ちょっと掃除しただけなのに汗だくになったなまはげおじさんです、こんにちは。さくら塾のブログへようこそ。
昨夜の熱戦をふりかえりましょう
昨夜は1年さくらっ子の授業日。
今日のブログは、そのようすをご紹介します。
まずは前回内容の定着をチェックするミニテストから。
残念なことに、「●●●をxとする」という大事な但し書きを書き忘れてしまうさくらっ子を発見。
文章題を解く上で非常に大切な要素であり、文字式を利用する感覚を養うという観点からも譲れないポイントです。前回、強調して指導したのですが・・・まだ甘かったようです。しょんぼりであります。
しかし、さくらっ子の基礎・基本の「穴」を見つけられたことはラッキー。そう前向きにとらえて、まずはそこをギウーーーッと指導するところからスタートしました。
さて、ミニテストに1問だけ、未習のタイプの問題をまぜてみました。さくら塾のミニテストは、すべて前回の学習内容からの出題ですので、未習の問題を出題するなんて、なかなかレアなできごとです。
コチラです。
授業前に私が予想していたさくらっ子の反応は、問題の意味がわからない、でした。国語の読解力ならぬ、計算式の読解力が問われる出題ですね。中学入試でよくあるタイプの問題なのですが、初見では面食らう人が多いはず。このタイミングで一度経験させておこう、そう考えてのイジワルな出題だったのですが・・・、なんと一人正答者が出ましたよ。あらビックリ。それも、さきほど私にギウーーーッと指導されたさくらっ子でした。うーむ、ほめにくい(笑)。
ちなみに、4x◎9は、8x-9となります。それがわかれば、あとは楽勝ですね。
さて、授業開始です。
「方程式の利用2」、いわゆる速さの文章題。
平易な問題からのスタートですので一見順調なのですが、よく見ると、あらあら、とツッコミたくなるようなことをノートに書いています。
例えばですね、
このように式を立てられたとして、この方程式を解くために、まず何をするか。1年さくらっ子たちは、こんなことをしていました。
右辺を分配法則を使ってカッコをはずす。
うむ、間違ってはいません。
間違ってはいないのですが、あまり上手なやり方ではないのです。それではちょっと時間がかかりますし、計算ミスのおそれもあります。
自分の立てた式を見て、その特徴に気づいてほしかった。両辺とも、係数が 60 の倍数であることに(ここまで説明すると、さくらっ子から「あっ」と声が上がりました)。
そうです。
右辺のカッコをはずすのではなく、両辺を 60 で割るのです。
一気に簡単な方程式になりました。
数学では、簡単な計算方法を探すことはとても大切です。
まず、時間の短縮になりますし、
同時に、ミスをする可能性を低くすることができます。
そうなれば、テスト中に心に余裕が生まれるのです。
プラスの効果がたっぷりです。
計算の工夫は、土壇場で受験生を救うのです。
そんなお話をしつつ、少しずつ難しい問題へ。
頻出のタイプですね。
解の吟味が必要なもの。
方程式を立てて答えを求めると、姉が追いつくのは家から 600m離れた地点になりますが、それでは駅を通り越してしまいます。つまり、答えとしては「追いつかない」ということになります。なんとも意地の悪い問題ですな(笑)。
解の吟味については、3年の「平方根の利用」「二次方程式の利用」などでも必要になります。いま自分が解いたこの方程式の解は、どういう意味のある数字なのか。それを考えるクセをつけてほしいものです。
お次はコチラ。
異なる単位のまじった問題です。
・・・あれ? 1200km!?
バスで30時間かかっちゃうね(笑)
あれーーー???
授業前に想定していたとおりにひっかかってくれました(笑)。
単位が異なる問題では、速さに揃えるのです。
この問題では、「時速」ですので、「30分」を「時間」に直す必要があります。もし問題文が「秒速」でしたら、「秒」に統一するということですね。これ大事。ギウーーーッと熱く伝えました。
最後にこの難しい問題に挑戦しました。
1年さくらっ子、頑張ってはいましたが、やはり体育祭期間は疲れがひどい。なにせ部活動の新人戦の直前期でもありますからね。いつもに比べると、キレが悪かったかなぁ・・・。
疲れの度合いを考慮して、宿題は少なめにしました。
次回はちょっと調整して、今日学んだことの問題演習、こちらに変更する予定です。大忙しの2学期ですからね、臨機応変にまいりましょう。
かけ足でしたが、昨夜の1年さくらっ子の授業のようすでした。
さくらっ子のみなさん、体育祭練習ファイトですぞ! それでは今日はこのあたりで失礼します。
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