【令和7年度入試】入試のふり返り&2次募集

千葉県の高校入試
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なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。

今日も公立入試のお話です。
 
 
 

合格発表&2次募集

昨日4日(火)に、各公立高校で、入試の合格発表がありました。

県教委が公表した関連データをもとに、今年の合格発表のようすをチェックします。
 
 
 

多めに合格者を出した学校

まずは、予定よりも多めに合格者を出した学校はないか調べてみました。

ありました。
 
 

 
 
今年は2校ありました。

まずは東葛飾、3人多く合格者を出しても実質倍率 1.94 です。大激戦になりました。

そして県千葉、こちらは 1.26倍なので正直驚いています。去年はピッタリ240人しか合格にしなかったのに、今年はいったいどうしたんでしょうか。
 
 
 

2次募集を行う学校

今年は、47校76学科で1760名の新入生が足りていません。「え、そんなに?」なんてつぶやきそうになりますが、実は昨年度が2259人だったのでだいぶ減ったんですよ。県教委の調整がうまくいったようです。

2次募集の定員が特に多い学校がコチラ。
 
 

 
 
このリストの学校は次年度の募集定員が減る、と考えるのが自然でしょう。現在の最小枠は「学年3クラス、120名」なので、上3つはそうなるかもしれません。
 
 

4月の入学式の空席率を出してみました。空席率の多い順に並べるとこうなります。
 
 

 
 
君津市から遠いところばかりなので、どうしてこうなってしまっているのかわかりません。あれかなぁ、「周りに公立高校がないから合併が進めづらい」なんて事情があったりするのかなぁ。県教委も困っているんでしょうね。
 
 
 

あえて少なめにした学校

3つめの話題。合格者をあえて少なめにした学校はないか、探してみました。
 

定員割れをした高校の中には、合格者数を少なめに出した学校もあるのです。ビックリしている人もいるかもしれませんが、なにせここは千葉県、あるんですよそういうことが。
 

データをお見せする前に、用語の説明を。

例えば、募集人員が160人なのに受験生が159人しか集まらなかった、としましょう。これを「定員割れ」と呼びます。

その高校に入りたい人が159人しかいなかったのだから、みんな合格できると思うでしょう? 実際、東京都や神奈川県では「定員割れ」になったら全員合格になるようです。

しかし、千葉県では違います。合格者を157人しか出さずに、あえて2人落とす、なんてことが起きるのです。

千葉県の公立入試では、「定員割れ」の状況でもあえて不合格者を出すことがあるのです。「定員内不合格」と言います。
 

特に中1・中2のみなさんには、受験現場の実際を知ってほしい。コチラが「定員内不合格」を出した学校のリストです。
 

・泉;普通科
・千葉北;普通科
・船橋豊富;普通科
・浦安南;普通科
・市川南;普通科
・沼南;普通科
・匝瑳;総合学科
・大網;農業科
・市原;普通科
・市原;園芸科
・千葉工業;電気科
・清水;機電環
・東総工業

 

あなたの地元の高校、ありましたか?
 

「定員内不合格」になる可能性として私が思いつくのは、次の4つです。

・中学3年間の学習成績
・中学3年間のふるまい
・入試当日のテストの得点
・入試当日の見た目やふるまい

最初の2つは、『調査書』を見ればすぐにわかってしまいます。
 
 

 
 
『調査書』だけではありませんよ。

中学3年間でしみついてしまったふるまいは、入試当日に本人の気づかぬところで出てしまうものです。また、試験官である高校の先生方は、短時間でそれを見抜いてしまうのです。
 
 

ここで中1・中2のみなさんへ、私なまおじから2つメッセージを。

毎日の生活を大切に
可能性のトビラを少しずつ閉じていってしまうような言動を続けていると、間違いなくあとで後悔することになりますよ。

学校の先生はあなたの味方
感情にふり回されて先生に失礼な態度をとっても、結局、損をするのはあなたです。意見はまっすぐに受け止めるよう心がけるべきです。
 
 

この話題、もうちょっと続きがあります。

受験生は十分に集まったのに、
あえて不合格者を多めに出して、
2次募集に踏み切る

……そんなとんでもないことをした学校が現れたんです。
 
 

 
 
掟破り、ですなぁ。

試験会場で大ゲンカでもしちゃったんでしょうか。

昨年度はこんなことをする学校はなかったように記憶しています。2次募集、実施する高校の先生方は、準備やら何やらでタイヘンになるのに。

職員会議を想像すると、胃がシクシクしちゃいますな。
 
 
 

今年の入試をふり返る

さて、第9学区をふり返りましょう。

2次募集を行わない学校。
 
 

 
 
第9学区でもっとも高倍率になった木更津理数科は、それでも理数科第1志望者だけで40の枠を埋めることはしませんでした。普通科第1志望者からのスライド合格が発生しています。おそらく次年度もこうなるので、現中2生は留意すること。

木高普通科、データどおりに行くと、次年度の入試は高倍率になるかも。

大ピンチだった袖ヶ浦情報Cも普通科からのスライド合格が発生、これにより2次募集を回避できました。
 
 

2次募集を行う学校。
 
 

 
 
地域で話題になっていた君津普通科、追検査に挑む人は現れなかったようで、残念ながらR5入試以来2年ぶりの2次募集実施となりました。あぁ、なんてこったい。

「私立高校授業料無償化制度」のダメージをもっとも受けているのは、第9学区では君高かもしれませんな。志学館高等部の単願に流れてませんか。

かつて定員割れ常連校だった姉崎が、先生方が(生徒会をテコ入れしたりするなど)大奮闘して復活しましたよね。君高も、そろそろ大きく動かないとマズいのでは。
 
 

2次募集を検討しているキミ!

君高が1席だけ空いてるよ!

大チャンスだよ!
 
 
 

2次募集

2次募集への挑戦を検討している人は、なるべく早く学級担任の先生に相談を。書類の準備には校長先生のハンコも必要なので、できれば今日中に。

ネット出願はもう始まっていて、明日の6日(木)に締め切られちゃう。だから急がなきゃダメ、間に合わなかったら受検できませんよ。
 

大事なことなのでもう一度。

2次募集に挑戦するなら今日中に学級担任に相談すること
 
2次募集については、コチラの特集記事をどうぞ。県教委の資料は コチラ です。
 
 
 
 
 

以上、合格発表と2次募集についてのお話でした。

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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