なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は計算問題のお話、リライトで。
途中式を見つめよう
中学生の数学は、関数や図形ではなく、計算から始まります。
どの学年もそうです。
まずは、計算問題から。
計算はカンタン
で、その計算ですが、ちょっとナメてる人が多いんですよ。
「計算はカンタン」
「頑張らなくてもできる」
なんて感じ。
これを読んでるあなたはどうですか?
もしもあなたが、

合ってればいいじゃん

授業についていければOK
というレベルでしか計算問題を見ていないのなら、たしかに計算はカンタンでしょう。関数や図形と違って、ほとんど頭を使いませんもんね。
計算はカンタン?
しかし。
しかしですよ、あなたに何かしら目標があって、もっと上を目指すなら、例えば、

テストで高得点とりたい!

あの人気校に進学したい!
……なんて場合は、話は別です。
「計算なんて合っていればいい」
「授業についていければOK」
なんてレベルでは、そうした高い目標は達成できませんからね。
上のレベルを目指すなら、計算問題は、
より正確に
より速く
を追求していかなければなりません。
計算問題ってね、真剣に向き合ったら、「沼」ですよ。
正確さとスピード
計算問題を解くときに強く意識すべきことが、2つあります。
それは、正確さとスピードです。
計算は、正確さとスピードの両方を追い求めねばなりません。
どちらか一方ではダメですよ。
どちらも必要なんです。
正確さのみを追い求めるなら、2つのことをやればよいです。
・思いきりゆっくりとやる
・丁寧に途中式を書く
それだけ。
しかし、そこにスピードを加えるのが、なかなか難しい。
スピードを上げようとするとミスが増えてしまう人、結構いるんです。

私です

ボクのことです
きっと、みんなそうですよね。
ミスの原因
あのね、ミスの多い人には、共通する特徴があるんですよ。
言い換えると、「授業にはついていけるのに、テストになると大失敗しちゃう人」の特徴。
なんだかわかりますか。
それはね、書くべき途中式を省略しがちなこと。
・2乗・3乗の部分を整理した式
・乗法を除法に直した式
・通分した式
・約分のようす
・代入している式
そういった途中の式を書かずに、暗算で(つまり頭の中だけで)パパッとさばこうとしちゃう。
実はそのあたりこそがミスが出やすいところだから、しっかり大きめの字で途中式を書くべきなのに、小さな薄い字で雑に書いたり、またはまったく書かずに省略しちゃう。
するとどうなるか。
ミスに気づかないまま計算を進めて、答えらしきものを出し、マルつけをしてそこで初めて間違いに気づき、頭を抱える、ってわけ。
これが、ミスの多い人の「あるある」です。
これが大事!

たしかに……

そうかも……
と思ったあなたへアドバイスです。
マルつけをして間違いに気づいた
よし再挑戦だ!
という場面を想像してください。
Q.あなたは、間違えてしまった計算問題を解き直そうとしています。
まず、何をすべきでしょうか?

……え?
問題を写す、でしょ

最初からやり直すよね
リセットして最初からやり直す。
こうする人がとても多いんだけど、それってちょっと もったいない よ。
おかしな言い方に聞こえるかもしれないけど、せっかくミスしたんでしょ?
だったら、どこでミスしてしまったのか、じっくり観察してみなきゃ。

あ、ココか!
ミスした場所を発見できたら、目立つ色のペンを使って、

「文字の書き間違い!」
なんて感じで、どんなミスをしているのか書き込むんです。
自分にツッコミを入れる感じで。
この 自分ツッコミ を間違えるたびにやっていくと、

あー! また
「約分の数の書き忘れ」
してるじゃん!

チッ(舌打ち)
「文字の書き間違い」
またやってる!
同じ失敗をしていることに気づけるはず。
それがあなたの クセ であり、
あなたの 基礎・基本の「穴」
なんです。
それを直すことができれば、あなたは一段成長できるんですよ。
テストで高得点をとったり
人気校に進学したり
という夢の実現に近づけるんですよ。
「マルつけをしてバツをつけた → 最初からやり直す」では、せっかくの成長のチャンスを捨てることになっちゃうんです。
もったいないよね。
というわけで、
Q.あなたは、間違えてしまった計算問題を解き直そうとしています。
まず、何をすべきでしょうか?
という問いに対する答えは、
どこでミスしてしまったのか、じっくり観察する
です。
直すべきことに気づけたら、それを強く意識して、大きな文字でしっかり途中式を書くようにしましょう。
コツコツ努力を重ねていけば、正確さとスピード、そのどちらも高いレベルで両立できるようになってきますよ。
以上、計算についてのお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
この記事についてのコメント