なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
渋谷区の取り組みのお話です。
午後は授業ではなく
昨日のブログで、授業時間が全国的に短縮されるお話を紹介しましたが、実はすでに横浜市などで先行実施されています。
文科省の指示を待つことなく、地域ごとに特色ある教育改革を実践しているところがあるんです。「子どもたちのために」「先生方のために」と市長や教育長が積極的に動いているのでしょう。
そういう市には、人材(補助教員の方など)も集まりやすくなるなど、好循環が生まれているはず。うらやましくなりますね。
今日紹介するのは、渋谷区が来月から始める取り組みです。東京新聞が2月に報じたのですが、すでに目を通した方も多いでしょうか。
記事抜粋は以下のとおり。
4月から、東京都・渋谷区立小中学校全校の午後の時間を、子どもたちが主体的に学ぶ「探究学習」に充てる。
子どもたちは、午前は国語や算数といった教科の学習が中心だが、午後は、興味を持ったテーマごとに調査や実験、制作活動、発表などに取り組む。
地域や企業から講師を招くこともありうるといい、長谷部健区長は「(各校エリアには)面白い人材がたくさんいる。そうした方々や地域の力を活用したい」と話した。
渋谷区の基礎データは、
人口 22万人
区立小学校 18校
区立中学校 8校
8つある中学校のすべてが、学年4クラス以下の小規模校です。社会科で勉強する「昼夜間人口比率」という用語が思い浮かべた人も多いのでは。
その渋谷区立のすべての小中学校で、午後は国語や数学などの授業、いわゆる座学をやらなくなるんだそうです。なんじゃそりゃぁ。
こんな感じになるんでしょうか。
1;国語
2;数学
3;英語
4;理科
(昼食)
5;探究
6;探究
午後は、「クラスみんなで同じことに取り組む」姿はなくなるってことか。
さまざまな学年の生徒が、
校内のさまざまな場所で、
さまざまなことをする。
教科の枠を飛び越えて、教科書にないことを調べて考えて。うん、何だか楽しそう。小規模校ならでは、ですね。先生方は相当大変そうですが笑
知的好奇心が旺盛で、自ら課題を見つけ、調べようとすることのできる生徒には、きっと効果の大きい改革だと思います。学習意欲の低い生徒や、指示がないと動けない生徒は、時間を持て余しちゃうかな。
ちょっとだけ昔に、文科省がゆとりある教育を推し進めようとして大失敗してしまいましたが、本当はこういうことをさせたかったのかもしれませんねぇ。
記事はコチラ。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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