あなたの身近に泣く子はいませんか? 紳士的ななまはげおじさんです、こんにちは。
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今日も高校のお話、これで5日連続ですな。コロナ禍で教育現場が大騒ぎになる中、文部科学省はその先を見つめて、高校改革を進めるようですぞ。
高校の普通科、分割されるかも
今朝の某新聞より。
実は、昨日のwebニュースでおおまかなところを聞いていたのですが、その私でもこの記事はなんだかわかりくい(笑)。
それでは、私なりにこのニュースを解説してみます。
今の高校は3種類ある
これね、高校の学科の種類についてのお話なんです。
高校の学科が2種類だけだった時期から、話を始めましょう。
昔の高校は、大きく分けて2つの学科がありました。
・普通科
・専門学科
工業科
商業科
園芸科など
高校には、普通科と専門学科がある・・・今でもこういうイメージでとらえている方がいるかもしれませんね。
実は違うんです。
今は、下のように変わっているんです。
・普通科
・総合学科
普通科+専門学科のイメージ
幕張総合や君津青葉など
・専門学科
工業科
商業科
園芸科など
社会の変化に合わせて、総合学科ができたのです。普通教育と専門教育の両方を受けられるというもの。君津青葉などはイメージしやすいかもしれません。元・君津農林です。農業や林業についても学ぶことができます。幕総はまったくのナゾですが。普通教育と「部活動の専門教育」かな???
数年後、普通科が分割される
さてさて。
現在、日本の高校生の7割は普通科に通っています。これについて文科省は、「高校ごとの特色が薄く、画一的な教育が生徒の意欲をそいでいる」ととらえているようです。
そこで、改革をするのだそうです。
普通科を、次の4つに分割!
今までと同じ「普通科」、文系・理系の枠組みを超えて学ぶ「学際融合学科(仮)」、そして少子高齢化など地域社会の課題解決などを学ぶ「地域探求学科(仮)」、最後に「スポーツ・芸術科(仮)」。
・・・とまぁ、そういう内容の記事だったわけです。
つまり、数年後にはこうなるわけですな。
・普通科
普通科
学際融合学科
地域探求学科
スポーツ・芸術科
・総合学科
普通科+専門学科のイメージ
幕張総合や君津青葉など
・専門学科
工業科
商業科
園芸科など
高校卒業後を考えた志望校選択を
複数の記事を読み比べて感じたことをまとめます。
文科省はこんなイメージかな???
高校受験で志望校を選ぶときに、
とりあえず普通科にしとこう
という選び方はさせたくない。
自分自身の進路を考えて、
大学に行きたいから普通科!
大学進学はしないので学際融合!
高校卒業後に地域に貢献したいので地域探求!
部活命なのでスポーツ科!
そんな進路選択をしてほしい、
ということではないかな?
学際融合学科(仮)がどんな授業を行うのか、私にはさっぱりイメージがわきません。ここでは「大学に行かないので」としましたが、ひょっとしたらそうではないかもしれません。あしからず。
・・・みなさん、G型・L型って、覚えてます?
グローバルな人材を育成する大学と、ローカル(地域)に貢献する人材を育成する大学に分けるという考え方。調べたら、あれ2014年のお話でした。もう6年も経ったんですなぁ。
今回の高校普通科改編、大学のG型・L型のお話を連想してしまいました。
以上、高校普通科を文科省がいじろうとしているというお話でした。私がもっとも気になったのは、記事の最後です。
文科省は同年(21年)3月までに省令を改正し、21年度から新学科の生徒募集、22年度から設置をできるようにする方針だ。
22年度の新入生は、学際融合学科(仮)や地域探求学科(仮)の初年度生になるわけですか。ずいぶん急な話だなぁ。
22年度の新入生って・・・現中2!?
あまりに急では!?
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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