第4波のニュースに釘付けになっているなまはげおじさんです、こんにちは。
君津市のさくら塾のブログへようこそ。
今日は新型コロナとはまったく関係のないお話。さくらっ子のみなさんに向けたものです。
「努力は必ず報われる」
先日、某有名スポーツ選手が「努力は必ず報われる」と語り、大きな話題になりました。ニュースで見かけた人も多いのではないでしょうか。始業式や入学式で校長先生がネタとして使ってたりして。
「努力は必ず報われる」
ああステキな言葉だなぁ、
と感じる人もいるでしょう。
僕も私も頑張ろう、
そう思える人もいるでしょう。
しかしその一方で、
うーん、
と腕組みしちゃう人もいるかもしれません。
「努力は必ず報われる」
この言葉、あなたはどう思いますか。
某選手の発言の真意は置いときますね。
今日はそこにはスポットライトは当てません。
理屈っぽいことを書きますよ。
「努力は必ず報われる」という言葉が誰にでも当てはまるとしたら、それは次の4つの条件のすべてを満たしているときだけだと思うんですよ。
・適切な目標であること
・時間が無限にあること
・体力が無限にあること
・常にやる気に満ちあふれていること
例えば、支部総体優勝を目指している少年がいたとしましょう。野球部、ルールを覚え始めた初心者も含めて9人ぴったりしかいない。「自分はもう3年生で今年が最後の夏、支部総体優勝に向けて頑張るぞ。」
さて、この人は支部総体を終えたときに、「努力は必ず報われる」とつぶやくことができるでしょうか。上にあげた4つの条件をチェックしてみましょう。
・適切な目標であること
あてはまらないと思います。野球部として優先すべきは、まずは初心者に野球の楽しさを体験してもらうことで、次に新たなメンバーを増やすことでしょう。3年生引退後、新チームになったときに9人以上残っていたら大成功だと思います。
・時間が無限にあること
これもあてはまりません。支部総体は7月中旬、活動できる期間は限られているのです。時間が無限にあれば、初心者を上達させることも、部員数を増やすことも、ほかにもいろいろと期待できますが、実際はあと3ヶ月しかない。あらゆることに、期限があるのです。
・体力が無限にあること
無限の体力の持ち主なら、マンガやアニメのように山の中で死にものぐるいの猛特訓を毎日やることで、急激に上達することもできるかもしれません。でも、現実には無理です。土日に一日練習を経験したことのある人はいませんか。疲れを感じて、時間が経つほどにうまくプレーできなくなったでしょう。それが当たり前、人の体力は無限ではありませんから。
・常にやる気に満ちあふれていること
中高生は、メンタル面に大きな波があるものです。昨日はやる気100%だったけれど、今日はどうにも集中できない……なんてことは珍しくないですよね。ですから、満足度100%の練習を毎日継続するのは本当に難しいと思います。
よって、この少年は支部総体を終えたときに「努力は必ず報われる」とつぶやくのは難しい、そう私は考えます。
ちびっ子は、
「ボクは何でもできる」
「ワタシは何にでもなれる」
と信じて疑いません。
しかし、中学校に入学するくらいになると、誰もが「あれ? そうでもないかもしれないぞ……」と気づき始めます。
運動、
勉強、
人間関係、
その他いろいろなことについて、「自分なりに頑張ったのに、期待していたような結果が得られない」という体験をたくさんすることになるからです。これを読んでくれているあなたも、そんな体験をして、がっくり・しょんぼりしたことがあるんじゃないでしょうか。
努力をしても報われないことの方が、実はずっと多いですよね。
だからこそ、私は思うんです。
中高生にとっては、努力が報われる経験も大切ですが、がっくり・しょんぼりしたあとに、歯を食いしばってもう一度頑張ろうともがき苦しむ経験をするほうがよっぽど人生の糧(かて)になる、って。
「今度こそ」
「負けるもんか」
とめげずに、
踏ん張り、
立ち上がった経験は、
きっとあなたの人生のぶっとい根っこになるはず。
ですから、努力が報われなかった体験って、大事だと思うんです。
最後に。
さくらっ子のみなさん、
結果にこだわるのはよいことですが、
こだわりすぎてもいけませんよ。
努力しても報われないことは、
この先もあるかもしれません。
大事なのはその後です。
いつまでも下を向いたままでいるのか、
それとも、
グッと上をにらみつけることができるか。
悔しさの中にこそ、
成長の種があるのです。
以上、「努力は必ず報われる」というお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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