なまはげおじさんです、こんにちは。さくら塾のブログへようこそ。
今日は後期選抜について勉強していきましょう。
まだ前期選抜が不合格と決まったわけじゃないのに!
うん、そうですね。気持ちはわかります。縁起でもないからヤメテ、なんて声が聞こえてきそう。でもね、前期選抜の発表のあとに特集記事を書いていては遅くなっちゃうんですよ。後期選抜って、スケジュールがぎゅうぎゅうなんです。
後期選抜のスケジュール
下のカレンダーを見てください。
後期選抜の出願は25日(火)、たった一日だけなんです。この日に願書を提出できなかったら受験終了になってしまいます。
そしてさかのぼって前期発表が19日(水)ですから、後期出願まで5日間しかありません。しかも後半の3日間は中学校がお休み。担任の先生に相談したり、調査書などの書類を準備していただくのは、20・21日の2日間だけしかない!
さらにさらに。後期選抜の定員が発表されるのは20日(木)の夕方。このとき、ようやく志望校選定に必要なすべての情報が確定するのです。
※前期選抜合格者が提出する入学確約書、この提出期限が20日(木)。よってこの日の夕方、後期選抜の定員数が確定します。このブログでは何度かふれてきましたが、前期選抜の合格者全員が入学するわけではありません。例えば、昨年度の木更津・理数では40人中7人、君津では144人中8人の辞退者が出ています。おそらく国立木高専に進学したものと考えられます。辞退者の人数分だけ、後期の定員は増えるわけです。
まとめると、
19日(水)前期選抜 発表
以降は不合格の場合
20日(木)夕方、後期選抜定員確定
この日の夜、受験校を決める
21日(金)担任の先生に受験校申告
出願書類受け取る?
22日(土)~24日(月)3連休
25日(火)後期選抜 出願
夕方倍率発表?
……となるわけです。※中学校によっては、25日(火)に一度登校して出願書類を受け取って、受験校に向かうところもあるかもしれません。
前期選抜の前のときのように、全県にアンケートをとったりはナシ。後期選抜は、ものすごく短期間で受験校を決断し、ササっと出願に動くのです。
つまり、前期選抜の合格発表に行って、自分の受験番号が掲示されていないのを見てショックを受けて、その後しばらくしてから後期選抜について考え出しているようでは遅いのです。たしかにまだ前期の発表も済んでいませんが、日程に余裕のある今、後期の受験校について真剣に検討するべきです。
そのために大切なのが、前期選抜の自己採点。5科計の得点が、現在のあなたの得点力。謙虚な気持ちで現実を受け止めましょう。公立入試の採点は大変な辛口ですから、特に記述問題は厳しく見ていくべきです。根拠のない希望的観測で自己採点しても何の意味もありませんよ。
後期選抜本番は3月2日(月)、あと2週間しかありません。入試当日まで基礎力は上がり続けますが、得点力そのものを劇的に伸ばすにはもう時間が足りません。かなり厳しい表現でごめんなさい、でも、事実です。ですから、受験校を検討するには、自己採点した前期選抜の得点が一番の判断材料です。
後期選抜には志願変更アリ!
後期選抜では、出願したあとに、受験校を1回だけ変えることができます。これを志願変更といいます(志望校は変えないけれど、受験学科を変える場合は志望変更といいます)。
ズルではありませんよ。受験生に与えられた権利です。想像していたよりも受験生が集まって高倍率になってしまった場合などに、志願変更に動く受験生がいます。
しかし、その数はけっして多くありません。「あー、やっぱり変更しなけりゃよかったなぁ」と後悔することになったらいやだ、そんな心理もあるのかもしれません。
後期選抜は40分!
入試当日のスケジュールです。
まとめると、
●テスト 40分間
●休憩 12分間
●3分前着席完了
となります。一日で5教科すべてをやってしまうわけです。また、高校によっては、社会のテストの後に独自の検査を行うところもあります。これについては、もう少し下をご覧ください。
選抜・評価方法は全県統一
前期選抜は、高校ごとにそれぞれの特色の出た選抜・評価方法でした。しかし、後期選抜では、どの高校も同じ方法で合格者を選抜します。
二段階方式です。
まずA組を選抜して合格者とします。その他の受験生全員をB組とし、この中から残りの合格枠を埋めていきます。
県教委の資料をベースに、もう少し詳しく説明しますね。
A組;入学許可候補者の決定
次の3つの条件の両方を満たすものをA組(=入学許可候補者)とする。
条件1
「算式1」が募集人員の上位 80%
条件2
学力検査の5科計が募集人員の上位 80%
条件3
その他特に問題となる点がない
要は、内申点と当日の得点のみでA組を決めるのです。生徒会役員だろうと行事のリーダーだろうと部活のスター選手だろうと英検2級を持っていようと、一切関係ナシなのです。
※「算式1」って何のことだろう・・・という方はコチラをどうぞ。
※木更津・理数は、数学と理科を 1.5倍するので 600点満点になります。
A組にあてはまらない受験生を、B組と呼びます。
B組の中から、残りの合格者を決定する
県教委の資料には、「次の算式2で求めた数値及びアからエまでを資料として総合的に判定する」という記載があります。
まず「算式2」をチェックしましょう。
算式2 Y+K×Z
Y;学力検査の5科計
K;各高等学校の定めた定数
ほとんどの高校が「1」
姉崎が「2」
上総が「3」
Z;「算式1」で求めた数値
ほとんどの高校が、K=1なので、実質「5科計+算式1」で計算することになります。当日の得点と内申点が重要ということです。
次に、資料ア~エをチェック。
資料ア 調査書の9教科の評定
資料イ 学力検査の成績
資料ウ 調査書の記載内容
資料エ 「検査」の結果
記載がないので以下推測です。
資料アの「9教科の評定」⇒極端に低い評定の教科がないかチェック?
資料イの「学力検査」⇒極端に低い得点の教科がないかチェック?
資料ウの「調査書」⇒いわゆる 加点 ? どの程度プラス?
資料エの「検査」ですが、多くの高校が後期選抜は検査ナシ、当日は学力検査のみとしています。しかし、第9学区では検査を行う高校が多いです。上総・君津青葉・市原・京葉・市原緑・姉崎・市原八幡が面接を予定しています。これらの高校を受験予定の人にアドバイス。わざわざ面接を行うのですから、合否に大きくかかわると考えるべきです。出願を終えてから、担任の先生にお願いして面接練習をするのをオススメします。
受験生のみなさんへ。
それぞれの高校のサイトに、後期選抜について詳しい資料がアップされていますから、必ず目を通しておくことを強く推奨します。
このような記載があれば、この特集のとおりです。
後期選抜 発表
3月6日(金)が発表です。
前期選抜での合格はあくまでも「合格内定」ですので、前期選抜組もこの日高校に行って掲示板を確認することになるはずです。二度手間ですな。
後期選抜組の受験番号も掲示されます。合格した場合、A4サイズの厚い封筒を渡されます。なくさず持ち帰ってくださいね。
受験生の保護者のみなさまへ。
後期選抜、最初にして最大の難関は、前期選抜不合格という大ショックからいかに抜け出すかです。精神的に揺れたままでは、後期選抜に向けて腰を据えて取り組むことができません。
ましてや保護者がショックで狼狽していては、受験生が精神的に立ち直ることが難しくなってしまいます(ガックリきちゃうんですけどね……)。
19日(水)からの数日間が勝負です。
踏ん張りどころです。
以上、後期選抜についての特集でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
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