【最新版】これが千葉県の『調査書』です!②

千葉県の高校入試

 
 
 
 なまはげおじさんです、こんにちは。

 さくら塾のブログへようこそ。

 今日は『調査書』特集の第2弾。

 前編はコチラ。
 

 
 前編では、神奈川県・東京都と比べることで、千葉県の『調査書』の特徴について取り上げました。

 千葉県では、入学直後の1年生の成績からすべてが記載されるんでしたね。部活動を引退してからの大逆転なんて、千葉県では非・現実的な夢物語。1年生のときからコツコツ頑張っていきましょう。
 
 

 今回は後編。

 千葉県の『調査書』の記載内容について、じっくり見ていきましょう。
 
 
 

これが千葉県の『調査書』です

 説明する上で、やはり実例がほしいなぁということで、1枚作っておきました。
 

 
 さくら中学校の3年生、剛田武くんという架空の生徒のものです。
 

合唱コンクールでクラスメイトを力強く引っ張る雄姿。

 
 ちょっとだけヤンチャなところはありますが、お歌の大好きなナイスガイです。 

 それではさっそく、剛田くんの『調査書』をチェックしていきましょう。
 
 
 

①必修教科の評定

 受験生がもっとも気にする資料がコチラ。
 

 
 いわゆる『内申点』ですな。
 

 前回の特集で、「東京都は音楽・美術・保健体育・技術家庭科の評定を2倍する」ことを紹介しましたが、千葉県ではそれはありません。

 国語の「5」も、

 保健体育の「5」も、

 まったく同じ価値を持つわけです。

 ですから、定期テストで主要5教科しか勉強しない人ってたまにいますけど、その作戦はやめた方がいいと思いますぞ。あとで絶対に頭を抱えることになるからね。
 

 実際にみんなどれくらいの評定をもらって受験しているのか、その具体的な数字が気になる方は、先日の特集記事をご覧ください。コチラです。
 

 
 ここでちょっと余談を。

 上の記事を読んでお気づきになる方もいらっしゃるかもしれませんが、通知表の「3」って、平均的ってことじゃないですからね。

 そう、「3」は平均ではない。
 

 計算してみればすぐに納得できますよ。

 オール「3」だと、

 「3」×9教科×3学年= 81

 『調査書』の合計評定は 81 点にしかならないんですもん。

 どの中学校も、平均評定は80点後半から90点前半だったでしょ?

 つまり、どの学校も、平均は「3」より上にある!

 これがリアルな数字です。

 評定「3」で安心してちゃダメ。
 

 ちなみに、オール「4」で 108 点、オール「5」が満点の 135 点。上位校や人気校になると、受験者の多くが 110 以上で合格者の多くはそれよりも上だったりします。
 

 剛田くんは 103 点、公立上位校を狙うのであればちょっとキビシイかな・・・。当日のテストで頑張りたいところですな。
 
 

 ここまでをまとめておきます。
 

 千葉県の『内申点』は、
 ●どの教科も重みは同じ
 ●1年~3年まですべて記載される
 ●「3」は平均を意味しない

 
 

②出欠の記録

 高校の先生方が内申点の次に気になるのは、やっぱりコチラの情報でしょう。

 『出欠の記録』。
 

 
 欠席日数は少ない方がいいです。

 ほら、どんな高校も、3年間元気に通い続けてくれる生徒が欲しいじゃないですか。

 だから、中学校は休まないほうがいい。
 

 各高校の「選抜・評価方法」をまとめました。
 

以下の場合は審議の対象とする
●県千葉
 3年間の欠席日数の合計が60日以上
●千葉東
 各学年の欠席日数が30日以上
●木更津
 各学年において欠席が20日以上
●幕張総合
 各学年の欠席日数が30日以上
●君津
 各学年において欠席が20日以上

 
 まとめてみると、かなりの長期の欠席でなければ問題ないみたいです。
 

 なお、千葉県では欠席の理由も書きます。

 神奈川県や東京都と違いますな。

 郷田くんの場合はかぜで2日、腹痛で1日・・・って、そんな情報、入試で本当に必要なのかな(笑)。

 
 
