はいこんにちは、なまはげおじさんですよ。ちょっぴり涼しくなってきましたかね。さくら塾のブログへようこそ、
続きものです。
前回の記事はコチラです。
人にものを教えるときにもっとも大切なこと。
それは、評価である。
そんなお話でした。
それでは続きをどうぞ。
ご存じですか、学習に関する3つの評価。
時系列に沿って学習指導を考えると、評価は3つに分けることができます。
それは、
診断的評価、
形成的評価、
そして総括的評価です。
それぞれの説明に入る前に大原則にふれておきます。
評価をしたら、その対応をするところまでがワンセットです。評価してそれでおしまいにしてはいけません。なぜなら、その生徒を伸ばすために(=対応するために)評価をしているからです。
なんのことやらわからぬという方も、このあとの文を読んでいただければ、あぁそういうことかとつかめるはずです。
それでは、人にものを教えるのときに大切な3つの評価、ひとつずつご紹介いたします。
3つの評価 ①診断的評価
診断的評価とは、単元の学習を始める前に行う評価のことです。
具体的には、アンケートやテストでしょうか。
それらを通じて、学習前の状況を評価します。
例えば、これから学校で「二次方程式」の単元を開始するとしましょう。
指導者は、「方程式の解き方」「展開」「因数分解」「平方根」など、「二次方程式」を学習するのに前段階として必要な知識・技能をピックアップします。
生徒ひとりひとりについて、それらの知識・技能が十分に身についているか、指導者はしっかり把握しておかねばなりません。
そのために行うのが、事前テストやアンケートなどの診断的評価です。
その結果を踏まえて、単元指導の計画を修正します。つまり、指導者が事前に立てた指導計画が本当に適切なものかどうかを判断するということですね。
もし、事前テストで「因数分解」や「平方根」の計算問題ができていないことがわかったら、「二次方程式」の授業についてくることは難しいでしょう。残念ですが、当初の指導計画を修正する必要があります。こんな感じでしょうか。
左の計画を断念して、右のように修正します。
このままでは新単元の学習が始められませんので、まず、既習事項の復習をすることに。
可能であれば、授業中ではなく放課後などに補習をするほうがよいですが、みなさんご存じの通り、現行の中学校のシステムでは部活動や委員会活動が忙しく、補習をする時間は先生方も生徒も確保することができません。おかしなことになっていますね。
単元全体の授業回数を増やすことはできませんので、必然、利用(文章題や図形との融合問題)の授業は短縮せざるを得なくなります。
いかがでしょう。
これが診断的評価とその対応の一例です。
さくら塾でその日の授業冒頭に行うミニテストも、診断的評価といえます。
ミニテストの結果がふるわなければ、その日の授業予定に修正が必要です。これは集団指導であろうと個別指導であろうと同じこと。これを怠ると、授業後に指導者も生徒もともに消化不良で終わることになります。さくら塾の授業は、予定通りに進まないことがときどきあります(笑)。まあ、想定の範囲内ではありますが。
お子さんに勉強を教えるときは・・・?
まず最初に、
さて、この子はどこまでわかってるのかな?
と考えながらノートやプリントを観察しますよね。
・・・もうおわかりですね?
まさにそれが、診断的評価なのです。
診断的評価をもとにして、どのように教えていくべきか、計画を微調整していくところから、指導は始まるのです。
はい、診断的評価のお話はここまで。
次回は、形成的評価に移ります。
よかった、模試が届きましたよ。ヒヤヒヤしました。それでは今日はこのあたりで失礼します。
続きはコチラです。
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