【令和８年度入試】現２年生から調査書の項目が削られるよ

　
　
　
なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。

千葉県公立高校の入試改革のお話。
　
　
　

調査書スッキリ？

現２年生が挑む令和８年度入試から、調査書の項目が削られることになりました。

順に説明していきます。
　

現行の調査書がコチラ。
　
　

　
　
県教委のサイトで公開されています。

現３年生の調査書は、すでに完成しているはず。あとは印刷して、校長先生にハンコを押してもらうだけになってます。

例えばこんな感じ。
　
　

　
　
下半分 ↓
　
　

　
　
細かいですよね。

これを作成するのは、３年学級担任です。残業してくださった先生もいらっしゃるかもしれませんぞ。感謝しなくちゃですな。
　
　
　

さて、この調査書が、現２年生の代から変更されることになりました。

次の４つの項目がカットされます。

・総合的な学習の時間の記録
・出欠の記録
・行動の記録（第３学年）
・総合所見

下の画像の色をつけた項目です。
　
　

　
　
「配慮の必要な生徒の心理的負担等とならないよう」という理由だそうです。

ふぅむ。

欠席日数は今の時代にそぐわないものになりましたし、残りの３つは合否に直接関わるものではなかったので、納得できる変更かな。

資料はシンプルな方がいいに決まってますからね。うむ。
　
　

ただ、意外だったのは、「部活動の記録」欄が残ったことです。地域差こそあれど、中学校から部活動は離れ始めていて、ここ数年でその動きは加速しています。神戸市は中学校から部活動を完全に切り離しましたね。

部活動やスポーツクラブでの活躍は、「特記事項」欄に書けばいいのに。そうすれば、もっとスッキリして、高校の先生方も読みやすくなるのでは？
　
　
　

２年生の代からの調査書、こんな感じになるのかなというものを、簡単に作ってみました。
　
　

　
　
Ａ４版縦ではなく、横になるかもしれませんな。レイアウトも大きく変わるかもしれません。
　
　
　

以上、調査書が変更されますよというお話でした。
　
　
　

なお、カットされるんじゃないかと話題になっていた国語の「聞き取り検査」ですが、令和９年度入試から、つまり現１年生が挑戦する入試からカットされることになりました。

言い換えると、現２年生の入試では「聞き取り検査」を継続するということです。
　

県教委の資料はコチラ。

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。