なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
中学生の保護者向け、リライトです。
3つの原因
定期テスト集中月間もそろそろ終盤、一足早く試験を終えた学校では答案返却が行われています。
さくら塾でも、嬉しそうに結果を報告してくれる人もいれば、悔しそうに答案用紙を手渡ししてくれた人もいました。
満足できる結果が得られないのは、しんどいものです。
ガックリと肩も落ちますよね。
わかります。
保護者のみなさま、もしお子さんがガックリしているのなら、一緒に考えてみませんか。
ウチの子、どうしていい点数がとれなかったんだろう?
なんでかな?
今日はそんなお話です。
原因はこの3つ
二十数年中学生の指導に携わり、さまざまな生徒を指導してきました。私の経験上、テストでいい点数がとれなかった原因は、次の3つに集約されます。
本番に失敗したから
準備が不十分だったから
「いい点数」がズレているから
ひとつずつ説明しますね。
本番に失敗したから
原因の1つめは、緊張や過度の興奮状態などから、テスト本番でやらかしてしまうこと。
「記号で答えなさい」「ひらがなで答えなさい」などの指示書きを読み飛ばしたり、間違った解答欄に答えてしまったり。
十分な実力はあるし、十分なテスト勉強もしてきたのに、それを本番で出しきれなかったときのショックときたら……。
対策 → このミスをくり返さない方法を考えさせ、文字に残させる。次回のテスト前にそれを数回音読させる。
準備が不十分だったから
いい点数がとれなかった原因の2つめは、準備不足です。これは大きく2つに分けられます。
まず、勉強時間や学習量が不十分である場合。
「もう小学生じゃないんだから、あまり口を出さずに見守らないと」と小言をガマンしていると、まぁ本当に勉強しやしない笑。
「視界の端に入ってくる我が子よ、テスト期間なのになかなか机に向かわないが大丈夫なのか?」とイライラすることもあったのでは?
定期テスト前なのに勉強時間や学習量が不足しているなんて、まさに論外です。満足できる結果なんて、手に入るわけがありません。
対策A → お子さんと正面からぶつかる
対策B → ちゃんとした塾に投げ込む
もう1つの準備不足は、テスト勉強はしたけれどその内容が不十分である場合です。
例えば、苦手な教科・単元ほど後回しにしたり、教科間のバランスを無視したテスト勉強をしたり、そういった「自分の満足感だけは高いテスト勉強」に時間を費やしてしまうパターンですね。
仕上がった教科とそうでない教科の差が激しいので、当然教科ごとの得点の差も大きくなりがち。自ら苦手教科を作ってしまっているんです。
こんなテスト勉強が染み付いてしまうと、頑張っているのに結果が出ないため学習意欲がどんどん低下していきますし、何より中3冬の受験で大変苦しむことになります。
これは大人の助けが必要です。
対策A → 保護者がテスト勉強の監督役になり指示出しをする
対策B → 経験豊富な指導者に外注する
ただし、あまり大人がかかわりすぎてしまうと、自立の妨げになってしまいます。高校入試に向けての受験勉強や、高校入学後のテスト勉強、大学進学に向けてなど、先々のことを考えると、口を出しすぎるのも考えものです。
「いい点数」がズレているから
テストでいい点数がとれなかった原因の3つめは、ちょっと辛口なお話です。
お子さんの現在の基礎学力、把握できていますか。
例えば、ある教科の得点が60点だったとしましょう。確かに高得点ではありませんが、一概に「失敗だった」とは言い切れないんです。
ほかの教科は80点とれている場合、「この教科もとれるのでは?」なんて声をかけたくなりますが、「非常に苦手な単元からの出題だったので60点でも大健闘」ということもあるかもしれませんよ。
「いい点数」がズレてはいませんか。その教科・その単元におけるお子さんにとっての「いい点数」ってどれくらいなのか、あらためて考えてみるのもオススメです。
精神的な成長待ちのケースも
ここまで、テストでいい点数がとれなかった3つの原因、
本番に失敗したから
準備が不十分だったから
「いい点数」がズレているから
についてみてきました。
我が子の将来を案じて声をかけても、なかなか前向きに動いてくれなくて困っている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
育て方が悪いのかな?
そんなことはないですよ。
中学生の多くは、精神的に未熟です。
自分を律することが苦手で、ラクなものや楽しそうなことに流されがちです。
だから勉強時間が不足するし、苦手教科は後回しだし、家庭学習を習慣化できず気分次第にもなるんです。
中学生の指導は、精神的な成長を待ちながら。
あまり焦らず、かといってあきらめたりもせず、粘り強くかかわっていきましょう。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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