【令和8年度入試】入試2日目の「検査」、今年はこれをやるよ!

千葉県の高校入試
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なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。

今日は千葉県公立高校入試のお話。
 
 
 

今年も変更アリ

9日(水)、千葉県教委は、各公立高校ごとの『学校設定検査』の内容を発表しました。
 

『学校設定検査』???

 
うむ、今年もそこから説明しますね。
 
 
 

『検査』って???

令和7年(2025年)7月の今、中学3年生であるみなさん、こんにちは。

来年の春、
令和8年4月に、
進学先の高校で、

みなさんの入学式が行われますね。

ですから、みなさんの入試は、「令和8年4月の入学式に参加できる人を選抜するための入試」なので、令和8年度入試といいます。
 

令和8年度入試のスケジュールはコチラ。

第1日 2月17日(火)
①国 語
②数 学
③英 語
 
第2日 2月18日(水)
④理 科
⑤社 会
⑥学校設定検査
 

『学校設定検査』とは何か。

その答えは、

6つめのテストです。
 
 

もうちょっと説明しますね。

『学校設定検査』とは、

・面接
・集団討論
・自己表現
・作文
・小論文
・適性検査
・学校独自問題
・その他の検査(思考力を問う問題)

の8つの検査のうちから1つ(あるいは2つ)を、それぞれの公立高校が自由に選んで、第6の教科として行うもの。
 

へえぇ~

 
県教委は、それぞれの検査を以下のように説明しています。
 

面接
学習活動や学校生活に対する意欲・関心、あるいは、一般常識等を問う検査。
集団討論
複数の受検者に対して、同一のテーマを与え、司会者を定めないで自由に討論をさせる検査。
自己表現
決められた時間内において、あらかじめ受検者が申告するなどした実施形態によって発表をさせる検査。
作文
指示された題名のもとに(自由に書かせることを含む。)文書を作成させる検査。
小論文
ある文章や資料等を与え、その全体又は一部について問い、受検者のものの見方・考え方等をみる検査。
適性検査
専門学科が、その特色に応じて行う実技等の検査で、各学校が指定する実施形態によって行う検査。
学校独自問題による検査
基礎・基本の定着をみる問題、思考力・応用力をみる問題又は教科横断的な総合問題による検査。
その他の検査
上の7つ以外で、あらかじめ学校が示した方法による検査。県が作成する思考力を問う問題など。

    

???

ヨクワカラナイゾ

 
私なまおじは、それぞれの検査を以下のように解釈しています。完全に偏見ですので、参考までに。
 

面接
受検生の人柄を重視したい高校や、真面目な生徒が欲しい高校が選ぶ。難点は、時間がかかること、そして試験官の人数が必要になること。どこの中学校でも事前練習してくれるはず。
集団討論
これは大人が入社試験などでやる検査。中学生には難しすぎる。事前に対策が必須。学級担任の先生に要相談。
自己表現
部活動に力を入れたい高校が選びがち。高校側が表現してほしいのは、中学校生活でどんなことをしたのかではなく部活動の技能であることがほとんど。1学期のうちに、中学校の部活動の顧問の先生に相談しておくとよい。
作文
5教科のテスト結果を重視する高校が選ぶ。よほどおかしなことを書かない限り、合否に影響がないことが多い。事前対策の必要性は低い。
小論文
大学入試でよく採用される、作文とはまったくの別物。やってみればわかるけど、これは難しいです。事前の練習が必須だが、国語科の先生に採点していただく必要あり。
適性検査
特別な学科(専門学科)で採用される。千葉女子家政科や下総自動車科や市立船橋体育科など。第9学科にも専門学科のある高校は多いのに、なぜか見かけない。
学校独自問題による検査
高校の先生が問題を作成するペーパーテスト。東京都などで行われている方式。今年も採用した高校はナシ。そりゃそうだよ、問題作るのってすごく大変だもの。
その他の検査
思考力を問う問題のこと。実際に問われているのは、思考力というよりすばやく問題を処理していく能力のような……。

 

なるほど!

メンドクサイのが
混じってますね

 
メンドクサイの、ありますね。

・思考力を問う問題
・小論文
・集団討論

の3つは、入念な事前準備が欠かせません。

あなたの志望校がこの3つを実施するなら、対策を考えてくださいね。
 
 
 

それでは、各高校がどんな『学校設定検査』を指定したのか、その内容をチェックしていきましょう。
 
 
 

どの『検査』かな???

当ブログ恒例のまとめ方、

内房エリアの上位校
第9学区

以上2つのグループについてまとめて、チェックしていきます。
  
 
 

内房エリアの上位校

まずはさくらっ子が愛してやまない内房エリアの上位校から。
 
 

 
 
とても大きな変更がありました。
 

県千葉千葉東が、「思考力を問う問題」をやめたのです。

受検生にどのような影響があるかを短くまとめると、塾なしでも両校を目指せるようになった、ということかな。

※「思考力を問う問題」を採用しているのは、東葛飾のみになりました。
 
ここ数年倍率が低下気味だった県千葉、久々に受検生が戻ってくるでしょう。激戦の予感。

千葉東はどうだろう……小論文を嫌う受検生は少なくないはず。
 

もう1つ、幕張総合看護学科が、志願理由書の提出をなしにしたようです。
 
 
 

第9学区の各高校

第9学区の高校をまとめました。
 
 

 
 
すべての高校・学科が変更ナシ。

君津商業、昨年と同じコメントになりますが、面接をすべきだと思うんですよね。普通科ではありませんし、なぜこの学校を選んだのかを確認したい先生方は多いのでは? 入学前指導のような意味合いでも、面接を推します。
 

それにしても、第9学区、自己表現を選ぶ高校が多すぎませんか。どこもかしこも部活動重視ばっかりで、その学校の特色のようなものがまるでわからなくなっています。

適性検査を採用するのはどうでしょう。「ここは普通科じゃないですが、あなたはそれを十分理解して受検してますか?」と確認を迫る意味で。

学校選択問題もアリだと思います。超がつくくらいの基礎問題をやらせて、「ウチは学業最優先です」「あまりにできなかったら不合格にします」とする高校があったら、私は推しますね。
 
 
 
 
 

以上、学校設定検査についての特集でした。県教委のサイトはコチラ

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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