【ママンのひとりごと】20年4月度

ママンのひとりごと
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 この暑さ、さてはもう夏になったのか!? 朝から困惑気味のなまはげおじさんです、こんにちは。さくら塾のブログへようこそ。
 
 
 

 さくら塾では、月度の終わりにひとりひとりに個人レポートを作成し、お渡ししています。下の画像の左側が、個人レポート、右側が『ママンのひとりごと』、保護者返信コーナーです。
 
 

 
 
 保護者のみなさまの生の声をうかがえるので、私は『ママンのひとりごと』が届くのをとても楽しみにしています。
 

掲載上のルール
●提出を強制しません
●いいコトを書く必要はありません
●原則として本文はいじりません
 例外は「個人情報にあたるもの」「公開するとご迷惑がかかりそうなもの」など
●さくらっ子の個人名はすべて 我が子 で統一します
●誤字・脱字・表現のゆれは気づいた範囲で修正をします

 
 私が書いた『個人レポート』に対しての返信という形をとっていますので、読んでも意味のつかみづらいところもあるかもしれませんがご容赦ください。
 
 
 

ママンのひとりごと 4月度

 それでは、4月度をふり返ってのひとりごとです。

 新学期早々に休校措置が延長され、さんざんなゴールデンウイークに。学習面だけでなく、メンタル面も心配になってきた1か月でした。 
 
 

塾があるから

ママン
ママン

 このようなコロナ禍にもかかわらず、塾を開いてくださって本当にありがとうございます。休校も5月末まで更に延長されましたが、塾があるからと自宅学習に大きな乱れを起こすこともなく進められているので感謝しています。
 我が子は、1年生の学習内容の「穴」を発見しては底を埋めようとしたり他のさくらっ子たちに負けまいと頑張っています
 5月もよろしくお願いいたします。

 
 さくら塾は対面での授業を継続しています。3つの「密」に当たらない状況のもと、保護者のみなさまに支えていただきながら授業を行っています。3つの「密」に当たらないどころか、生徒数は昨年の半分なので、経営は wheel of fire です。血の色は赤ですが、帳簿の字の色も赤であります。補助金のことを考えれば、休業した方が経営的には大正解ですな。うん、知ってる。

 対面授業は完全に安全になってからにすべきなのでしょうが、専門家に言わせれば、このウイルスを撲滅するのは現実的な話ではないとのこと。だったら、君津の街に感染の大波がくるまではギリギリまで授業をやろう、大波をかぶるようになったらLINE公式などを利用して乗り切ろう、そう考えています。ただ、「本当にこれでいいのかなぁ」と自問する毎日です。

 そんな五里霧中の中いただいた、この「塾を開いてくれてありがとう、我が子はお家でも頑張ってますよ」というメッセージ、うれしくてうれしくて、何度も読み返してしまいました。
 
 
 

気持ちがふさぐ

 某さくらっ子について、気のせいか表情に陰りのようなものを感じる、そのような『個人レポート』を作成したのですが、そのお返事がコチラ。
 

ママン
ママン

 いいえ、決して気のせいなどではありません。実際、
「あ~何もすることがない。」
「何しよう・・・」
「あーため息ばかり」
は我が家でよく耳にする我が子のセリフです。
「何か夢中になれること、今だからこそ見つけたら?」
「何かやりたいことないの?何でもやったらいいじゃない」
とこちらも声をかけるのですが・・・。
 けれど、塾はやってくださるし、(習い事など)ずいぶん恵まれている環境だと思います。
 にもかかわらず気持ちがふさぐのは、私もそうですからよくわかるつもりです。仕方がないです。この仕方のない状況を受け入れるしかありません。そしてその上で笑顔を「つくる」しかないと思います。
 けれども、大人にもきついこの状況、子どもはさらにきついに違いありません。(中略)今この状況をなんとか工夫して楽しむしかありませんね。ピンチこそチャンス!!

