先日、大雨の中、持っているカサを開かず、ずぶ濡れのまま背筋をピンと伸ばして歩いている女性を見かけたなまはげおじさんです、こんにちは。マスクもしていたのでおそらく幽霊ではないと思うんですが(もしくは公衆衛生への意識の高い幽霊)、鳥肌がブワァって立ちました。
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今日も高校入試の話題。もうこれで4日連続ですな。
千葉県も範囲縮小!
今日の某新聞にこんな記事がありました。
あらら。
昨日も何度も県教委のサイトをチェックしていたのですが、何ら発表はなかったのになぁ。今朝もまだ動きなしですぞ。県教委の中の人、急いでくださーい。
・・・とプンスカしてたら、9:00 に動きがありました。リンクを張っておきますね。
中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度千葉県公立高等学校入学者選抜等における配慮事項について
縮小する理由
縮小決定の理由について、記事にはこうあります。
県教委は6月、千葉市を除く県内314中学校に状況を調査。国語と英語は、全体の98%の中学校が来年1月までにすべてを学び終えるが、数学と社会、理科については約1割の中学校が「来年2月以降も学習が続く」と回答したという。このため、3教科の出題範囲の縮小を決めた。
「県内314中学校に状況を調査」って、おかしな文ですな。「県内314中学校の状況を調査」 じゃないの?または「県内314中学校に状況の報告を依頼」 とか、「県内314中学校にアンケートを実施」 とか。これ、校正してもらったのかな。
もうひとつ、「%」と「割」を混在させるのもやめようね。揃えましょう。
そうですか、数学・社会・理科の3教科では、「約1割の中学校」が「来年1月までには終わらない」と回答したということですか。
終わらないと回答した中学校が11%とか12%とかであれば、「1割を超える中学校が」「1割以上の中学校が」という表現になるでしょうから、実際は7~9%くらいなんでしょうなぁ。
つまり、「1月までに終えられる」と回答した90%以上の中学校が、7~9%しかいない進度の遅い学校に合わせる形になるわけです。
ヘンなの
そんな感想を抱いた次第でございます。
外される単元
さて、入試から外されることになった単元をチェックしましょう。
まとめ直し。
数学 「標本調査」
英語 なし
理科 「単元6」
社会 「公民・国際社会」
ほぼ私の予想どおりになりました。
数学の図形領域(相似・円・三平方)や英語の後置修飾(分詞・関係代名詞)をカットされなくてホッとしました。これなら、現中3生は高校進学後に「高校の授業についていけない」と悩むことはないはず。
いいぞ、県教委!
カットする単元について、教科書ごとにページ指定までしてくれました。これはわかりやすい。
ありがとう、県教委!
・・・ただですね(上げた後に落とすスタイル)、理科がちょっと気になるんですよ。
「第3学年で扱う実験の操作方法及び観察の手法については、出題しない」とありますが、これ具体的に何を指しているの???
例えば、『土の中の小動物の観察』の問題で、観察の流れについての出題はしないけれど(中学校の授業で実際に観察をする時間が取れないからしょうがないですよね)、「ツルグレン装置で電球を使うのは何のためか」「70%のエタノールを使うのは何のためか」といった基礎知識を問う出題はする、という意味かな???
ここだけわかりにくいので、もう少し具体的に説明してほしいです。県教委の広報担当の方、よろしくお願いします。
以上、千葉県も高校入試の出題範囲縮小が正式決定、というお話でした。近県に比べると、受験生の高校進学語を考慮した出題範囲になったと言えるのではないでしょうか。千葉県の受験生のみなさん、短くまとめると、出題範囲はほとんど去年と同じと考えてOKですぞ。なお、他県のようすは下のリンクからご確認ください。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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