なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
さくらっ子向け、再びのリライト。
解き直しをしよう
テストが終わり、答案用紙が返却されたさくらっ子のみなさん。結果にニッコリの人も、そうでない人も、あらためてじっくり読んでください。
得点を見て、喜んだり落ち込んだりしたあと、あなたは何かアクションを起こしましたか?
結果に一喜一憂するだけではダメ。答案用紙を活用すればここから基礎学力がグンッと伸びるんです。
答案用紙が返却されてからも、勉強は続くのです。
テストが終わったのに?
やるべき勉強があるの?
あるんですよ、やるべき勉強が。
さて、それは何でしょうか?
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答.解き直し、復習、問題演習。
間違えた問題を解き直し、
もう一度復習し直して、
問題演習をするのです。
定期テストとは
そもそも定期テストとは、学習した基礎的な知識や基本的な考え方が、今どれだけ身についているかをチェックするために行うものです。
そう考えると、得点できなかった問題はいまだに身についていない基礎・基本ということになります。
あらためて答案用紙をじっくり見直してしてみましょう。
チェックすべきは2つ。
・間違えてしまった問題
・自信がなかった問題
どちらもいまだに身についていない基礎・基本、そのまま放置してしまうと、後々面倒なことになってしまうんです。
積み木
勉強することって、積み木を少しずつ高く高く積み上げることに似ています。
始めから難しい応用問題や入試の過去問を解ける人なんてめったにいません。3つも4つもまとめて積み木をつかんでムリヤリ高くしようとしても、次の瞬間にはあっさりと崩れてしまうのに似ています。
積み木を高く高く積み上げたいのなら、やっぱり土台が大事ですよね。グラグラと揺らぐことのない、しっかりとした強固な土台。
ちょっと想像してみてください。
もしも、その大事な土台の一部が積み木ではなく、やわらかくて安定しないフワフワのスポンジだったら……?
高く高く積み上げようとしても、すぐにゆがみ、傾き、そして崩れてしまうでしょう。
返却された答案をよく見てください。
間違えてしまった問題や自信がなかった問題は、あなたにとってのスポンジなんです。
答案用紙を返してもらったところで勉強をやめてしまうと、これから先、その不安定なスポンジの上に積み木を載せていくことになるんです。
そんなことになったら、頑張っているのに結果が出なくて苦しむことになりますし、選べるはずだった未来がどんどん遠ざかってしまいます。
見つけたスポンジは、放置してはいけません。安定した積み木に変えねばならないのです。
その方法こそが、解き直しです。
解き直しノート
まずは『解き直しノート』を作りましょう。
注意事項は3つ。
①ノートにやる
ルーズリーフでも構いませんが、『解き直し専用ノート』を作って永久保存版にすることをオススメします。
②解き直す
間違えた問題や自信のなかった問題をノートに写し、調べ直して復習します。
解き直しです。
※問題文が長いものはムリしなくてOK
※コピー→切り貼り もOK
※すべての問題をやらなくてもOK
正答を書き写して終わりにするのではなく、教科書やワークで調べ直して、考え方やポイントを短くメモ書きするイメージです。
特に「なぜミスしてしまったのか」について分析し、メモに残すことは大事。
・問題文の条件、読み飛ばし
・一問一答プリントの反復不足
・方程式じゃないのに「両辺を△倍」
・教科書の実験のページの確認不足
・英単語を間違えて覚えていた
……なんて感じ。
※すべての問題でやらなくてもよいです
書けるものだけでもOK
どうすれば同じミスをくり返さないか、その対応策を書くことができたら花マル。
・問題文の条件の読み飛ばし
→ 問題文にマーキング徹底
・方程式じゃないのに「両辺を△倍」
→ 「これ方程式?」とつぶやく
自分自身にアドバイスするような感覚で。
分析と対応策がメモできたら、次のテスト前に読み返すだけでも、得点力が上がりますよ。
③教科ごとにまとめを書く
1教科ごとにまとめを書きましょう。
感想ではなく、次に役立つことを短くメモするのです。
次の3つに絞るのがオススメ。
ア 得点できていない単元について
3年理科を例にすると、「速さが増加していく運動」で得点できていないのと、「運動」そのものがよくわかっていないのとでは、やるべき対応が異なります。
だからこそあいまいな表現は避けて、「速さが増加していく運動がダメ」「運動すべてがわかっていない」など、はっきりと書きましょう。
イ テスト勉強のやり方について
テスト勉強をふり返りましょう。
うまくいった教科なら、「直前の週末までに一問一答を完成させたのがよかった」「今回の英単語の仕上げ方は自分に合っていた」など、照れずに書き残します。
いまいちだった教科なら、「教科書とワークだけでなく、テキストも使うべき?」「この教科は特に集中が切れやすいので、●●分勉強したら5分休憩するのがいいかも」
など、次回に役立つように。
漢字の書き間違いで点を落とした人、それはケアレスミスではありません。テスト勉強の改善が必要です。短時間の勉強で確実に覚えるためにどうすべきか、真剣に考えるべきです。
ウ メモ書きを読んで気づいたこと
その教科のメモ書きをあらためて読み直すことで、何か気づいたことはありませんか。
ちょっとしたことでもいいんです。
その気づきが、あなたの基礎学力を向上させるためのヒントかもしれません。ぜひ書き残しましょう。
解き直しノートは、
ノートにやる、
メモ書きを入れる、
教科ごとにまとめを書く、
この3つを意識してみてください。
木高に進学したOBさくらっ子のノートがコチラです。誤字には目をつぶってね笑
問題演習 → 反復!
『解き直しノート』を作り終えて、そこでおしまいにしてはいけませんよ。
あぁ頑張ったなぁ
(ニッコリ)
……それじゃあただの自己満足ボーイ&ガール。
せっかくスポンジを見つけたんですから、それをしっかりとした積み木に変えましょう。
何のことかわかりますね?
問題演習です。
学校のワークやさくら塾のテキストなどを使って、必要なページに絞って、バリバリ問題を解くのです。
これこそがスポンジを積み木に変える勉強ですよ。確実に解けるようになるまで何度も反復しましょうね。
【受験に向けてのアドバイス】
同じ単元を短期間ずっと繰り返すのではなく、2~3週間ほどたってから再度反復すると、中長期の定着に学習効果が高いと言われています。復習確認テストがイマイチで悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。
ノートを活用しよう
この『解き直しノート』は、作っておしまいじゃないですよ。
次回の定期テストが近づいてきたら、勉強計画を立てる前に、読み直すんです。
すると、そこには前回の反省事項が、具体的にハッキリと書かれている。それを活かせば、さらに質の高いテスト勉強になる……というわけです。
テスト勉強の質が確実に上がりますよ。
以上、解き直しノートのお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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