勉強を作業にしてはいけません

学習のお話
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こんにちは、なまはげおじさんです。

君津のさくら塾のブログへようこそ。

今日は中学生向けのお話をリライト。
 
 
 

それは勉強?作業?

テストシーズンです。

出題範囲表が配られたところもあれば、まだですよというところもありますが、それぞれすでにテスト勉強を始めているはず。
 
 

授業ノートの読み直し、

ワークで問題演習、

教科書で基礎知識の再確認、

……ほかにもいろいろなやり方がありますが、自分なりの計画に沿ってコツコツ頑張れているなら、それは立派なテスト勉強。
 

基礎学力がじわじわ上がっていくでしょう。
 
 

しかし、〆切に追われるようになったら、それはもう勉強ではなく「作業」です。ワークなどの提出物でありがちですね。
 
 

ヤバイ間に合わない

早く終わらせなきゃ

 
 
なんてことを意識し始めたら、「作業」なんですよ。
 
 
 

省エネモード

脳というのは不思議なもので、ほんの少しでも「作業」と感じると、勝手に省エネモードに切り替わってその動きをにぶらせてしまうんです。

脳をフル回転させ続けると多大なエネルギーが必要になるから、なんでしょうね。
棋士のみなさんは、食事だけでなく、おやつまでガッツリとりますもんね
 
 

勉強以外のことを例にします。

掃除の時間のぞうきんがけ。

ぞうきんで床を拭いているときに、脳をフル回転させます?
 

床のタイルは一辺50cmの正方形

1列に20枚のタイルが8列

このぞうきんは 20×30cm

 
……なんて、数学の例題みたいなこと考えながら拭いてる人、います?
 

いません

 
ぞうきんがけのときに考えていることは、

趣味について、

悩んでいること、

放課後の部活のこと、

……なんてことを、ぼんやりと 思い浮かべている くらいでしょ。
 

まあ使ってないわけですよ、頭。 
 

人は、「作業」をするときに、脳が省エネモードになるんです。
 
 
 

省エネモードはダメ

勉強の話に戻ります。
 

あなたが机に向かっているときに、脳が省エネモードに切り替わると、

ひらめきが降りてこなくなるし、

新たな発見もなくなるし、

「だんだん楽しくなってくる」「超集中モードに入る」「気づいたら時間がとんでいた」なんていう愉快な経験もできなくなってしまいます。
 

勉強を「作業」にしてはアカンのです。

脳を省エネモードにしちゃダメ。
 
 
 

脳を動かせ

そして、これは大事なことなのですが、脳を使わない勉強って、きわめて「質」の悪い勉強になってしまうんです。

効率の悪い勉強になる、

そう表現してもいいかな。
 
 

例えば、計算問題。
 

受験生なら、早起きして登校前に計算問題のトレーニングをするのが日課になっている、なんて人もいると思います。

でもね、何にも考えずに淡々と計算するだけなら、得られるものはちっちゃな自己満足感だけ。

断言します、

それでは計算力は上がりませんし、テストのたびに悔しいミスが出続けるでしょう。
 
 

計算問題であっても、脳を使わなきゃダメなんですよ。
 

負の数が奇数個あるから……

両辺の係数をよく見ると……

分母に √ が残っているので……

 
など、今まで身につけてきたチェックポイントを、頭の中ですばやく確認しながら解くんです。

昔失敗した自分が、今の自分にアドバイスしてる感覚。

これが計算問題で脳を使うということであり、「質」の高い勉強です。
 

ぼんやりとシャーペンを走らせているだけじゃダメ、結果につながらない。
英単語や漢字の暗記でも同じだよ、作業的にやっていてはなかなか身につかない
  
 
 

勉強を「作業」にするな

ここまでをまとめると、 
  

勉強が「作業」になる
 ↓
脳が省エネモードに
 ↓
「質」の高くない勉強に
 ↓
労力のわりに結果が出ない

 

……というパターンをやめよう、ということ。

自分なりに頑張ったのにまるで結果が出ないなんて、イヤじゃないですか。

どうせ勉強がんばるなら、少しはニッコリしたいじゃないですか。

でしょ?
 

特に、提出物の〆切に追われるような勉強はしちゃダメですよ。 

〆切に追われないためには、

〆切日を確認
 ↓
その日までの予定を確認
 ↓
自学に何時間使えそうか確認
 ↓
おおまかな計画を立てる

 
この流れが大事ですぞ。
 
 

くれぐれも、〆切に追われて、何とか終わらせればいいやという「作業」にならないようにね!
 
 
 
 
 

以上、勉強を「作業」にしないでね、というお話でした。

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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