【令和7年度入試】出願倍率が確定しました!

千葉県の高校入試
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なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。

公立入試についての特集記事です。
 
 
 

これ以上ライバルは増えません

令和7年度の千葉県公立高校入試。

1月アンケート
出願
志願変更

を経て、ついに倍率が確定しました。

その特集記事です。
 

ちなみに、この後も、

受検倍率
欠席者を除いた入試当日の倍率

実質倍率
予定より多く合格者を出すこともあるので

と続きます。
 
 
 

千葉県は学区制

データをチェックする前に、1・2年生と保護者のみなさまに、千葉県の学区制について説明しておきます。
 

千葉県は、学区制を採用しています。

東京都や神奈川県は学区制をやめたので、自宅から遠く離れた公立高校でも受検できます。しかし、千葉県ではそれはできません。

例えば、君津市民は東葛飾を受検することはできませんし、銚子市民は木更津普通科に挑戦することはできません。
 

千葉県公立高校の入試で受検できるのは、隣接学区にある高校までです。
 

第1~3学区が都市部、それ以外が郡部です

 
君津市民が受験できるのは、

第9学区 内房
第1学区 千葉市
第7学区 勝浦/茂原
第8学区 南房総

の4つの学区です。

通学時間を考えれば、第9学区と第1学区が現実的な選択肢になるでしょう。
※君津駅から各公立高校までの通学時間の特集記事はコチラ
 
 
 

高倍率ランキング

それではデータを見ていきましょう。

まずは千葉県全体について。
※公立高校には 全日制・定時制・通信制 と3つの課程がありますが、この特集記事では全日制に焦点をあてます
 
 

令和7年度入試、全日制全体の平均倍率は 1.14倍となりました。
 

その平均を遥かに超える倍率になってしまった、今年人気が集まった高校がコチラ。
 
 

 
 
第3・4・5・7・8・9位は、すべて第2学区です。船橋市や松戸市ですね。このエリアは県内有数の高倍率地帯。毎年多くの学校が、この「高倍率ランキング」にズラリと並びます。

それらを押しのけて、今年もっとも人気を集めたのは、ご存じ東葛飾。唯一の2倍超え。無理を承知で書きますが、できればちょっとだけ多めに合格者を出したげて。

そして、第9学区からはなんと木更津理数科がランクインしました。きっと木高理数科のセンパイ方は大興奮してますね笑
 
 

千葉県では、公立入試で人気が集まりがちな学校には2つの特徴があります。

特徴1;都市部にある
特徴2;大学進学実績が良い

この両方を兼ね揃えている学校は毎年このランキングに入っていますし、両方とも当てはまらないところは定員割れの常連校です。
 
 
 

各学区の一番手校

2つめのリストは、一番手校について。

それぞれが各学区のトップ、リーダー的存在の学校です。
 
 

 
 
一般に、「高倍率だった翌年は、低倍率になる」という法則があります。「隔年現象」なんて呼ばれてますね。

例えば、木更津普通科・木更津理数科はどちらもこの「隔年現象」を起こすことで知られています。今年の木高理数科は高倍率、普通科は低倍率のようです。

第4学区の佐倉も、「隔年現象」なんでしょうか。じゃぁ来年は高倍率になるのかな。
 
 

一方で、県船橋東葛飾は、制度が変わろうと「思考力を問う問題」を採用しようと受検生を集め続け、ずっと高倍率をキープしています。

逆に、第5・6・7・8学区の一番手校は、ここ数年低倍率に悩まされています。

おそらく、人口と公共交通機関という2つの要素が大きく影響しているのでしょう。
 
 

ところで、県千葉はどんどん倍率が下がってきていますが、これはいったいどうしたことなのかな??? みんな「思考力を問う問題」を避けて、県船橋に行っちゃったのかな???
 
 
 

第9学区の状況

最後に、我らが第9学区です。

いつものように、県千葉・千葉東・幕張総合を加えて、3つのリストを作りました。
 

まずは、全日制平均倍率 1.14倍よりも上の人気校です。
 
 

 
 
幕張総合は、結局6日のデータから39人しか減りませんでした。んー、1.65倍かぁ。この学校は、きっと来年もこれくらい人気を集めることになると思います。現2年生、覚悟せよ。

募集人員を40人削られた姉崎が第3位になりました。県教委の中の人たちが頭を抱えていそうです。減らさない方が良かったのかもしれませんな。

木更津東の人気がじわりと上昇。
 
 
 

次に、全日制平均よりも低い学校です。
 
 

 
 
公立入試から撤退した人が、149人います。木高専のような国立高校に合格した人もいれば、受験そのものからリタイヤした人もいるのでしょう。それぞれの決断、それぞれの道。

君津園芸科、いいですね。ここのところ安定して受検生を集めることができています。これには合併を主導した県教委の中の人たちもニッコリではないでしょうか。

君津普通科、245人受検して5人だけ落とされるのか……。いっそのこと「今年は特別にみんな合格でーす!」なんてならないもんですかねぇ。
 
 
 

最後は、定員割れになってしまった学校です。
 
 

 
 
今年の定員割れは、去年と同数の6校7学科。3月に二次募集を実施することが、この時点で確定しました。

また、明確なデータとして残ってしまいますので、統廃合の候補になる可能性もあります。県教委がどう考えるかによりますが。
 
 
 
 

特集はここまで。
 

どの高校もどの学科も、これでライバルの数は確定です。

もう増えることはありません。
 

中3生のみなさん、

受検校のデータを自分の目で確認したら、すぐに気持ちを切り替えて、勉強を再開してくださいね。
  

県教委のデータはコチラ。
令和7年度 公立高等学校 一般入学者選抜等志願者確定数一覧

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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