こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は特集記事です。
県立高校の現状と課題
県教委が昨日、『県立高校改革推進プラン』とやらを発表しましたね、ご覧になりましたか。
今はこういう課題があるよ
だから県立高校をこう変えるよ
これから10年かけるよ
そんなプランです。
プランそのものにふれる前に、県立高等学校の現状と課題について、県教委がどう捉えているのかを見ていきましょう。
次の3つを挙げています。
①多様なニーズに対応しなければならない
そのためには、
・生徒が多様な科目選択が可能となる仕組み
・生徒一人一人のニーズに応じた教育活動
が必要
②キャリア教育・職業教育の充実が大切
・系統的なキャリア教育が必要
・専門学科では、職業に関する実践的な教育や生徒の専門的な知識・技能を高めることが必要
③人口の減少に対応しなければならない
・私立学校も含めた高校の適正配置を検討する必要がある
ふむ。
令和の日本型学校教育
①②は千葉県の課題というより、中央教育審議会の出した『令和の日本型学校教育』を意識したものでしょう。
普通科が4つに再編されるお話があったじゃないですか、あれもその1つです。
今後、全国の公立高校が同じような変革を迫られるはずです。
中学生が減っている
千葉県の喫緊の課題は、③人口の減少です。
県立高校改革の大前提として、中学生の数が減っていることはおさえねばなりません。そのため、公立高校は定員割れが相次いでいるのです。
大都会・東京の隣という恵まれた立地にあるとはいえ、千葉県の子どもの数は減っています。
まぁ日本中がそうなんですけどね、少子化の時代です。
そりゃ子供も減りますよ。
だって、子どもをつくろうとする人や子育て真っ最中の人に優しい政策って、今、ほとんどないじゃないですか。
物価は上昇しているのに賃金はむしろ下がっているんだから、何かしら支援がなければ、子供を持つことをあきらめてしまう人が増えていく一方だと思いません?
子どもを産んでもキャリアが簡単には途切れないようにするとか、育休を当たり前にとれるようにするとか、保育士さんの待遇を改善することでその数を確保して幼児を預けやすくするとか。
お年寄りに5000円配るお金があったら、そのすべてを子育て世帯に投入していただきたいものです。
おぉ、話が逸れました。
千葉県も中学生の数が減っている、というお話でしたね。
県教委によると、県内の中学校卒業者数(=受験生の数)は、令和4年3月からの10年間で今より約6,200人減少することが見込まれているのだそうです。
高校は40人学級なので、10年後には105クラス分なくなるわけですね。
(顔が青ざめている塾経営者がここにいます)
都市部(千葉市・船橋市・柏市など)と郡部とで分けてまとめたデータも公開されています。
都市部も郡部もガンと減るようです。
(真っ青になっている塾経営者がここにいます)
これほどひどい減り方が見込まれているのですから、相当大胆な対策をうってくるのでしょう。
県教委のお手並み拝見。
といったところで本日はここまで。
あまりに長くなってしまったので、記事を分割することにしますね。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
この記事についてのコメント