こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
中3生と保護者のみなさま向けのお話です。
千葉県の私立高校の入試を知ろう!
あなたは千葉県の私立高校の入試について、しっかり理解していますか。
入試の種類とスケジュール(参考;千葉県庁総務部学事課の資料)についてまとめました。君津市近隣にお住まいの方向けの特集記事です。
入試の種類について
私立高校の入試は、推薦入試と一般入試に分かれます。図示するとこうなります。

それぞれ説明しますね。
学校長推薦とは
第9学区の受験生の多くが利用するのが、学校長推薦です。
中学校の校長先生に、
「この生徒はいいですよ」
「中学では○○で輝いてました」
「高校でもきっと頑張れますよ」
と推薦してもらうもの。
校長先生オススメの生徒ということなので、一般入試よりも合格ラインが下がります。
つまり、合格しやすくなるのです。
校長先生と私立高校との間に信頼関係があるからこそ成り立つシステムですな。
推薦基準は、おおまかに言うと2つ。
まずは、生活面。
これは、ルールを守って生活できていれば、たいていの人はOKになります。
逆に言うと、何回注意されても改善できないような人はOUTですな。
そして、学習面。
私立高校ごとに推薦できるラインがあり、それを超えられないと推薦はいただけません。
この「ライン」は、各私立高校が設定するもので、学校によってはオープンにしています。
下の画像は、東海大市原望洋のもの。

生活面と学習面、この2点に問題がなければ、
推薦のお願い文書を担任に提出
↓
学年進路会議
↓
全校進路会議
↓
校長先生がOKを出す
といった流れで推薦してもらえます。
生徒会をやっていなくても、部活動で活躍していなくても、大丈夫。
生活面と学習面がしっかりできていれば、いわゆる「フツー」の生徒でもちゃんと推薦してもらえますよ。
自己推薦とは
他の誰かに推薦してもらうのではなく、自分が自分を推薦する、それが自己推薦。
高校入試ではあまり見かけません。
地元校では、翔凜が採用しています。
一般入試とは
一般入試は、推薦ではない入試と考えてください。
次の2つのタイプがあります。
1つは、いろいろあったために推薦を断られた人の入試。
ギクッとした人へ。
本当に高校進学したいなら、まずは毎日の生活を見直してみてくださいね。
世の中には、見逃してもらえないこともあるんですよ。
もう1つは、もともと推薦入試のない進学校の入試です。
渋谷幕張・市川・昭和秀英など。
単願だろうと併願だろうと、合格ラインは下げませんよ、というストロングスタイルです。
君津市近隣の私立高校は、みな推薦入試を採用しています。
学校長推薦・自己推薦・一般入試と説明してきました。
私の経験上、私立入試をする人のだいたい98%が学校長推薦を利用しています。
落ち着いている学年だと、私立受験に挑む生徒全員が学校長推薦なんてことも珍しくありません。
ここからは学校長推薦に絞って話を進めていきます。
地元高校の入試日程をチェックしましょう。
地元私立高校のスケジュール
2026年1月、地元私立高校入試、学校長推薦の入試日はこうなります。

※受験生諸君は、受験予定校が発表している元データを確認すること
上のデータが間違っている可能性もあります
※暁星国際・市原中央・翔凜・木更津総合は、別日の受験もあります
入試は1日で終わる
私立入試は、1日だけでおしまいです。
同じ学校が複数掲載されているのは、そのどれか1日を選んで受験できる、という意味です。
木更津総合でいえば、17日か18日、どちらでもOK。
「あえて友達とは別日にする」
というのも受験戦略ですよ。
要;体調管理
千葉県の私立高校の推薦入試は、17日(土)からの5日間に集中しています。
ここで体調を崩してしまうと、思い描いていた受験のシナリオを書き換えなければならない、なんてことにもなりかねません。
受験生のみなさん、十分気をつけてくださいね。
進学校のスケジュール
5教科で入試を行う県北の「進学校」の予定は、
市川 17日
渋谷幕張 19日
となっています。
チャレンジしたい人は、日程をよく確認しましょう。
1回で十分です
ここには明記しませんが、私立高校の入試は受験料がかなり高いです。
学校の先生からもアドバイスがあると思いますが、私立入試は1校を1回だけ受験すれば十分ではないでしょうか。県北の「進学校」を目指すなら別ですよ。地元私立校も受けときましょう。
以上、私立高校の入試のお話でした。参考資料のリンクはコチラ。
令和8年度千葉県私立小・中・中等教育・高等学校生徒募集要項について(PDF)
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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