もはや温帯地域として河川と向き合っていてはいけないのでしょう。雨の降り方が熱帯のそれですもん。蓄積されたデータがあまり役に立たなくなってきているのかもしれません。
なまはげおじさんです、こんにちは。
さくら塾のブログへようこそ。
今日は県教委の発表したデータの特集です。昨年もまとめ記事を書いたのですが、読んだことのある方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
各中学校の内申点を見てみよう
7月1日(水)に、県教委が『学習成績分布表』を公表しました。
なにソレ?
内申点のことですぞ。
短く説明しますと、これは、現高1の代の『調査書・内申点』のデータの一部なのです。どうです、気になるでしょう? リンクを貼っておきますね。ただし、君津市だけではなく、市原市以南の市町村すべての中学校が掲載されている大きなデータですから、wifi利用を推奨します。
ややこしいものではないので、おそらくパッと見ただけでおおよその意味はつかめるかと思います。念のため、解説しますぞ。
コチラがサンプル。
読みとれることは以下のとおりです。
この表から、
・この中学校には188人の3年生がいた
・第3学年での美術「5」は22人
それは学年全体の11.7%にあたる
・社会は「5」が40人いたのに、音楽では3人しかいない
・・・なんてことが読みとれるわけです。
中学生の保護者のみなさま、ぜひお子さんが通っている学校のデータに目を通してみてください。
データを比べてみよう
それでは、昨年度に引き続き、さくら塾周辺にある4つの中学校、君津・周西南・八重原・周西の各中学校のデータを比べてみようと思います。
国語
公立入試と同じ順序で、まずは国語からいきます。
おお、八重原「5」が30.4%もいたのか。これは相当優秀な学年だったのでしょうな。なにせ国語の基礎力がないと、社会の教科書は読んでも意味がうまくつかめないし、英文法も説明がのみ込めないことがままあります。国語の基礎力がある人は、入試に強いのですよ。
君津は、逆に「2」「1」がとても少なかったのですね。これなら、極端に勉強が苦手という生徒は少なかったのではないでしょうか。
数学
次は、数学です。
この教科は周西のグラフが目を引きますね。「2」「3」「4」がほぼ同率になっていたんですか。これはあれでしょうな、数学の教科担任の先生は、相当苦戦なさったのではないでしょうか。
私がこの学校で一斉授業をするとしたら、どの層に合わせていくべきか、ものすごく悩むことになると思いますもん。「2」の生徒たちに合わせたらきっと「4」「5」のグループからはつまらないと言われるでしょうし、「4」に合わせるとしたらその逆に。
「3」に合わせるのが効果的なのは、君津だけですな。
外国語(=英語)
3つめは外国語。学習指導要領上は「外国語」という教科名ですが、まあ英語のことですな。
この教科は、4校の「4」「5」の割合がほぼ同じです。
偶然かな。
ただし、周西南は英語を苦手にする人もそれなりの人数でいたようです。まあいろいろな事情もあったのかもしれませんな。
理科
公立入試では2日目の教科、理科です。
理科は4校とも得意にしていた生徒が多かったようです。「3」「4」「5」ばっかり。
特に君津は、学年の半分以上に「4」「5」が、85%以上に「3」以上がついています。八重原も負けないくらい優秀だったようです。
周西のグラフも独特ですな。「4」「3」「2」より、「5」の割合の方が大きい!
社会
入試での最終教科、社会。
周西は社会も「5」の割合が多いんですなぁ。あれかな、上位層が固定されてたのかな。
八重原は「4」「5」だけで6割に迫る勢い。きっと、定期テストでみんな奮闘したのでしょうな。
周西南は「3」「4」「5」がほぼ同率。これまた授業がやりづらそう(笑)。
各中学校の平均は?
データから、各校の『評定』の学年平均を求めることができます。
君中の社会科であれば、
(21.3×5+22.9×4+42.6×3+10.1×2+3.2×1)÷100=3.493
といった具合です。
5段階評定の社会の学年平均が 3.493 ということですね。
一覧表にしてみました。
こちらです。
うむ、2020年に入試を行った現高1の代も、それほど大きな差はつかなかったようですな。
以上、現高1の代の『学習成績分布表』の特集でした。昨年でデータと比較したい方は、次のリンク先からどうぞ。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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