 
 私はしがない塾のおじさんであって、メンタルのお医者さんではありません。それでも、何人かのさくらっ子のようすを見ていると、2か月にもなるこの強制引きこもり生活、そろそろ限界を感じている子が多いのだろうと感じています。

 さくらっ子のことが心配で胸を痛めていますが、教室であれやこれや話をしたりキャッキャと大笑いしたりすることができているので、ここではさくらっ子のメンタル面にはあえてふれません。この『ひとりごと』をくださった某ママン&さくらっ子についてのお話もここまで。
 
 

 お母さん。

 このブログを読んでくださっているお母さん。

 一家の太陽であるお母さん。

 疲れてきていませんか?

 大丈夫ですか?

 テレワークなどで(またはお仕事がお休みで)一日ずっと家にいることを強いられている方。いくら愛する我が子とはいえ、24時間ずっと同じ場所にい続けるのはストレスでしょう(これは生き物である以上当たり前のことです)。落ち着ける個室があれば別ですが、「子ども部屋」はあっても「お母さんの部屋」がある方は少数派では? そう考えると、子どもよりお母さんの方がしんどいかもしれません。

 そして、これは当たり前のことなんですが、子どもがずっと家にいるということは、普段以上に子どもと接する機会が増えるということでもあります。思春期の子どもであれば、ぶつかることも少なからずあるはず。というか、いろいろとマズイところも目に入ってきてしまいません? それを注意したら反発されてムキーッってなったり、はたまた今は声をかけずにおくべきかと悩んだり、そりゃもう思春期の子供を持つお母さんたちはストレスものすごいと思いますよ。

 学校があれば、家に子どもがいない時間をつくることができるんですよね。日常生活を送っているときはこんなことは考えもしなかったのですが、学校の時間が、子どもにとっても親にとっても程よいクーリングタイムになっていたんですなぁ。


 今このブログを読んでくださっているあなた、最近お子さんはどんな表情をしていますか? そして、あなた自身はどんな表情のときが多いですか?
 
 
 

無気力に見えます

 このさくらっ子も相当参ってきているように感じられたので、『個人レポート』にそういった内容をまとめました。そのお返事になります。
 

ママン
ママン

 いつも大変お世話になっております。
 休校も初めの頃は友人とテニスをしたりランニングに行ったりと外とのかかわりを持っていましたが、4月になる頃には控えるようになり、勉強していても無気力に見えます
 人それぞれだと思いますが、我が子はやはり学校とその仲間が好きなんでしょう。TVばかりでは良くないと思い、一緒にボードゲームをしたりして過ごしていますが、近所の友達が少し寄ってくれて庭で会話している笑顔は私には引き出せません。
 今月は勉強とは離れた話題でした。

 
 このママンもお子さんの異変に気づいていらっしゃったようです。

 この「我が子の変化に気づく」というのは、実は大変に難しいことだと思います。なぜなら、ずっと近くに、ずっと一緒にいるからです。ものごとの変化は、少し離れて観察した方が気づきやすいもの。2~3日に一度しか会わない私の方が「あれれ、いつもと違うぞ?」となりやすいかもしれません。

 このママンの素晴らしいところを2つ挙げます。
 まず、よくお子さんのことを見ていらっしゃるのでしょう、無気力になりつつあることに気づいたこと。親が精神的な余裕がなくなってしまって、子どものことを気に留めることができなくなっているケースも出てきているようです。
 そして、ボードゲームを一緒にやったこと。どうしても「ちゃんとしなさい」「勉強に集中しなさい」と言いたくなるものですが、楽しい時間を家族で共有することは精神的に大きくプラスです!
 

 ・・・あ、なまはげおじさんが何か言いたいそうです。
 

 お母さんたちへ。
 平常時と同じレベルで子どもと接することなんてできなくて当たり前。これだけの異常事態なんだし、親だって人間なんだから、心の余裕がなくてもしょうがないですよ。
 子どものすべてをあなたひとりで受け止めようと頑張り過ぎないでくださいね。

 
 

さくら塾でリフレッシュ

ママン
ママン

 いつもご指導ありがとうございます。
 先が見えない不安の中、塾へ行き家族以外と交流を持てることがとてもリフレッシュになっているように思います。ありがとうございます。
 やっと先生とLINEを繋げ質問をしているところを見るようになりました。お忙しい時間にいつも返信ありがとうございます。まだ質問を打つ文章を考えることに時間をとられていますが、これもいい勉強になっていると思っていますので、言葉遣いを含めご指導いただけますようよろしくお願いいたします。

