学校の国語の授業は、入試で役に立つのか

学習のお話
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なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。

今日は1・2年生向けのお話。
 
 
 

国語の授業の受け方

1・2年生のみなさん、

あなたは国語が得意ですか。
 
 
 

定期テストでは……
 

やったぁ

 
でも、復習確認テストだと……

ガーン

 
ていう人、結構いますよね。 

名付けて、「定期テストの国語はいい点がとれるけど、復習確認テスト(=実力テスト)ではなぜかイマイチになっちゃう症候群」。

何とかしたいなら、この後をゆっくり読んでみてね。難しい言葉はなるべく使わないで、国語について説明します。
 
 
 

入試で出題されない?

入試を終えてから、

「理科の授業でやった『浮力』が出た」

という声を耳にすることはありますが、

「国語の授業でやった『メロスとセリヌンティウスがビンタしあった理由』が出題された」

なんて声は聞いたことがありません。
 

これは当たり前。

国語の教科書に掲載されている作品は、入試ではほとんど出題されないからです(古文・漢文ならありえるけど)

国語は、学校の授業内容がそのまま入試で出題されることがないんです。
 
 

「じゃあ、学校の国語の授業なんて、真面目に受けても意味ないじゃん」なんてつぶやきが聞こえてきそうですが、いえいえ、そんなことはないんですよ。

まず、「学校の授業の国語」と「入試の国語」、この2つの違いについて考えてみましょう。
 
 
 

別の種目

学校の授業の国語は、

先生メインで、
1つの作品を、
じっくりと、

味わっていきます。

精読というものですね。
 
 

入試の国語は違います。

ひとりきりで、
見たことのない文章を、
限られた短い時間で、

答えていかねばなりません。

授業とはまるで違うんです。
 

初めて出会う文章を、案内役の先生なしで独力で読み進め、適切な答えを探さなければならないんですから、そりゃ難しいよね。
 

国語は、学校の授業内容と入試問題とにもっとも違いのある教科なんです。
 
 
 

ちなみに、定期テストと復習確認テスト、それぞれ何のためにやるのかを短くまとめると、

定期テスト;授業内容の定着確認
復確テスト;入試形式の練習

となります。
 

定期テストは、授業者である先生ご本人が作成するので、授業で「大事だよ」と言われたことが多く出題されます。だから、授業ノートを中心に復習すれば、点数もとりやすい。

復習確認テストは、テスト会社が作成するので、完全にノーヒント。だから点数が取りにくい。
 
 

つまり、定期テストと復習確認テストは、まるで別の種目なんです。

50m走と3000m走くらい違う。

ですから、「定期テストではいい点がとれるけど、復習確認テスト(=実力テスト)ではなぜかイマイチになっちゃう」のは、珍しいことではないんです。
 
 
 

それでも授業が大切

「やっぱり学校の国語の授業なんて役に立たないじゃん」って思っちゃったあなた、

逆、逆!

学校の授業こそが大切なんです。
 
 
 

学校の授業って、入試本番で初めて読む文章を読み進めていくときに役に立つこと……

基礎的なテクニック
基本的な考え方

これらを、有名な文章を通じて、先生が解説してくれているんですよ。
 
 

……え? 
ウチの国語の先生はそんなの教えてくれたことがない?
 

いえいえ、それはあなたが気づいてないんですよ。

国語の先生は、その文を材料にして、「文章の読み方のコツ」を教えてくださってます。

受け身の姿勢で授業を聞いていませんか。

「お、ここに時間をかけてるな」
「ここが重要ってことか」
「なぜ重要と判断できるんだろう?」
「どうすればそれに気づけるんだ?」

こんな感じで前のめりに授業に参加してみて!
 
 

学校の国語の授業を受けるコツは、

初見の文章を読むときにどう活かせるかを強く意識しながら授業に参加すること。
 

一度やってみてください、
めちゃくちゃ頭を使いますよ。
 

「次に先生はこの文にふれるはず」

なんて予想ができるようになったら、きっと復習確認テストの点数も上がってくるでしょう。
 
 
 

学校の国語の授業は、初見の文章を読むときにどう活かせるかを強く意識するように心がけると、とっても役に立ちます。入試対策にもなります。

授業を大切にね。
 
 
 
 
 

以上、1・2年生向けのお話でした。

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかない一日をお過ごしください。
 
 
 

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