 そうそう、大事なお話を。

 この「出欠の記録」、実は加点要素アリ。

 それは、「皆勤」。

 欠席・遅刻・早退がすべてゼロ

 それを1年間継続できた場合、「皆勤」と書いてもらえます。高校によっては、これを高く評価してくれるところもあるのです。
 
 

 まとめるとこんな感じ。
 

 学校はなるべく欠席・遅刻・早退しないこと

 

③行動の記録

 これは、通知表の右側に似たようなコーナーがあるので、既視感を覚える人も多いのではないでしょうか。
 

 
 通知票では、あまりにやらかしすぎていると「△」なんて書かれてしまいますが、『調査書』の「行動の記録」ではそれはないのでご安心を(笑)。

 ただ、あまりに好き勝手に振る舞ってクラスメイトや先生方を困らせていると、どの欄にも「○」がつかなくなってしまいます。

 「○」の数が極端に少ない場合、高校の先生方もいろいろと察して、不合格になることもあるようですぞ。

 そりゃそうですよね、中退になる可能性が高い人を、わざわざ入学させたりしたくないですもんね。
 
 

 この「行動の記録」、上位校の合否の判断ではあまり重要視されません。トラブルメイカーでないことが確認できれば(=「○」の数がそこそこあれば)ヨシといったところかな。
 
  

④⑤⑥特別活動の記録・部活動の記録・特記事項

 3つまとめていきますね。
 

 
 「特別活動の記録」について。

 県教委は「項目ごとに、生徒の活動状況等で顕著な事実があれば記入する」としています。空欄ができてもOKですよ、ってことですね。しかし実際は、なるべく空欄を作らないようにと担任の先生方が腐心なさっているようですよ。

 特に空欄になりがちなのが、「生徒会活動」ね。美化委員とか、生活専門部員とか。そういうのメンドクサイからやりませんなんて人、あとで大変だよー。
 
 

 「部活動の記録」について。

 多くの大会で活躍した人はこの欄がギッシリ埋まることでしょう。部活動に力を入れている高校では、高く評価されるかも。

 3年間どの部にも所属しなかった人は空欄になりますが、気にしなくて大丈夫です。いまどき減点されるようなことはありませんから。

 この④⑤⑥、空欄が合っても減点されたりしないでのご安心を。
 
 

 「特記事項」について。

 英検や漢検などの資格や、表彰されたことなどについて書くスペースです。

 この欄について県教委は「取得資格、学校内外における奉仕活動、表彰を受けた行為や活動、運動能力測定の記録など、特記すべき事項があれば記入する」としています。

 ですから、ボランティア活動について書いてもらうことも可能です。ただし、学校行事の廃品回収とかではダメ。毎週福祉施設を訪れて何らかのお手伝いをしているなどのように、継続的に活動している必要があります。
 
 

 ここまでをまとめます。
 

 加点されることはあっても、減点されることはない

 
 

⑦総合所見

 最後は、総合所見。

 担任の先生による、

 「こういう生徒ですよー」

 「ステキでしょー」

 「合格させてくださいねー」

 と愛のこもった200字作文のコーナーです。
 

 
 悪く書かれることはありません。

 担任の先生方は、いろいろあったとしても、自分の生徒のことがかわいいですからね。合格しますようにと祈りを込めて後押ししてくださるはずです。

 常にクラスメイトを怒鳴り倒している暴君のジャイアンでさえ、「大きな声で友達に声をかけるクラスのリーダー」なんて感じになります。

 リーダーかどうかは意見の分かれるところですが、担任の先生がそう思ったのならしかたがありません。ウソは書いていないですよね(笑)。
 

 ちなみに、この欄の記述は、合否にはほぼ影響しません。
 
 
 
 
 

 以上、千葉県版『調査書』について、細かく見てきました。

 現中3の代から入試システムが大きく変更されますが、『調査書』は旧バージョンからほとんど変更はありません。

 よって、『調査書』を意識した対策も変更ナシ。

 1年生のうちから、毎日コツコツ勉強していくこと

 シンプルですが、やはりこれがベスト。

 近道もチート技もありませんよ。
 
 

 それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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