出題範囲表を眺めていると「ひぇぇッ」と声が出ることがあるというお話

ローカルなお話
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こんにちは、なまはげおじさんです。

君津のさくら塾のブログへようこそ。

学校の授業進度のお話。
 
 
 

超のんびりペース

このエリアでは、現在定期テストのシーズンを迎えていまして、4週ほどに渡ってそれぞれの中学校でテストが行われています。

実施日の2週間前に出題範囲表が配布されます。さくらっ子にそのコピーを取らせてもらって、保管しています。

ちゃんととっておかないと、「次回のテスト、あの学校はどこからが出題範囲になるんだったっけ?」なんてことになってしまうからです。
 
 

さて、出題範囲表をじっくり眺めていると、私の口から「ひえぇッ」というつぶやきがもれることがあります。

どんな意味の「ひぇぇッ」なのかと言いますと、「そりゃムリだ」か、「え、全然進んでないじゃん」のどちらかです。

前者は、出題範囲がめちゃくちゃ広い場合。『教科書P56~87』ではなく『教科書P87まで』なんて書かれてるときですね。これについてはまたあらためて特集します。

後者、こちらは問題です。このエリアでは、ときどきとんでもなく授業進度が遅れてしまうことがあるんです(理由はいろいろ)。
 

今回も出題範囲表をチラリと見て、「ひぇぇッ」と悲鳴が出てしまいました。

某中の3年数学、出題範囲が「平方根」だけなんです。
 
 

同業者のみなさんなら、きっと「ひぇぇッ」となったはず。これね、びっくりするくらい進みが遅いってことなんですよ。

次の資料は、このエリアで採用している教科書会社;啓林館のHPに掲載されている資料です。
 
 

 
 
その中学校が2学期制なのか3学期制なのかは伏せますが、どちらにしろ9月には「関数」の勉強をしているはずだったのが、まだ「二次方程式」にも入ってない。2単元ほど遅れているということになります。
 
 

冒頭にも書きましたが、さくら塾では出題範囲表を保管しています。OBたちのものも含めて、すべて。

ここ数年の出題範囲で、「平方根」までというものはやはり存在しませんでした。観測可能な範囲に限っての話ですが、歴代でもっとも授業進度が遅いのかもしれません。
 
 

大変なのはこれからです。

なにせ1月中旬に私立入試がありますから、やはり12月中に教科書内容の指導を終えるというのが、現実的な生徒側のニーズでしょう。

残りの単元は、

・二次方程式
・2乗に比例する関数
・相似な図形
・円周角の定理
・三平方の定理
・標本調査

と6つも残っているのです。

中学計算の大ボス「二次方程式」に、「関数」がまるまるあって、複雑な「図形」が3つです。相当な工夫をしないと(授業回数を増やすなど)、ちょっと終えられないのではないでしょうか。

教務主任・学年主任の先生方が、この事実に気づいてらっしゃるといいのですが。
 
 

ウチの学校のことだ

 
という人のうち、塾に通っていないアナタ。

定期テストが終わったら、教科書とワークを使って、お家で先取り学習を進めていきましょう。学校の授業で復習する感じで。

学校のペースに合わせてしまうと、冬にひずみが来ますよ。
 
 
 
 
 

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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