なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
県教委からアナウンスが入りました。
マークシート導入!
昨日19日(水)、県教委から発表されたのは、公立入試の「出題方針」と採点ミスを防ぐための「改善策」の2点です。
まず、前者。
「出題方針」ですが、これは昨年度からの変更はナシ。令和5年度入試のものと見比べたのですが、一言一句変えてませんね。ふむ。
そして、注目の後者。
採点ミスを防ぐための「改善策」は、以下の5つです。
【改善策1】学力検査問題の解答方法は、短答を含む記述式とマークシート式の併用型とする。
【改善策2】記述式部分の採点は、デジタル採点システムにより、別の採点者がそれぞれ採点を行った後、結果を突き合せて確認を行う。
【改善策3】合否のボーダーライン付近の答案点検を実施する。
【改善策4】採点・点検を行うための臨時休業日を追加で設定できるようにする。
【改善策5】採点・点検は、原則として全ての学校において同一の方法で行う。
受検生に関係があるのは、最初の3つ。それぞれ書き直してみますね。
【改善策1】解答用紙が変わる
選択問題は、「ア」などと書くのではなく、マークシートの「ア」の○を塗りつぶすことになります。
受検生のみなさんが一番ひっかかるのがコレでしょう。マークシート型ってやったことあるのかな。
年度途中での発表ですので、おそらくVもぎ・Sもぎ・復習確認テスト・塾内模試のいずれも対応できないと思うんですよ。「マークシート型の答案用紙を準備しますね」なんてできないはず。
多くの受検生が、入試本番で初めてマークシートの塗りつぶしを経験することになるんじゃないかなぁ。答案用紙に受験番号を書き込むのもおそらくマークシートになるので、テスト直前の準備の時間がマークシートを塗りつぶす練習タイムになるのかもしれませんね。
なお、選択問題以外の問題、例えば「関ヶ原の戦い」「試験管の中に入っていた空気が出てくるから」などと答えるものは、これまで通りです。
新型の解答用紙は、県教委がこれからサンプルを公表するそうですよ。どんなものになるのか、待つとしましょうかね。
【改善策2】記述式問題の採点は、複数人で行う
ポイントは2つかな。
・答案用紙に直接ペン書きをするのではなく、スキャンした画像をパソコン上で採点する
・記述式問題は、2人(2グループ)の採点者が別々にマルバツをつける
マルバツに食い違いがあったら再採点
デジタル採点システムなので、マルバツをつけると同時に得点計算も自動で進んでいきます。今までより短い時間で採点が終わるんじゃないでしょうか。
【改善策3】ボーダーライン付近の答案点検の実施
ボーダーライン付近の受検者を対象に、採点ミスがないか、全ての答案を改めて点検するそうです。「合否の判定が間違っていた」なんて悲劇を防ぐためですね。
なお、「ボーダーライン付近」の設定、すなわち対象人数や得点幅等については未定。県教委で今後検討し、定めるとのこと。
人気校では、ボーダーラインの前後数点に10~20人も受検生がいるのが実情です。定員を少しだけ超える人数が集まった高校、定員割れを起こした高校、それぞれのボーダーラインにはまるで異なる景色があります。
対象人数や得点幅、県教委がきっちり決めることができるのでしょうか。現場に丸投げすることになるような気がします。
最後の2つは、高校の先生方の負担軽減策ですね。
【改善策4】高校ごとに臨時休業日を作ってよい
【改善策5】採点・点検の方法は県教委が指示する
よいことだと思います。
続報が入り次第、また特集します。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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