こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
塾の選び方のお話、リライトです。
失敗しない塾選び
今日は進学塾の中の人である私が、初めての塾探しのコツを紹介しようと思います。中学生の保護者のみなさま向け、参考になったらうれしいです。
さて、いきなりですが問題です。
塾を探し始めたみなさまがまず最初にすべきことは何でしょうか。
チラシを手に取ること?
ネット検索?
ママ友への聞き込み?
いえいえ、そうじゃないんです。
まず最初にすべきことは……
ステップ1 話し合おう
まず最初にすべきことは、何のために塾に通うのか本人と保護者とでじっくり話し合うことです。
この「何のために」をはっきりさせておかないと、塾選びそのものがブレてしまい、入塾後に親子揃って後悔することになりかねません。
中学生が十人いれば、「何のために」も十通りあるものです。
小学校の学習のテコ入れのために。
特定の苦手教科の対策のために。
家では勉強しないので。
高校入試のために。
私たちは「何のために」塾に入ろうとしてるんだろう。親子でじっくり話し合うことを、強く推奨します。
もしも、
えー
塾はいいよー
などとお子さんが言うのであれば、塾に通わせるのはやめた方がいいです。
本人が「何のために」を見つけられていないなら、どんな塾に行っても成果は望めないですし、お金がもったいないですもん。
この場合は、家庭学習の習慣化を目指した声かけをしていくのがよいでしょう。詳しくはコチラの特集記事をどうぞ。
さて、親子で話し合って「何のために」を共有できたら、いよいよ本格的な塾選びのスタートです。
ステップ2 絞り込もう
たくさんのチラシ・ホームページ・ママ友のクチコミ……、情報が多すぎて目移りしてしまいそうですが、我が子を通わせたい塾を絞り込んでいきましょう。
絞り込み① 「何のために」
ポイントはやはり「何のために」を意識すること。
小学校時代にさかのぼって復習しなくちゃと考えている人が進学塾を選んだら、授業についていけないでしょうし、むしろやる気を失ってしまうかも。
進学校に行くためにと考えていたのに友だちに誘われて補習塾を選んだら、学習効果は期待薄。時間もお金ももったいない。
「何のために」を意識すれば、大きくはずしてしまうことはないはずです。
絞り込み② 授業のスタイル
絞り込むときにあわせて考えたいのが、授業のスタイルです。
大きく分けると次の3つ。
切磋琢磨が期待できる集団指導
丁寧な指導が期待できる個別指導
授業はせず自学がメインの自学系
数学の計算問題でイメージしてみると、
自分のペースでじっくりやった方が伸びるのであれば個別指導だが、実は指導者によほどの力量がなければ成績は頭打ちになりがち。
競い合う中で正確性やスピードを意識させたければ集団指導だが、繊細な子はせかされがちな環境を嫌がるかも。
どちらも一長一短がありますから、中学生を指導する上で誰にでもベストのスタイルだと言えるものは存在しません。
お子さんの特性や、学校の三者面談で担任の先生から聞いた情報なども合わせつつ、我が子に最も合っているスタイルはどれかを考えてみてください。
「何のために」と「授業のスタイル」を考慮することで、候補になる塾は2つか3つくらいに絞り込めたのではないでしょうか。
それでは次のステップへ。
ステップ3 情報収集しよう
お子さんを通わせたい塾の候補を2~3つに絞り込めたら、本格的に情報収集をしましょう。
情報収集① インターネットで
まずはネットです。
ネットなら、その塾に関心があることは誰にも知られることはありません(=営業電話を避けられる)し、夜遅い時間に調べてもだれにも迷惑をかけません。
イメージをつかむために、公式サイトを時間をかけて読み込みましょう。
特にチェックしたいのは次の3つ。
●費用
明示していない塾は避けるべき
●月あたりのおよその授業回数
授業1回あたりの費用がわかる
●授業曜日と授業時間
送迎可能かイメージしながら
