こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
宿題についてのお話です。
自学のできるさくらっ子に
さくら塾では、宿題がほとんどありません。
ミニテストの直しくらいで、授業の復習は各自にゆだねています。
1年生には、「このページをこんなやり方で復習するといいよ」とアドバイスしますが、強制はしていません。
2年生になるとそういった声かけがだいぶ減り、3年生にはほぼ任せています。
今日のブログは、なぜ宿題を出さないのかというお話です。
「宿題を出して」
小学生はみんな宿題が大嫌い。さっさと遊びに行きたいですもんね。
しかし、中学生になると精神面が成長しますから……
勉強やらなくちゃ……!
高校受験を意識して自ら机に向かうようになってきた中学生の中には、もっと宿題を出してほしいと希望する人が出てくるのです。
……ビックリしている人がいそうですが、いやコレ本当ですよ。マジメな子ほど、もっと宿題を出してほしい、なんてリクエストしがちなんですよ。
話を進めますね。
なぜ宿題を欲しがるのか。
それは、何をどのように勉強すればいいのかわからないからです。
中学生は、自学自習の初心者です。
勉強する内容や方法について、自分自身で考えて試してみた経験の浅い人がほとんどのはず。
自分自身で考えて とは、次のような一連の流れを指します。
テストで得点できない問題があった
↓
●計画する
この単元をやらなくちゃ(何を)
期限を切る(いつまでに)
こんな方法で(どのように)
↓
●実行する
↓
●身についたかチェックする
↓
●計画や勉強方法をふり返る
↓
必要があれば再復習
PDCAサイクルです。ここまで学習と真剣に向き合ったことのある中学生は、あまりいないでしょう。
家でひとりで勉強するには、あれこれ考えなければならない自学自習より、何も考えず強制的に取り組まねばならない宿題をやるほうがずっとラクチンなんです。
本人は勉強をしたという充実感にひたれますし、見守る親も勉強する様子を目にして安心できます。
宿題をたくさん出してほしいというリクエストは、それほど珍しいものではないのです。
さくら塾の昔と今
以前のさくら塾では、大量の宿題を出していました。
授業だけでは問題演習量が不足しますから、その確保のためです。
しかし、今、それはもうやっていません。
「この単元はまだ不安定です」
「こういう方法で復習しなさい」
「これだけの量をやりなさい」
そうやって大量の宿題や課題で縛りつけてしまうと、いつまでたっても自学自習の初心者から抜け出すことができないんですよね。
語弊を恐れずに言えば、頭を使わずに勉強する生徒を増産しているようなものですから。
宿題をたくさん出すのをやめた当初は、正直怖かったです。さくらっ子の成績が低迷するのではないかという不安がありました。
しかしそれは杞憂に終わりました。
私もさくらっ子も試行錯誤した結果、ひとりひとりが自分で考えて机に向かえるようになってきました。
定期テストも好成績をキープできていますし、また、進学実績も素晴らしいものになっています。
自学ができるようになろう
高校受験はあくまでも通過点。
高校受験への取り組みを通じて、自分で考えて勉強ができるようになってほしい。
ひとり机に向かって悪戦苦闘した経験は、高校入学後も、またその後の進路決定にも、大いに役に立つはずだから。
さくらっ子のみなさん、中学生の今だからこそ、自学自習に挑戦しましょう。
PDCAサイクルを意識して、
まずは机に向かいましょう。
最初はうまくいかなくてもOK。
失敗してもいいのです、
まだ中学生なんですから。
大切なのは試行錯誤を続けること。
自学の質は少しずつ上がっていきます。
大丈夫、私が支えますよ。
勉強に真正面から向き合いましょう!
「何をどうやって勉強すれば、この内容を理解し、身につけることができるだろう。」と試行錯誤していく経験こそが、勉強そのものである。
以上、宿題のお話、リライトでした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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この記事についてのコメント
初めまして!
埼玉の川越で松江塾という個人塾をやっている真島と申します。
塾ブログを書いたり読んだりすることが趣味で、全国の塾ブログを読み漁っていたらこのブログにたどり着けました。
熱い指導、生徒に向き合う真摯な姿勢が文面から伝わってきて、思わず引き込まれてしまいました。
これから定期的に読ませていただきます!
おおぅ、川越の爆裂の真島先生じゃないですか!
先生のブログ、いつも拝読しております。
房総のいなかで毎日頑張っていますよ!
だんだん暑くなってまいりました、お互い倒れることなく夏期講習を完走いたしましょう!