 
 そうですか、さくら塾がリフレッシュになっていますか。とってもうれしい反面、塾がリフレッシュの場って、なんだかすごい時代になっているんだなぁとあらためて実感します。去年の台風15号以来、ずぅっと異常事態が続いているような気がしますよ、トホホ。

 リフレッシュの場って、ふざけて遊んでいるということではありませんよ、このさくらっ子の名誉のために、念のため。基礎学力を向上させるべく、バリバリと勉強しております。塾に行くのに何を着ようかな、という時間を楽しんでいると思われますな(笑)。おしゃれさんですし。

 そうそう、最近LINEの利用が活発になってきました。よいことです、いい意味でさくら塾を使い倒してください。ただ、LINEに用いる写真(丸く切り取られるアレ)に、「友人の変顔」を採用し続けるのはどうかと思います。お願いだから変えてくれと何度か訴えているのですが、頑として受けつけてくれません(笑)。あの人はいったい誰なんでしょうか?
 
 
 

受験生

ママン
ママン

 いつもお世話になっております。
 受験生としての自覚がイマイチ・・・。今後の見通しが立たない中、10か月後には入試があり、希望校へのチャンスは1回しかないという現実にもう少し向き合ってほしいと思います。
 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

父さん
父さん

 世間がコロナ禍で大変な中、お世話になっております。
 勉強しなければならないとは自覚しつつも、本人の中でメリハリがつけられず中途半端になっているように感じています。ONとOFFを切り替えやすいよう、声かけとサポートをできればいいと思っています。

 
 受験生であるお子さんとずっと一緒に過ごしていると、やはりいろいろと言いたくなることが出てくるものでありますな。「ねぇアンタ、受験生だよね?」「ダラダラ過ごしてちゃアカンぞ」などなど。「ウチといっしょだ」「わかる、わかる!」という保護者の方が大勢いらっしゃいそうです。

 心配ですもんね。我が子の勉強や成績や、今年から新しくなる受験や、コロナのある世界でのこれからが。だからこそ、声をかけたいし、注意もしたい。

 でも、自粛生活を強いられている今、我が子とのぶつかり合いは避けたほうがいいに決まってる。よって、いろいろ指摘したいことをグッとこらえて飲み込む・・・。これがなかなかのストレス・・・!

 また、「学校にいけない・友達に会えない・外にも出られない」という終わりの見えない毎日を強いられている子どもたちのしんどさにも、きっと保護者のみなさまは寄り添っておられることでしょう。しょんぼりと落ち込んでいる我が子を見て、胸を痛めている方も少なくないと思われます。特に中学3年生にとっては、部活動や行事がどうなってしまうのかも気にかかるでしょうから、ガックリきている子もいるでは。

 他学年の親よりも、ずっとずっと心配事の多い毎日になっているはず。受験生の保護者のみなさん、あまり心配事や不安な気持ちを胸にため込まないようにしてくださいね。あまりに心配しすぎてしまうと、子どもだけでなく親までメンタル的に弱ってしまいますから。

 子どもについての「もやもや」をため込まないためのひとつのコツは、子どもから距離をとることです。何をやっているか、見ないようにするのです(笑)。だってほら、視界に入ってしまうと、いろいろ言いたくなるじゃないですか。今は異常事態ですからね、「適当にほうっておく」くらいの距離感でいいのかもしれませんよ。
 

 終わりの見えない強制引きこもり生活。子どもも親も、みなそろそろ限界にきています。それだけに、君津市には5月11日(月)から学校を再開してほしかったです。一日フルで再開しなくてもよいのですよ。分散登校の形式を採用して、午前中のみ(または午後のみ)3~4コマで十分です。学校で友達に会える、話ができる。生き生きとした我が子の表情を見ることができる。子どもにとってもその親にとっても、精神的にものすごくラクになれるのになぁ。もちろん感染は怖いですけれど、今の君津市の状況なら無理な話ではないでしょう。

 6月1日(月)から、学校が再開されることを強く祈っております。なんなら1~2週間あまり前倒しでリスタートするのも大歓迎です!
 
 
 
 
 

 以上、4月度のママンのひとりごとでした。さくら塾保護者のみなさま、今月もご協力ありがとうございました。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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