気になったところや疑問点をちょこちょことメモしながら、その塾のおおまかなイメージをつかんでください。
ちなみに、「君津市の人気の塾」のようなランキングに掲載されているのは、そのランキングサイトの運営会社にお金を払って掲載してもらっている塾だけです。
情報収集② クチコミで
ネット調べと並行して、クチコミでも情報を集めましょう。
ママ友はいますか? お目当ての塾に子供を通わせている知り合いがいたら、情報収集のチャンスですよ。関係者だからこそ知っている、
そうだったのかー
と思わずつぶやいてしまうような情報を、こっそり教えてもらえるかも……。
お子さん本人にも動いてもらいましょう。中学生どうしのクチコミですね。
ただ、こちらの情報は、授業は楽しいか、おもしろい先生はいるかなど、「何のために」塾に通うのかというもっとも大事な視点からずれた情報が多くなりがち。
情報の質を上げるために、あらかじめ聞いておくべきことについて親子で作戦会議を開いたほうがよいでしょう。
ネットにしろクチコミにしろ、情報収集での注意点は鵜呑みにしないということです。
「隣の家の子の成績が急上昇したからといって、我が子もそうなるという保証はない」という冷静な捉え方は大事だと思います。
さぁ、本命の塾が見つかったでしょうか。
それでは次のステップへ。
ステップ4 体験授業に参加しよう
体験授業です。
お子さんに実際にその塾を体験させることで、最後の情報収集をするのです。
体験授業を通してチェックしたいことはたくさんあると思うのですが、体験するのはお子さんであって保護者ではありません。
事前に親子で話し合ってチェックポイントを考えてみても、当日お子さんが慣れない環境の中で緊張してしまって、任務を果たせずに終わるかもしれません。
そこで、私からのアドバイス。
体験授業のあと、お子さんに2つだけ尋ねてみてください。
まず、授業の雰囲気。
「みんなビシッとやってた」
「ボケッとしてる人がいなかった」
「なんだか緊張した」
こういったコメントが聞けたら合格点でしょう。
そして、休み時間の雰囲気。
「学校と全然違ってた」
「みんな勉強しながら過ごしてた」
「誰も騒いでなかった」
といった感想を聞きたいものです。
逆に、
「あんまり学校と変わらなかった」
「みんなスマホいじってた」
「とにかくにぎやかで楽しかった」
という感想なら、入塾は見送るべきでしょう。お子さんの学習面での成長は期待できそうにないですから。
そうそう、体験授業を申し込むときは、次のことをお願いするといいですよ。
入塾したときに授業を持ってくださる先生に、体験授業をお願いしたいです
体験授業だけはエース講師で、入塾してみたら授業は別の先生だった……なんてこともあるみたいですからね。
ステップ5 入塾しよう
「ここの塾がいい!」と親子で納得できる塾を見つけられたら。
その塾に連絡を入れる前に……ここまで読んでいただいた方なら、何をすべきかおわかりですね。
そうです。
もう一度、「何のために」この塾に入るのか、親子で再確認をするのです。
このステップをしっかり踏むことで、入塾してからお子さんがいろいろな理由でくじけそうになったときに、
「この塾を選んだのは自分だ」
「勉強するって自分で決めたんだ」
「頑張るって約束したんだ」
と、踏ん張ることができるはず。
そのあと?
なるべく早く連絡をしましょう笑
席が埋まって断られてしまっては、ここまでの苦労が水の泡になってしまいますからね。
兵は神速を貴ぶ。
以上、塾の選び方の特集をお送りしました。
塾選びのコツは、何度もくりかえし書いてきたとおり、「何のために」塾に通うのかという視点を親子で保ち続けることだと思います。
お読みいただいたみなさまが、お子さんにぴったりの塾を見つけられることをお祈りしております。
その際、さくら塾も候補に入れていただけると、中の人は大喜びします笑
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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