なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
さくら塾の名物テストのお話。
『ブルームテスト』
bloom は名詞としては「花」「花盛り」、動詞としては「(花が)咲く」という意味の英単語です。さくら塾という名前の進学塾ですので、テストにも花に関することばを選んで命名しました。
『ブルームテスト』って?
『ブルームテスト』、通称『ブルテ』とは、単元末テストです。
ひとかたまりの学習(=単元)の基礎・基本がどれだけ身についたか、それをチェックするために行います。当然出題はすべて基礎問題ばかり。合格できて当たり前とお考えください。
特別な対策は不要です。
いつもと同じように出題範囲を復習し、必要なだけ問題を解く(=反復)するのです。
ここまでしっかり学習できていて自信のある人も、ミスしたことのある問題を中心に、あらためて問題演習に取り組み、単元の仕上げをしましょう。
『ブルテ』の採点結果は、時間が許せば保護者の方へ「速報メール」でお伝えするようにしています。帰りのクルマの中で、ほめたり励ましたりするのに役立てていただけたらいいなぁと思っております。
合格ラインは?
『ブルテ』の合格は95点以上です。
『ブルテ』に一発合格できると、ちょっとしたごほうび(クリアファイルや消しゴムやシャーペンの芯など)のプレゼントがあります。
不合格だと?
一発合格するのが当たり前の『ブルテ』ですが、ときには不合格になることもあるかもしれません。その場合は……
●残念ながら不合格
↓
①解き直し
↓
②なまおじチェック
↓
③解き直し完了
↓
④追試
追試でも95点に届かなかった場合は、再び①からやり直し。このサイクルを合格できるまでくり返すのが、『ブルテ』です。
みんなに追いつかなきゃ
今日中に追試に合格するぞ
がんばれー!
基礎・基本をしっかり身につけるために、粘り強く取り組ませています。
不合格だったさくらっ子に「この日に自習室に来て追試を受けようね」などと声をかけることはありません。どうすべきかをさくらっ子が自分で考え、スケジュールを調整し、行動に移してほしいからです。自学力を育てるために、あえて口を出さず見守っています。
昨年度までは、95点に届かなかった場合、合格するまでその教科の次回以降の授業に参加できないというペナルティを課していました。
例)英語の『ブルテ』に合格できないまま次回の授業日を迎えてしまった。この場合、数学の授業には参加できるが、英語の時間には教室にいることができない。自習室へ移動し、合格するまで追試に挑戦する。追試を受けている間も、教室では授業が進んでいく。
今年度、すなわち2024年3月から、このペナルティを廃止し、追試合格の〆切日はさくらっ子本人に設定してもらうこととします。
※遠方から通ってくれるさくらっ子が増えたため、送迎のご負担を考えての変更
※昨年度、ペナルティなしの『ブルテ』を試験実施
※状況によってはもとに戻す可能性アリ
『ブルテ』は効果絶大
ここで、数年前の実例を。
数学が苦手で、「連立方程式の解き方」の『ブルテ』にドがつくほどハマってしまったさくらっ子がおりました。
挑んだ追試は十数回。1回につき50問出題されるので、追試だけで連立方程式の基礎問題を700問以上解いたことになります。それも、制限時間内に、超本気モードで。
すると、回を重ねるごとに、スピードも正確性も上がってくるのが答案用紙から見てとれるのです。少しずつ、基礎計算力が向上しているのがわかるんです。
最初は問題を解き終えることすらできなかったのに、しばらくすると、得点が90点台で安定してきました。本人も手応えを感じ始め、本気で悔しがったりするように。合格できたときには大喜びしてました。
その後に行われた1学期期末テストでは、自己記録を大きく更新する90点台を記録、通知表の評定は初めての「5」。まさに大成功でした。
『ブルテ』は、合格できるまで、何度も何度も基礎・基本の問題を解くことになります。質の高い典型問題で、問題演習の量を確保できるのです。さくらっ子が定期テストに強い理由が、ここにあります。
他の塾のように、とても難しくて手が出せないような問題ではなく、基本の問題をたくさん出し、自分が分からなかった穴を見つけ出せる『ブルームテスト』が、とても役に立ちました。
95点以上をとらないと合格できないシステムなので、嫌でも勉強しなければならないので、穴を見つけてもそのままにしてしまう性格の私にはすごくありがたかったです。
おかげで計算力、スピードも上がり、学校の定期テストでは常に上位をとれていました。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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