科、割れなかったのが103学科です。定員を削るなり、統廃合するなり、すでに計画はあるはず。情報開示を待つとしますか。
特集はここまで。
どの高校もどの学科も、これでライバルの数は確定です。もう増えることはありません。
中3生のみなさん、受検校のデータを自分の目で確認したら、すぐに気持ちを切り替えて、勉強を再開してくださいね。
県教委のデータはコチラ。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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