なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は令和7年度の千葉県公立高校入試のデータ特集です。
今年度の入試の傾向は?
千葉県教育研究会の進路指導研究部会が、公立高校の進路志望状況調査の集計結果を発表しました。
※県教委が発表したデータではありません
進路指導研究部会の先生方、今年もありがとうございます。
それではさっそくデータを見ていきましょう。情報量が多いので、絞ってチェックしていきます。
都市部と郡部
千葉県公立入試は、
●都市部は倍率が高くなりがち
郡部は低くなりがち
●人気校だけに人が集まりがち
その他多くが定員割れになりがち
という傾向がずっと続いていますが、今年はどうでしょうか。
9つの学区の一番手校のようすをまとめました。
「都市部」に該当するのは、第1・2・3学区(第4学区も?)、「郡部」が第5・6・7・8・9学区です。それぞれの学区でもっとも人気を集める一番手校といっても、都市部と郡部とでは倍率が全然違いますね。
こうした倍率と大学現役進学実績は、少なからず相関がありそうです。
※特集ページはコチラ
内房エリアの上位校
次は、内房エリア上位校のようすです。
県千葉、2.02 → 1.86 → 1.78 と、3年連続で倍率が下がっています。高倍率の県船橋から移ってくる人もいるでしょうし、さらに倍率の低い千葉東に移る人もいそうです。
千葉東も3年連続で下がっていますが、その下がり方が今年は一段と激しいです。チャンスの年なのかもしれません。
木更津普通科は昨年受験生が多く集まりましたが、その反動でしょうか、今年はゆるやかな入試になるかもしれません。
理数科は普通科と「くくり募集」にすべきだと思うんですよ(←毎年書いてます)。
幕総総合学科は定員を40人削りましたが、それでも例年どおりの大人気です。
君津普通科、今年も 割 れ ま せ ん で し た 。地元民として胸をなでおろしております。
第9学区のようす
第9学区の公立高校に、県千葉・千葉東・幕張総合の人気3校を加えて、
①1.00倍以上の学校
②1.00倍を割っている学校
の2グループに分けてまとめました。
まずは①のグループ。
んー、定員減となった姉崎に(160人 → 120人)受検生の人気が集中してしまっています。いろいろ考えた末での県教委の判断だったとは思いますが、はたして正しかったのでしょうか。
地元の伝統校である木更津東に人気回復の兆しが見られます。これは嬉しいですね。
その一方で、袖高が元気がありません。少子化進行中とはいえ、ここまでの低倍率はちょっと記憶にないですぞ。袖ヶ浦市民の見解を伺いたいところ。受検予定のあなた、油断はしないでね。
次に②のグループ。
定員減になった君津商業、もう少し集まれば二次募集は回避できるかもしれません。今後の受検生の動きに注目ですな。
木更津理数科は、おそらく普通科からの移動があると思います。少しは増える。ただねぇ、どれだけ動いてくれるかわからんのよ。だって今年は普通科もあまり志望者が多くないでしょ? ちょっと読めない。
市原緑はいったいどうしちゃったんでしょう。姉崎からこちらに大移動があるのかな。
市原・君津青葉・天羽は、その立地を考えると、大きな出入りはないと思われます。おそらく、ほぼこのままの人数が出願するのでは。
袖ヶ浦情報コミュニケーション科、衝撃的な数字です。普通科からどれくらい移ってくれるんだろう。うーん、今年は普通科もあんまり多くないんですよねぇ。かなり心配。
受験生のみなさんへ。
あまりこうしたデータを気にしすぎないようにしてくださいね。
高倍率におびえない。
低倍率に喜ばない。
「あっちの高校のほうが倍率低そう」なんて理由で受検校を変更すると、入学後に後悔することになるかもしれませんよ。
なぜその高校を受験したいのか、
その気持ちと向き合って、受検校を決定してください。
何か聞きたいことのあるさくらっ子&保護者のみなさまは、いつものようにLINEを。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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