なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は勉強法のお話、リライトです。
やってはいけない勉強法
世の中にはいろいろな勉強法があります。
例えば、英単語の暗記なら、
音読して耳から慣れさせたり、
ひたすら書きなぐったり、
a/p/p/l/e とつぶやいたり、
テスト形式をくり返したり、
やり方は人それぞれです。
さくら塾としては、中学生のうちにさまざまな勉強法を試してほしいと考えています。自分に合った勉強法を求めて試行錯誤することも、自学をする意義だと思うからです。
しかし、できれば避けてほしい勉強法、おおげさに言えば「やってはいけない勉強法」というものもあります。
効果が期待できなかったり、
時間がかかるだけだったり、
自己満足で終わりそうだったり、
そういった勉強法を試しているさくらっ子を見かけたときには、どういう意図を持ってその勉強をしているのか、声をかけるようにしています。
やってはいけない勉強法
それではここでクイズです。
自学の初心者である中学生の多くがやりがちなんだけど実はやめといたほうがいい勉強法、大げさに言うなら「やってはいけない勉強法」というものがあります。
それは何でしょうか???
ちょっとスペース空けますね。考えてみてください。
やってはいけない勉強法とは、まとめノート作りです。
これ、好きな生徒多いですよねぇ。
テストが近づくと、大量のペンを使ってカラフルなまとめノートを作ることに生きがいを見出すタイプ、あなたの周りにもいませんか。
意地悪な言い方になってしまって恐縮ですが、このタイプはなかなか成績が上がってこないんですよ。
テスト直前のまとめノート作りはやめといた方がいいです。
時間がもったいないから。
やめときましょう。
そもそも非常に質の高い完成済みのまとめノートが、ひとりひとりに国から支給されているじゃないですか。
教科用図書、通称;教科書です。
教科書こそがまとめノートなんです。十分まとまっているのですから、あとは必要に応じて教科書に書き込んだり、線を引いたりすればそれでOK。
もう1つ、授業で使った学習プリント。
先生が生徒の理解を助けるためにわざわざ作ってくださったプリント、つまり、テスト問題作成者によるまとめノートなんです。
テスト対策には最高の教材ですし、自分でイチから作るよりも短い時間で自学が進むと思いませんか?
ただ、「自分で書いた文字でないと、なかなか頭に入らない」というタイプの人もいるかもしれませんね。
そういう人は、「ココがややこしくてよくわからない」というところだけに絞ってまとめてみるのはどうでしょうか。
どうしてもまとめノートが必要なら、
出題範囲すべて……✗
ポイントのみ………○
短い時間で済ませましょう。
アウトプットが重要です
さて、自学で「まとめノート作りをしない」ことを心がけていくと、自然と「まとめ」や「復習」の時間が短くなってくるはずです。
時間が浮くわけですね。
この浮いた時間を、何に使うべきでしょうか。
また間隔を空けますから、考えてみてくださいね。
それは、問題演習です。
問題を解くことに、時間をたっぷり使うのです。
教科書の章末問題や(巻末に解答アリ)、
学校のワークの間違えた問題、
塾のテキストもオススメ。
まとめノート作りではなく、たくさんの問題を解くことに時間を使うのです。
特にテスト直前は、基礎・基本の「穴」を見つけるために、インプットではなくアウトプットに注力するのです。
①問題を解く
②丁寧にマルつけをする
③間違い(=「穴」)を見つける
④「穴」を埋める(=復習する)
間違えてしまった問題こそが、基礎・基本の「穴」です。テスト本番で出題されたら、失点してしまう可能性大。
この「穴」を埋めることこそが、テスト直前にやるべき勉強です。
時間をかけて構いません、じっくり確実に「穴」を埋めましょう。教科書や授業プリントを読んでも納得できなければ、学校(や塾)の先生に質問して解決しましょう。
大事なことや覚えるべきことを身につけるには、暗記に時間をかけるだけではダメなんです。
問題演習をくり返さなければ、覚えるべきことは身につかないのです。
まとめノート作りに時間をかけるのではなく、問題演習に時間をたっぷり使うべきである。このことに気づいて行動に移せるようになれば、自学の初心者からは卒業です。
基礎学力は間違いなく向上しますし、そうなれば定期テストの得点も安定してきます。
ホントだよ。
以上、やってはいけない勉強法についてのお話でした。
学校の定期テストは、授業で学んだ基礎・基本がどれだけ身についたかをチェックするために行うものです。これを意識してテスト勉強を進めていってくださいね。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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